こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
このように、会話しても「否定」や「ネガティブ」な反応ばかりで、話しづらい人います。
相手を意識し過ぎない上手くコミュニケーションがとれずに戸惑うかと思います。
- 嫌そうな顔をして話しを聞かない
- ひたすら褒めてあげる
- 相手を意識し過ぎない
この3点を意識すれば、徐々に円滑にコミュニケーションできるようになります。
仕事で卑屈過ぎて会話が円滑に行えない人と多く関わってきた私が、今回はこの疑問にお答えします。
根気は必要ですが、接しづらい傾向がある人に対して、今日から心がけてみませんか?
きっと上手く会話できるようになりますよ。
卑屈な思考の人とコミュニケーションを取るには、『肯定している』と伝え続けるのが一番。
「肯定」を意識すれば上手くコミュニケーションできるようになる!!
結論、自己否定やネガティブ思考の強い人と会話する時は、『肯定』を意識すれば上手くコミュニケーションできるようになります!
普通に会話しているのに、なにかにつけて態度が卑屈な人っていますよね・・・実際、若い時の私もそうでしたけど。
たとえば・・・(実話です)。
あいさつしても
そんなに意識して、あいさつしなくていいよ。
どうせ俺のことなんて、面倒だと思ってるんでしょ?
前向きな提案しても
それもいいと思うけど、私がしたらどうせ上手くいかないし・・・。
失敗すると思うからやめておくよ。
感謝を伝えても
特にすごい事したわけじゃないから、感謝なんてしなくていいよ。
褒めても
そんなにすごくないから・・・。
励ましても
俺、何やってもダメだからムリ。
このような感じで、相手が素直に返事してくれないケースってありませんか?
私も若い時は、何に対してもネガティブで素直になれない人でしたから、卑屈な反応しか出来ない人に何が足りないのか良く分かります。
基本的に、『肯定感』が足りないのです。
話しかける側は、肯定してあげたのに突き放されるような返事が返ってきたとしても、嫌悪感を持たずに根気強く接していくように心がけましょう。
なぜなら、卑屈でコミュニケーションが取りづらい人は、最近ちょっとした何かあったからそこまでネガティブになったわけではありません。
そこには、「トラウマ」があると私は思うのです。
心に刻み込まれた傷があると理解してあげることで、コミュニケーションをとる根気と勇気が生まれるでしょう。
関連記事『自分の口癖に気付いてる?会話中に多用しがちな注意フレーズ7選』(※別ウィンドウで開きます)
なぜ自己否定やネガティブ思考になってしまうのか
では、なぜ自己否定やネガティブ思考になってしまうのか・・・卑屈な反応をついしてしまう人の『心』を考えてみましょう。
私の経験からすると、前向き提言やお褒めの言葉、励ましの言葉をもらっても素直な返事が出来ない理由は、『自分に自信が持てないまま大人になったから』。
ようするに、若い当時に経験した自信喪失の原因となるトラウマが関連しているのです。
子供の頃は自分でしたいことがあっても、実現するかどうかは全て親次第ですよね。
子供は自分を認めてくれる親に出会えばいくらでも伸びる、しかしその一方で自己中心的な親に出会ってしまうと、様々なことに抑圧されてしまう。
子供は自分でどうにもすることが出来ない。
親から心の傷を修復する術のない子供は、その傷を持ったまま成長していくことを強いられてしまうのです。
そのような過去に受けた心の傷は、自己防衛本能を強めます。
だって、十分傷ついてきた人生だったのですから、これ以上傷つきたくないって思うのが普通ですから。
自己否定やネガティブ思考は、こうして出来上がるのです。
しかし、人はダメな自分だと思いながらも、どこかで諦めていないもの。
自分を『承認』して欲しいという欲求を持っています。
その承認欲求を理解してあげることも、コミュニケーションを上手くとるためのポイント。
承認欲求については、関連記事『承認欲求が弱い人は得なのか?特徴や心理が分かれば誰でも変われる』(※別ウィンドウで開きますで)をご覧ください。
卑屈な傾向の強い人と上手く会話するコツ3つ
じゃあ、卑屈な傾向の強い人と上手く会話するコツは何でしょうか?
- 嫌そうな顔をして話しを聞かない
- ひたすら褒めてあげる
- 相手を意識し過ぎない
この3点について解説していきますね。
会話の際にこれらを注意するだけで、コミュニケーションが徐々に円滑に出来るようになりますよ。
①嫌そうな顔をして話しを聞かない
卑屈な心持ちの人は、自分が他者からどう見られているか敏感です。
嫌そうな顔をして話しを聞いていないか、十分に注意しましょう。
笑顔で話しを聞いているつもりでも、顔が引きつっている場合があります。
表情は素直。
自分が思っているほど温和な表情をしていない場合があるので、警戒心を与えないように気をつけてください。
ネガティブな感情を持つ人に、ネガティブな表情を見せることはNG。
まずは表情で肯定している意思を示しましょう。
鏡の前で笑顔を作って、自分の表情がどう相手に映っているのかを確認するといいです。
②ひたすら褒めてあげる
前述の通り、卑屈な返事ばかりの人と円滑にコミュニケーションを取るには、根気が必要。
肯定している意思を一度伝えただけでは、卑屈さは180度変わることがありません。
トラウマで埋め込まれた傷を治すには、それ相応の時間が必要。
心を開いてくれるまで、ひたすら褒めて肯定し続けましょう。
卑屈だった私も、高校時代に部活で共に闘った同級生や後輩から褒められることで、徐々に心が修復できましたから。
ネガティブ改善は自分の力では難しい。
だからこそ、他者のパワーをいかにして得れるか。
褒め続ければ必ずコミュニケーションがスムースになると考え、根気強く接していきましょう。
③相手を意識し過ぎない
卑屈な反応ばかりの人は、「自分をもっと承認して欲しい」という欲求を持っています。
それゆえに、他者に自分を改善して欲しいという『他者依存』の傾向が強くなる時も。
その依存心が強まると、あなたへの一方的な要求、怒りがぶつけられることに。
ネガティブな受け答えが多い人に、必要以上の心遣いをすると依存される可能性があります。
対等なコミュニケーションがとれるように、時に自立を促すような『様子見』が必要。
苦しい状況だからこそ、突破口は自分で見出さないと、その後の糧にはなりません。
過剰に配慮してしまうと、相手は自分で心の操作をすることを怠ります。
相手が卑屈さを自分でコントロールできるように見守る姿勢を持ちましょう。
【まとめ】
今回は、『会話しづらい人とはどうすれば?卑屈な人と上手く会話するコツ』を紹介しました。
「たったこれだけ?」と思う人がいるかと思いますが、「物事の対処は簡単な方がいい」。
基本を理解して実行していれば、難しいところまで考えなくても、意外に突破口が見えてくるものです。
まずは、肯定する姿勢を見せる。
そして、相手の依存心を上手くかわす。
卑屈になった理由に寄り添い、敵対していると判断されないこと。
そうしているうちに、信頼関係が築かれ、円滑にコミュニケーションがとれるようになるでしょう。
この基本は、会話をする際に役立つので、是非参考に。
私と一緒に接しづらい人に苦手意識を見せない癖を身につけましょうね。
それでは!
以上、弥津でした。