高齢者介護業界で働かない方がいい人の特徴とは

2019年9月8日

こんにちは。介護士を始めた当初は勘違い野郎丸出しだった、弥津です。

今回は、高齢者福祉業界で働かない方がいい人の「悪い特徴についてです。
自分への戒めも含めてお話させていただきます。

私が高齢者福祉業界で働きだして早20年強。

施設介護士から始まり、現在は在宅介護の支援業務を行うケアマネジャーとして勤務しています。


私は新人当初はかなりの勘違い野郎でしたが、今となっては多少なりと高齢者介護のノウハウを語れるまでになりました。


その経験のなかで、高齢者介護に向いている人、向いていない人の特徴・傾向も分かってきました。

落第支援者のまねをしないように、そういった人の言動を学び、反面教師にしていきましょう。

高齢者福祉業界に向いていない人とは、どのような人か

それでは、高齢者福祉業界で働くことに向いていない人の言動の特徴をみていきましょう。


「他者に優しくできる」という基本が欠けている人という大まかな特徴はありますが、そこがゆえに起こる悪しき言動の数々。

自分や身近な同僚、そして、両親の支援者にこのような傾向がないか確認してみて下さい。

鼻で笑う癖がある

もともと自分に過剰な自信があるタイプの人は、無意識に態度の大きさが表れる癖がつくものです。

この「鼻で笑う」もそのひとつ。

高齢者相手の会話の中で、つい鼻で笑う癖が出る人は、本心ではその高齢者を助ける気がありません。

あくまで、「仕事として相手をしなければならないから」話しているのです。


家族の方々も、両親のケアマネや介護担当者などに、説明の際に鼻で笑うような癖がある人には「心がないのでは?」と疑って見て下さい。

高齢者の理解力・判断力のなさを非難する

ジコチュー職員は、自分に落ち度がある意識が皆無です。
その分、「私はパーフェクト」と常に思っています。


相手が認知症の高齢者であろうが、「自分の説明は完璧」と思っているので、その内容を理解してくれないと「私はしっかりと説明させてもらっています。〇〇さんに理解力がなくて」と何の躊躇もなく「理解力がない!」と相手を非難します。


このような態度を取る人は、高齢者支援の仕事とは「支援が必要になった高齢者」相手であることが理解できていない人です。

理解力がないのは、「その人」です。


「体が衰えてしたいことができない」、「認知機能が低下して考えても分からない事が多い」など、相手は俗にいう『健常者』とは違うことを理解しなければなりません。


認知機能の低下が原因で自分の話を理解してもらえないといった「言い訳」をするケアマネジャーや介護士は信用しないようにしましょう。

できない事だけしか見れない

人には欠点が必ずあるものです。

特に、高齢となり、心身の衰えが進んでくると、他者からみた時の「欠点」が増えるものです。

しかし、その欠点にばかり目を向けていては、人としての進化は難しいですよね。

心身の機能低下が進んだ高齢者でも、できることは多くあります。


相手のできないことにしか視点を置けない人は、自分自身の責任感に薄いと言えます。


「〇〇さんは△△ができない」といった話し方ばかりをする癖のある支援者は、他者の否を責めることで自分の仕事に関しての責任から逃れようとしているのです。

人のせいにする

心が育っていない支援者は、何につけても「人のせいにする」癖が治りません。


プロとして他者の支援をすることを仕事にしている限り、自分のケアに責任を持たなければなりません。

ときに、その結果についても責任を取る必要があります。


しかし、自分の身を守ることに固執している人だと、自分の仕事すら守ろうとする傾向があります。


期待通りの結果にならないのは「高齢者のせい」、「家族のせい」といった内容の話をする人には、他者を助ける素質はありませんね。

人の話を最後まで聞けない

高齢者支援の仕事をする上で、『傾聴』は常に意識すべきスキルです。


それなのに、会話中に人の話を最後まで聞けずに、やたらと自分の話を差し込んでくる人は傾聴の意味が分かっていません。


人の話を最後まで聞くことができない人は、支援が必要な高齢者やその家族の訴えを理解できるはずがありませんよね。

自分の話を聞いてくれない人を信用するなんて難しい話。

そもそも、相談を受ける為にその場に臨んでいるはずなのに、相談のある人の話をろくに聞かずに自分が話してばっかりって、意味が分かりません。

はっきり言って、相手の気持ちを理解しようなんて思っていないのです。


自分のペースでその場を終わらせたいだけ。

こちらも、他者の悩みに対応する職種では働けないタイプの人と言えます。

「私の方が困っている」と言ってしまう

自分優先の人は、自分が可愛くてたまりません。

目の前にいる高齢者の相談や言動が、自分の対応できる域を超えていると、「困っているのは私の方!!」という意識に支配されていまします。


自分を抑えて他者を助けるといった意識がないと、高齢者福祉の世界では働くのが難しい。

「ワガママ高齢者に被害を受けているのは私」といった考えで逃げられると思ってはいけません。


そのような被害者意識があるうちは、自分の身を守ることに終始してしまいます。

自分が何の仕事をしているのかさえ、理解できなくなるでしょう。


『我慢強さを備えること』も、高齢者福祉業界で働くには必要な要素と言えますね。

すぐ笑ってごまかす

自分にコンプレックスがあったりして自信が薄いと、会話中につい出てしまうのが「笑ってごまかす」癖です。


「〇〇するという方法がいいと思うんですけどね、アハハ」といったように、自分の説明の後にやたらと笑いを入れてしまう人です。


これは自分の提案に自信がないことの裏付け。
そして、その結果についても責任がとれる自信がないのです。


そのストレスを解消するために、無意識に笑い癖がついてしまったのでしょう。

しかし、「笑ってごまかせ」の癖が自然とついてしまったことで、「責任のある判断ができるようになるぞ!」という『向上心』は伸びません。

笑えばその場をしのげると脳が理解してしまうからです。


また、愛想笑いでも相手は「馬鹿にされている」と感じます。

真面目な態度で人の話しを聞くということは、支援業務には必須な姿勢と言えますね。

人の心境をイメージする力が足りない

高齢者福祉業界で働いていながら、人の心境をイメージすることが苦手な人がいます。


それは、他者の心を考える必要がなく大人になってしまったことや、自らに人との経験値がないまま大人になったことなどが要因にあると思われます。


しかし、困っている人相手が基本である高齢者福祉の業界では、「困っている人の気持ちを理解(イメージ)する」ことは必要不可欠です。


これがない人は、自分の心の中だけがベースになるので、話の内容が微妙にズレます。

相手の相談内容を自分なりの解釈に変換するので、ときに訴えと違う対応をとることさえあります。


人の心をイメージする力は意識すれば大人になっても身に付きます。

特に高齢者福祉の業界は、人の心を知る機会の宝庫といえます。


常に「自分の気持ちは一旦置いておいて」という意識を持ち、人の心境を探ることを優先にする経験を積んでいきましょう。

自分の非を認められる人になろう

高齢者や障害者の分野など、他者の気持ちへの寄り添いが必要な業界で働ける人になるためには、どのような点を心がければいいのでしょうか。


先程挙げたNG特徴が出ないようにするには、ある一点の基本を守る必要があります。


それは「自分の否を認められる人になる」という事です。


支援業界は、相手の悩みが毎日押し寄せてきます。

それは、支援者によっては圧力が強く、攻撃的にも感じるもの。


身を守りたいという心理が働いてしまうのも理解できます。

しかし、プロとして相手の相談から逃げてばかりでは仕事が成立しません。

悩みに向き合う姿勢を習慣化にするには、「自分の否を認める習慣」が必要になります。


まずは、自分に問題があったのではないかと第一に考えられるようになりましょう。

そうなることで、他者に責任転嫁したり、相談内容から逃げるような弱気な言動が少なくなるでしょう。


支援者は、高齢者や家族からクエスチョンマークがつくような姿勢で仕事にあたっていないか考えていきましょうね。

安月給でも報酬を得ている、その道の「プロ」であることを忘れてはいけません・・・辛いところではありますが。


それでは。
以上、弥津でした。

【こちらの記事もおススメ】