仕事に慣れてきた時に陥る自信過剰な「勘違い期」を乗り切るには

こんにちは。弥津です。

仕事に慣れてくると、誰にでも訪れる「自信過剰な勘違いの時期」。

今回が、仕事で信頼を失いかねない『自信過剰』な時期をどう乗り切ればいいのかを考えます。

新人当時は毎日が緊張の連続。

「自分はまだ何も分からない」という自覚があるので、何に対しても「私は教えてもらう立場」という姿勢で仕事に向かい合えます。


しかし、そんな緊張感のある新人時代も1年も経てば、仕事にも慣れてきて初心を忘れてくるものです。

「仕事ができるようになった」という自信となり、そしていつしか自分自身が大きな存在になったと錯覚するように。


このような仕事慣れしてきて横柄になりやすい1〜2年目の時期を、私は『勘違い期』と呼んでいます。

仮に、勘違いを続けて自分の愚かさに気付かないままだと、自分勝手な低レベル職員状態でキャリアを重ねてしまうことになります。


それでは、『勘違い期』をしっかりと突破して、一皮も二皮も剥けるには何が必要なのかをご説明していきます。

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私の経験した「勘違い期」

私にも介護士として働き出した20代前半に『勘違い期』がありました。


新人当初は、「介護士として働き出したけど、高齢者とどう接していいのか分からない・・・」。

「身体介護をするにしても、相手の体をどれくらいの強さで、そしてどこをどう触ればいいのかも分からない・・・」ものでした。


しかし、そんな初々しい新人時代は1年ほどで終わり、いつしか私も先輩職員たちから「作業が早くてすごい」、「君がいると仕事が早く終わるので助かる」と褒められるように。


人から褒められると必要以上に宙に浮いてしまう20代当時の私。

「俺は介護士として高い能力を持っている」と勘違いしていきました。


自信過剰になってくると、仕事は雑になるものです。

介護をしていても作業スピードにこだわり、身体介護をされている高齢者の気持ちなんて考えもしません。


排泄介助はテキパキすればいいと考えていたので、声掛けも疎か。

入浴に連れて行く際も車椅子レースでもしているかのようなスピードで廊下を疾走し、更衣時は服を脱がせるというよりは剥ぎ取る勢い、そして洗身も早く擦ればいいと勘違いしている手荒い介助・・・。


これで私は、自分が「カリスマ介護士」にでもなったかの感覚だったのです。

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勘違い期を抜けられないとどうなるのか

そんな『勘違い期』を抜けるきっかけが、運良く私には訪れました。

私が担当していた高齢者の家族から、大変強いお叱りを受けたのです。


家族が面談に来ているにも関わらず、自信過剰で礼儀知らずな私は挨拶もせずに居室に入ります。

そして、家族の前でおむつ交換を始めるのですが、その作業がとにかく荒かったようで。


私はその場でご家族からそう尋ねられました。

「あなたは、新人職員さんか何かですか?」


自分がカリスマにでもなった感覚だった私は、その言葉を受け入れることができず、あろうことか家族に言い返してしまいました。

「いいえ、私は2年の経験がある介護士です。おむつ交換中なので廊下で待っていて
もらえますか」と・・・。


今思えば、その「2年」が私には胸を張って主張できる経験年数だったんですね・・・世間知らずで何ともこっ恥ずかしいおこちゃまだったわけです。


反省の色のない私に対して、家族はその場で激しく非難。

その後、施設長を巻き込み、他の職員の前で厳しい指摘を受け続けたのです。

この経験で私の今までの『勘違い』は吹っ飛びました。

自分の行いが他者から尊敬されるものではなく、逆に「低レベルだ」と非難される程度のものだったと分かったのです。


私にとってはショッキングであり、恥ずかしい以外の何物でもない経験ですが、自分を見つめる良いきっかけになったのは間違いありません。


実際、この経験がなければ私はどうなっていたのか・・・。

もしかしたら、アラフォーになった今になっても横柄かつ低技術な『高齢者介護の専門家』として威張りくさりながら『カリスマ』を自負していたのかもしれない。


『勘違い期』を抜けられないと、知識も技術も考え方も、全てにおいて頭打ちになる。

ようするに、自分が神にでもなったと勘違いする「幼稚な大人」として恥を晒し続ける人生が待っているのです。

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勘違い期を乗り切るには何が必要か

こういった初心者を少し抜けた頃にやってくる『勘違い期』の固い壁を乗る越えるには何が必要なのでしょうか。

私のように、衝撃的な出来事が訪れ、自分を見直すきっかけがあればいいのですが。


なかには、運よくか、運悪くか、己を知る機会なく、経験年数を重ねてしまう人もいます。

それに、衝撃的な出来事に見舞われたにも関わらず、自分を変えることができない人も。


このことから考えると、勘違い期を突破するために必要なことは『人のせいにする思考を排除する』ではないかと思うのです。


私の身近にも、仕事の経験年数だけ20年以上という立派なものを持ちながら、人への口のきき方や、優しさを表現することが「大人のレベル」に到達できない職員がいます。

そんな彼は、まさに「苦情のデパート」。


その苦情だらけの彼に見られる傾向は、まさに「何でもかんでも人のせいにする」です。

自分に対しての苦情は100%、相手に原因があると主張します。そして、自分が業務上の失敗をおかした時も同僚などの関連した他者のせいにします。


そして、口癖は「俺はやるべきことはしている」です。

このような考えの人は、自分の問題点にまったく気付きません。

他者から自分の問題点を指摘されても、視点は自分に向かないのです。


それは過剰なまでの『自己愛』が原因。

自分は常に完璧で守られるべき存在・・・他者から非難されて傷つくことが怖い。


それゆえに、他者の責任にして、自分は無傷なままでいようとするのです。

自分は守られるのかもしれませんが、今の限界を突破することができませんよね。


それはまさに、『自分の殻に閉じこもっている状態』

殻を破らない人は、その殻の大きさのままで生きていくしかありません。


殻を破るには、人のせいにする癖を見直し、全ては自分の側に問題があるのではないかという考えを持つことではと思う、私です。


それでは。
以上、弥津でした。

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