「それはないでしょ」が口癖の人は頼っても頼りにならないワケ

2019年7月7日

こんにちは。話の最後に「それはないでしょ」をやたらと付ける同僚の話し癖が気になる弥津です。

みなさんのそばにはそれはないでしょ」が口癖の人はいませんか?
人が真剣に説明したり、相談しても「それはないでしょ」で終了・・・。そんな人のある特徴に気付きましたので、ご説明します。

人がいう言葉を受け止めずに「それはない」で打ち消してしまう人は、相手の気持ちになれないという大きな欠点を持っています。


それがゆえに、頼っても頼りにならない傾向が強いと私は思います。


では、なぜ、他者の悩みに関する解決策を真剣に考えずに「それはないでしょ」という言葉を言ってしまうのでしょうか。

それは、自分自身が「そんなことはないと思いたい!」という心理が関係しているのです。

口癖はその人の性格を表す

口癖にはその人の性格が表れます。

例を出すと、「要するに」が口癖の人は「自分に自信がある人」。そして、「一応は」が口癖の人は「失敗を怖がる、防衛本能の強い人」です。


では、「それはないでしょ」が口癖の人にはどのような性格が表れるのでしょうか。

「それはない」といって相手の話を否定・打ち消しをするのですから、自分勝手な性格が見えます。


相手の話は無しにして自分の話だけしたい、または相手の話を終わらせたいのです。

私の知人に「っていうか」が口癖の人がいます。

この「っていうか」も他者の意見を否定する意思がみえる口癖です。


実際に、この人とはとにかく話しづらい。人の話は途中で遮る、人の質問とは違う内容を答えるなど。

話すこちら側としても、伝えたい事の半分も吐き出せていない感じで、不快な気分にさえなります。


このように、口癖ひとつで性格は見透かされてしまいます。

口癖で自分の性格を露呈してしまうことを意識しなければなりませんね。

「それはないでしょ」と言ってしまう心理

人の話を聞くだけ聞いて、最後に「それはないでしょ」と言ってしまう心理にはどのようなものがあるのでしょうか。

その心理をご説明します。

解決策を導く経験を持ち合わせていない

他者から相談や報告をされた時、人は無意識に過去の経験を探っています。

相手の話に対する返事は、学んだ知識や経験談がもとであることが多いと思います。


相談したら的確に答えてくれる人は、この「知識」と「経験」が豊富なのです。

返事をするにも、材料がなくては形にできません。

尋ねられても、沈黙してしまったり、「それはない」で終わらせようとしてしまう人は、この経験則が足りないのです。


自分に分からない話しは聞いていて苦しいだけです。

そんな時は「早く話を変えたい、終わらせたい」という心理が働き、つい「それはないでしょ」と出てしまうのです。

ストレス・疲れることが苦手

人によっては、ストレスや疲労感が苦手な場合があります。

相手が特に難しい話をしているわけではなくても、自分の話だけ聞かせたい自己中心的な人であれば、人の話を聞くこと自体がストレスです。


自分の経験の無さから答えることが難しい質問であれば、なおのこと疲れますよね。


そのストレスが押し寄せてくると、人は自分が危険な状態に陥っていると認識して、「逃げる」手段を考えます。

その逃げる手段が「それはないでしょ」という言葉なのです。

何においても他人事

何事においても「自分には関係がない」と思ってしまう傾向が強いと、他者の話にも拒否反応が出てしまいます。

「他者の悩みは自分の悩みにもなるかもしれない」と思える人は、人の話しにも真剣に耳を傾けます。


他者の話を自分のことと考えられない理由は、「リスクへの恐怖心が強い」ことです。


人の話を聞いてしまうことで、共に責任を負わされるのではないかという「リスク」を感じるようになります。

そのリスクを回避する為に、日頃から耳に蓋をする癖がついてしまうのです。


「聞きたくない」=「そんなことはありえない」という思考の癖ができてしまい、他者の話にお耳に蓋をしている表れとして、「それはないでしょ」の言葉が出てしまいます。

責任転嫁の癖がある

リスク回避という意味では、責任転嫁の癖もついてしまいます。

自分は常にパーフェクトで、何かトラブルがあれば相手に全ての問題があると考えてしまいます。

そのため、他者の話を聞いても「私には責任のない話」としてしか聞けず、答えも真剣に出してあげようとはしません。

話しの最後に「それはないでしょ」といってしまうのは、「私には関係ないでしょ」と言っている事と同じなのです。


仮に、トラブルのきっかけを作ったとしても、このような人は「そんなことはありえない」で済ませようとするでしょう。

自分はベストを尽くしたので、その結果の良し悪しは他の人のせいだと訴えてしまいます。

「それはないでしょ」が口癖だと頼りにならないワケ

「それはないでしょ」が口癖の人には、以上のような特徴があります。

それでは、もう少し具体的になぜ「頼っても頼りにならない」のかを考えていきましょう。


他者の話を聞いた時、通常は以下のようなプロセスを経て、「返事」となります。

相手の訴えを、一旦自分の中に吸収する

自分の過去の経験の中から答えを考える

答えを言葉に変換して吐き出す

ここでものを言うのは「過去の経験」をいかに活用する能力があるかです。


失敗に対して自分で責任をとった経験、または他者からお叱りを受けたことを真摯に反省する、このような経験は苦しいながらも「似た場面に遭遇した時の解決策」として活用できます。


「自分の責任」として処理をした経験の数だけ、記憶の引き出しが増えます。


前述のように、何においても他人事や責任転嫁の癖がある人は、その出来事自体が自分には関係のないこととしてスルーしてしまいます。

そのため、記憶の引き出しに増えないのです。


何も頭から出てこないと、早くその場を終わらせたいものです。

「現実逃避したい」という心の叫びが、「それはないでしょ」なのです。


ないことにしてしまえば、考えずに済みます。
「そうだ!最初からそんな事実はないことにしてしまおう」という心理も働きます。


以上のような理由から、「それはないでしょ」と苦し紛れに言ってしまう人は、自分の責任として様々な困難を乗り越えた経験が少ない人といえます。

それがゆえに、頼っても頼りにならないのです。


いかがでしたか?

自分の言葉の癖には逃げの心理が表れていたり、自分がいかに過去を自分勝手に過ごしてきたかが出てくるものですね。


他者から頼られる存在になるためには、自分の癖から改善のヒントを得るのもいいでしょう。
私も気をつけていきたいと思います。


それでは!
以上、弥津でした。

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