悩んでいる人に対して言ってはいけない助言と適切な接し方

2019年10月8日

こんにちは。人の相談を親身に聞けるようになるには強い感受性が必要だと思う弥津です。

今回は、相談を受けた人がつい言ってしまう、相手に「言ってはいけない言葉について取り上げます。
励ますつもりで言った言葉が逆効果に!!・・そんな事態にならないように気をつけましょうね。

家族や職場、友人関係で、何かと相談を受けることってありますよね。

相手はこの先どうすればいいのか分からず、あなたに突破口となる助言を求めてきます。



そんな時に、あなたはどんな言葉を相手にかけますか?


相手の気分を楽にするつもりでかけた言葉が、逆に相手を勘違いさせたり、失望させたりすることもあります。


自分がそんな罪を犯していないか、これからチェックしてみましょう。

悩んでいる人に対して言ってはいけない助言7選

私が相談業務を職業としてから、「これを言ったら相手はがっかり」だから言わないようにしようという7つの『禁句』を意識しています。


いっけん、相手の気分を落ち着かせるために有効そうな声掛けも、NGなものが多いです。

その理由を含めてご説明します。

「それは考え過ぎです」

人は考えるからこそ、悩むもの。

そして、さまざまな事柄に気付くものです。

相談を受けて、相手に「それは考え過ぎだよ」なんて返してしまう癖はありませんか?


「考え過ぎ」という評価はあなた自身の価値観であり、悩んでいる相手にとっては決して過ぎることはありません。

それを「過ぎ」だと言われることで、相手はあなたが自分の感情を受け入れてくれていないと感じます。


相手の悩みを否定的に捉えていると思われないように、「Take it easy」的な感じで「考え過ぎ」を使わないようにしましょう。

「気にしないようにしましょう」

他者の悩みを聞いた時に、つい言ってしまう言葉の代表格がこの「気にしないようにしましょう」です。


こちらも深く考えず、あるいは心配なんかせずに、 「Take it easy」 で行きましょうと慰め励ましているつもりでかけられる言葉です。


しかし、悩み気にしている相手に向かって「気にするな」なんて、そもそもおかしくないですか?

それができるんであれば、最初から苦労はいらないのです。


この言葉をかけられた相手は励まされている感覚にはなりませんよ。

相手は、あなたが自分の悩みを聞く気がないと感じ、悲しい心境に陥ってしまいます。


にしている人間に「気にするな」と声をかけるのは、「あなたの悩みは私にとっては大したことではない」と答えていることと変わりがない点に留意しましょう。

「もう忘れましょう」

悩みを持っている人に対して「忘れましょう」も禁句です。

こちらも相手の深い苦しみを理解できていない人が口にする言葉です。

「忘れてしまいましょう」は、それで気分を楽にしましょうと、前向きな助言のように思えますが、実は違います。


「忘れましょう」の言葉の裏には、あなた自分の「早く忘れて欲しい!」という希望が込められているのです。

要するに、いつまでも悩まれていると面倒なのです。


「そんな悩みはさっさと忘れて、私を解放させてくれよ」という心境が丸見え。


忘れるように促された相手は、あなたに対して「気楽でいいよな」と敵対心すら感じるでしょう。

「私なら◯◯する」

悩んでいる相手に対して道筋を示してあげる為に、「私ならこうするけど」と助言することってありますよね。


実は、この「私なら○○する」という助言は、結構危険です。


まず、あなたができることを相手もできるのでしょうか。

あなたと性格、経験が違う相手が同じことをしても、結果が同じとは限りません。


仮に、その助言通りに実行し、失敗したときに、相手はあなたに対して「騙された」という感覚になり兼ねません。


自分の成功経験をもとに助言することは有効ですが、それで成功が約束されていると誤解してもらっては困ります。


悩み解決法は自分で考えてこそ身に付くものです。


安易に自分の持つ方法論を提示し、相手に実行させるのは、相手の問題解決能力の成長を阻害してしまうのです。

それに、自分の行動に責任がとれない人にさせてしまうリスクもあります。


自分で解決策を導くための「ヒント」のみを与える姿勢が重要です。

「頑張って」

悩み苦しんでいる人をみると、自然と出てしまう言葉が「頑張って」です。

しかし、これも悩んでいる人に対してかける言葉としては禁句レベルです。

そもそも悩んでいる状況であれば、すでに相手は大いに頑張っています。

それに重ねて「頑張って」という言葉をかければ、「今の頑張りじゃ足りない!もっと頑張れ!」と言っている事と同様で、オーバーヒートを助長し兼ねません。


「頑張って」と言ってしまえば、相手の悩み相談の区切りをつけられます。

そういった意味では、便利な言葉ではあります。


しかし、相手の苦しみを理解しているのであれば、さらに頑張りを促すような言葉ではなく、辛さが分かるといった姿勢を見せるべきでしょう。

「(私は)あなたの味方です」

悩んでいる相手の気分を楽にすると同時に、自分の置かれた立場を安定されるために、「私はあなたの味方だから」と言ってしまう時があるでしょう。


たしかに、「私はあなたの味方だから」と言えば、悩んでいる相手はあなたに全幅の信頼を寄せるでしょう。

そして、悩んでいる相手を敵に回すことなく、その場を円滑に治めることができるでしょう。


しかし、この「味方発言」はその後がとても危険です。

それは、「その他の人はみんな敵だと思っている」と解釈されてしまう可能性があるからです。


あなたにその気がなくても、知らないうちに派閥の一員にされていたりします。

常に、公平中立な立場でいることを示すために、誰の味方といった発言は慎むようにしましょう。

「どうにかなる」

相手の心を前向きにシフトするために、よく使われる声掛けが「どうにかなるさ」、「なるようになるさ」です。

しかし、この言葉をかけられた相手は、あなたが思っているほど前向きにはなりません。

「気にしないように」などと同じように、あなたが悩みの解決策を真剣に考えてくれていると相手は感じないのです。


これも「面倒だから、成り行きに任せとけよ」というニュアンスが含まれています。

悩みに対する解決策が見つからない時の苦肉の策として、成り行き任せを提案しているにすぎません。


成り行きに任せることができないから、悩んでいる・・・そんな相手の心境を自分のことのように考えられない人に、よく出てくる助言の言葉です。

悩んでいる人への適切な接し方について

それでは、悩んでいる人にはどのような点に気を付けて助言をすればいいのかを考えていきましょう。

先程の『言ってはいけない助言』を控えることに加えて、以下の3点を心がけるようにしましょう。

まずは黙って聞き続けよう

人の悩みを聞く上で、基本中の基本と言えるポイントが「黙って人の話を聞く」です。


助言を出す事ばかりに気を取られていると、相手の悩みの原因が掴めないことがあります。

悩みを思いっきり吐き出してもらい、相手の悩みの原因を理解しましょう。

聞く姿勢が上手な人の助言は、体に染み込むように吸収できるものです。

主導権を相手に渡したまま、相談を聞き続けることを意識しましょう。

善悪の判断をしない

会話をしていると、悩んでいる人の方が被害者で、その原因を作っている人を加害者と判断したくなりますよね。


しかし、悩み相談を受けている時に、どちらが善でどちらが悪だと答えないようにしましょう。


あなたて常に『公平中立』であるべきです。

人は自分が辛いと思えば、自分の非を棚に上げて他者批判してしまうことがあります。


相談者の訴えに飲み込まれないような冷静さを持つようにしましょう。

相手の希望を探る事に徹しよう

悩んでいてどうしたらいいか分からないと訴える人でも、必ず「最終的にこうなりたい」という希望を持っています。


すぐに、上記の『言ってはいけない助言』の言葉で治めようとせずに、相手の悩みの原因と、どうしたいのかを探り当てる事に徹しましょう。


意外なことですが、悩んでいる時は自分がどうなりたいと思っているのかに、自分自身で気付かないものです。


悩みを吐き出してもらうと、その答えがポロっと出てくる事がほとんどです。


慌てて助言せずに、相手の本音が出てくるまでひたすら待つ姿勢が重要です。

出てきた時に逃さないように、相手の言葉にアンテナを張る意識を。


いかがでしたか?

今回は「悩んでいる人に対して言ってはいけない助言と適切な接し方」と題してお話させていただきました。


相手を励ましていると思っても、実は逆効果な言葉たち。

相談を受けるのであれば、相手の気持ちに立てるように、日頃からどのような声掛けや姿勢がよいのか考えるようにしましょうね。


それでは。
以上、弥津でした。

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