適度な期待で子供を伸ばす!ピグマリオン効果の実践ポイント

2018年5月25日

こんにちは。子供には学力以上に身長を伸ばしてあげたい、背丈にコンプレックスのある弥津です。

伸ばしてあげたいと言えば、今回は期待」の力で伸ばす「ピグマリオン効果について、お話させていただきます。

人は自分を認めてほしいという承認欲求を持っています。

それは小さな子供にも備わっており、特に身近にいる親に対して「認めてほしい」と求めています。


親によっては「甘やかしてはいけない」と考え、褒めることを控える人もいるでしょう。

しかし、ダメ出しは大人になれば「進化の起爆剤」になることはありますが、子供の場合はひとつ間違えるとやる気を失う結果になります。


まずは、私のダメパターンからお話します。

期待されずに終わった私の若き日々

うちの両親は私に関心がほとんどありませんでした。


私が部活で好成績をあげようが、賞状をちらっとみておしまい・・・試合を見に来たことは一度もありません。

でも、学校の小テストみたいなどうでもいい答案が満点だと大喜び。


私とまったく価値観が違っていました。

親からは勉強に関しての「ダメ出し」を常に食らい、父母に夜遅くまで説教されたことは一度や二度ではありません。


親から否定され続けることで「生んでくれなければよかったのに」と思うようになり、いつしか努力が面倒だと感じました。

成果を出しても喜んでもくれない、期待もしてくれないとなると、努力自体がバカバカしくなるんですよね。


「僕の成果を親が期待して待っててくれている」と思えれば、私はもっとやりがいがあったと思います。

親が期待していることと、私の頑張りたいものが違ったゆえのすれ違いといったところです。


親に対して「自分を認めて欲しい」と強く感じた私の少年期でした。

ピグマリオン効果とは

以上のような私のダメ親パターンでは、私のように気合の抜けた大人になってしまいます。


それを予防するためには、適度に子供の頑張っていることに対して、親が「期待」を寄せることが必要です。


みなさんはピグマリオン効果という言葉を聞いたことがありますか?

親や教師、コーチなど目上の存在の人が期待を寄せる事で、期待された人の成績が向上する効果の事です。

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ピグマリオン効果(ピグマリオンこうか、英: pygmalion effect)とは、教育心理学における心理的行動の1つで、教師の期待によって学習者の成績が向上することである。 別名、教師期待効果(きょうしきたいこうか)、ローゼンタール効果(ローゼンタールこうか)などとも呼ばれている。

引用:ピグマリオン効果 – Wikipedia

親子であっても勉学やスポーツなど「師弟関係」が成立している場合、親が期待を示すことで子供が一層熱心に取り組み、実力を伸ばすことができるのです。


しかし、ピグマリオン効果はただ褒めまくればいいという事ではありませんね。

取り組み方については子供に任せ、成功した時に備えて親が「祝福」を準備している姿勢をみせるだけで良いのです。


成功を信じて準備している親の姿に、子供は「期待に応えたい」と思うようになります。

でも、そこはさりげなくが重要。

「期待しているぞ!」と、やかましく強調し、やたらと口出しする事とは意味が違うので気をつけましょうね。

子供を期待で伸ばす上での3つの留意点

親のやりたいように、やみくもに期待を押し付けてる事はNGです。

大きな期待が子供を潰すという記事を以前書きましたので、あわせてお読み下さい。

ピグマリオン効果にも『適度さ』が求められます。


そのバランスや負荷のかけ方などについて考えてみましたので、以下でご説明します。

褒めると叱るのバランス

なんでもかんでも褒めて全肯定しては、自分の失敗を認めないワガママ人間にしてしまいます。


期待してるからな。安心して取り組みなさい」とさりげなく伝えれば、あとは「お任せ」を心掛けましょう。


そして、他者に迷惑をかけたり、傲慢な態度など間違った言動をしている際には、しっかりと叱ることも重要です。


一番良くないことは、親が先走って熱くなる事です。

子供が進んでいる道を勝手に変更したり、レベルを上げたりする「余計な手出し」は避けるべきです。


親は「裏方」に徹しましょう。

親が主役になったかのような、子供へのダメ出し連発はご法度。 


一回叱ったら、あとで二~三回褒めるくらいの適度なバランスを考えましょう。

期待が重荷にならないように配慮する

子供に期待を伝える時に、親の言動があまりにも重く、その重さで潰してしまわないように注意しましょう。


「お前には期待してるぞ!成功のためにこれだけお金をかけてるんだからな」なんて大人の事情を伝えてプレッシャーをかけてませんか?


そのプレッシャーが子供の自由を奪ってしまいます。

いつしか「親に負担をかけているので、挑戦はやめてしまおう」という思考に。


声掛けや励ましは控えめなくらいでちょうどいいと覚えましょう。

親自身が期待される喜びを知っているのか

期待されて成果を出す喜びに導くために、もう一つ必要な視点があります。

それは、親が「自分の子供の時に、期待されることの喜びを知っているのか」です。


自分自身にピグマリオン効果についての実感がないのでは、期待のかけ方やその程度も分かりませんよね。


親や教師、先輩などからの思いを知って、「期待されてるから応えないと!」と考え、成果を出した経験があるのかを振り返ってみましょう。

そして、具体的に、その時々で目上の人たちがどんな接し方をしてくれたのかを思い出すのです。

自分が過去にピグマリオン効果の経験者と分かれば、その時に周囲の大人がどう接してくれたのか、そんな説得力のある経験談を参考にして、子供に還元するべきです。


ここは、自分の幼少期をいかに記憶しているかにかかってきますね。

しかし、私のように親や教師など「期待で伸ばす」ができない大人に囲まれて育った場合はどうすればいいのでしょうか。


ピグマリオン効果を体験できていない人は、今からでも自己暗示をかけながら「体験」するしかありません。


10キロ完走・・・漢検合格・・・日曜大工・・・何でも自分ができそうな事に取り組んでみましょう。


取り組んでいる最中、あなたは無意識ですが、目標を達成する自分に期待を寄せています。

「私はダメな人間だからやっても無駄」なんて思ってはいけません。


達成できた時、期待通りだった自分を自分で褒めたくなるでしょう。

自分で自分に期待を寄せて、成功体験に結びつけられれば、一人でもピグマリオン効果を経験できるのです。

親が心得るべき「子供への期待のかけ方」

「親が子供にかける期待」と「子供の目標」が一致しているのか、親は常に意識すべきです。


子供は興味がないのに、親の価値観で目標を子供に押し付けていたり、親の理想に誘導していないかを自分自身に問いましょう。


親がなって欲しい子供の姿と、子供がなりたい自分が違うようであれば、いくら期待をかけても負担なだけで、「人格否定」と解釈されてしまいます。


子供が主役になれるように「どんな自分になりたいのか」を子供と対話しながら聞き取りましょうね。


親は子供の意見を否定せず「いいね!そこまで成長できるように協力するよ。楽しみにしてるから」と言い、期待の気持ちを伝えるのです。

また、「期待は背中で見せるもの」だと、私は思います。


先程も少しお話したように、余計な口出しは無用。

親としては仕事など自分のやるべきことをすればいいのです。

Photo by Andrew Rashotte from Burst

どんな世界でも、成果を出すには適切なバックアップが必要です。


適度な関わりと、適度な自由の保証。

期待されているという心の充実感。


親は「子供の目標実現の裏方」であると意識して、それに徹していれば、自然と子供にピグマリオン効果が出てきます。


私もこんな素晴らしい親になりたい・・・。


それでは。
以上、弥津でした。

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