低体温は改善すべき?無理して体温を上げなくても良い理由とは

2019年4月12日

こんにちは。手のひらがいつもポッカポカで、その分ココロが冷たいと揶揄される弥津です。

今回は、低体温は本当に改善しないといけないの? 無理して体温を上げる必要はない?という話題です。

人の活動レベルに悪影響が出る(例えば、眠気に襲われるとか)極度の低体温症は、さすがに問題があります。

でも、平熱が35℃台の人って珍しくありませんよね。


最近では『温活』なんてことで、健康の為に体を温めようと唱えられていますよね。

長年、高齢者介護の仕事をしてきた私としては、「低体温=不健康」というイメージはあまりないんです。


ご長寿な高齢者のみなさんは低体温の方が多い。
高齢になると新陳代謝が低下するのが原因なのでしょうが、それでも元気!


まずは「低体温は心配すべき事なのか」について見ていきましょう。

低体温は「悪」という誤解について

では、『低体温』とは具体的に何度台のことを指すのでしょうか。

以下の引用にあるように、36℃を下回る、言い換えれば35℃台が低体温に分類されます。

医学的には36度を下回ると『低体温』に分類されますが、それほど心配する必要はありません。長寿者を分析した結果からは、むしろ『体温が低いこと』が長寿の条件の一つに挙げられています」

引用:体温低いことが長寿の条件 体温高いと活性酵素増え老化進む(NEWS ポストセブン)

ここにあるように、大昔から「冷え」は万病の元なんて事も言われていますが、体温が低いことが長寿の条件というのも驚きですね。

では、どうして低体温が長寿の条件になるのでしょうか。 

わたくし弥津の平熱。普通ですね。

体温が高い方が体への負担が大きいと言われています。

体温が高い状態は続くと、体への負担、消耗が大きいのです。


逆に、体温が低い方が、体にとっては負担が少なくて、消耗も減らせるってことなんですね。

そして、体温が高いとどのような悪影響があるのかについて、以下をご覧ください。

「体温が高いということは、エネルギー消費の速度が速く、代謝がいいということ。その分、活性酸素が増え、老化が進み、がんなどにつながるリスクとなる遺伝子変化なども引き起こす可能性がある。そのため寿命に影響するのではないかと考えられます」

引用:体温低いことが長寿の条件 体温高いと活性酵素増え老化進む(NEWS ポストセブン)

体温が高い状態が続くと、エネルギーの消耗が速いのです。

また、代謝が良いとアンチエイジングの敵である活性酸素も増えてしまいます。


活性酸素によって老化が早まると「がん」が発症するリスクも高まります。


一般的には、免疫力を高めてがんを倒すという目的で、体温を上げることを推奨する本や記事をよく目にしますね。 


体温上げれば免疫力は確かに上がります。
しかし、がんの細胞分裂も活発になります。


そして、高体温で体を消耗し、抵抗力は長くは続かない・・・がんが優勢になるという悪い流れが進んでいきます。

「平熱上げれば、がんになりにくい」って一概には言えないってことですね。


平熱が低い人が無理して温活すると、恐ろしい逆効果に陥る可能性があります。

その人の性格に個性があるように、体質にも個性があります。


画一的に「誰でも温活」という考え方も怖いですね。

まずは、低体温=病気」と決めつけない。そして、無理に高体温にしてもリスクがあることを理解しておく必要がありますね。

低体温でも元気なお年寄りが多いという事実

私が老人保健施設で介護士をしていた当時の話。

夜勤の朝、高齢者の方々の体温測定をします。


その当時から分かっていたこと。
「状態が安定している高齢者の方々は『低体温』の人が多い」という点です。


35℃前半なんて驚きません。
時々、何回測っても35.0℃なんて人もいました。


低体温だからといって、日中は不活発かというとそんなことはありませんし。

当時、私にとって体温は36度台が当たり前と思っていましたので、「こんな体温低くて、よく病気にならないな」って不思議でした。


でも、今思えば、その方の適度な体温だったんだろうなって理解できます。
逆に、高い体温は高齢者には負担は大きすぎるので、逆効果なんですね。


みなさんも風邪をひいて体温が1℃上がるとキツイですよね。
温活で体温を上げることで、微熱の状態になると言えます。


一時的に代謝を高めるのは良いことでしょうが、それを長く続かせるのは止めた方が良さそうですね。

「体温を無理やり変化させない」健康法

今まで「低体温が最高」的なお話の展開でしたが、低体温の方は、自律神経失調症や甲状腺機能低下症のリスクがあるのは確か。


一般的に高齢者の体温が低くなるのは、食が細くなり、カロリー摂取量が減っていることや、筋量の減少も関連しています。

ですから、体を冷やしまくって体温を下げたって不健康なだけです。


重要なのは、「今の自然な体の状態を崩さないこと」。

例えば、体温が急激に下がって体調を崩しているようであれば、本来の自分の状態ではないので上げないといけないでしょう。


ですが、若い時に比べて平熱が下がってきているからといって、気にしすぎるのも良くないという事ですね。

体調が良いのであれば、平熱が年齢と共に変わってきても「当たり前」と思うくらいでいいのです。


その時々で自分の「普通」も変わってくるものです。

「病的で急激な変化」を感じた時に対処すればいいのです。


いかがでしたか?

ここまで「低体温は改善すべき?無理して体温を上げなくても良い理由とは」と題してご説明させていただきました。


加齢などで生じる自然な変化は認めないといけませんし、慌ててもいけませんね。

気になるようであれば、何か体の変化がないか病院で検査してもらうと間違いありませんね。


それでは!
以上、弥津でした。

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