仕事中のアピール行動はSOSのサイン。追いつめられた心理を理解する方法

2018年9月5日

こんにちは。いい人アピールをするのはホトホト疲れ果てて、最近は毒を吐きまくっている弥津です。

今回は、アピール行動には、その人の言葉にならないSOSサインがある」というお話をさせていただきます。

突拍子もないアピール行動は「私をみて!」という心理の現れだとしても、どう絡んでいいのか困惑しちゃいますよね。


自己アピールというのは、自分の存在が薄くなっていると感じているからこそ、起こる行動。

「もしかして、仲間はずれになってる?」という危機意識が原因なのです。


では、仕事中のアピール行動とはどういうものをいうのでしょうか。

私の同僚の行動を例にご説明します。

アピール行動を止められない人の例

うちの職場には、職員全員が事務所にそろっている時にだけ、「これを見ろ!!」とばかりに独特な行動をとる職員がいます。


仕事中に突然、デスクについた状態のまま「目を閉じて自分の世界に入りながら、ヨガを行う女子」なんです。


「あ〜、疲れで肩と腰が痛い」と必ず前説明を入れて、目を閉じてヨガ的なポーズを取りながら上半身のストレッチを開始します。

その時、脚は椅子にあぐらをかきながら・・・。


長い時は15分くらい自分の世界に入り込み、声をかけづらい特殊な空気を醸し出します・・・。

そんで、やってる最中は業務電話が鳴ってても出ません・・・。

Photo by Jacob Postuma on Unsplash

そして、終わると「あ〜、すっきりした」とか、「毎日疲れるわぁ」とか吐いて・・・同僚たちと目が合うのを待ちます。

その目は「最近疲れてるね、大丈夫?」的な声掛けを要求しているかのように。


私は、人前で独特な行動みせて、恥ずかしくないの?って思うんですけどね・・・。


しかし!! 最近、私は気づきました。

他者が絡みづらい自己アピール行動は、「その人から周囲の人への『SOSのサイン』なのかもしれない」と。


自己アピールしてしなくてはいけない、その心理を考えてみます。

アピール行動をしてしまう心理について

「アピール」は周囲の人に「私を認めて欲しい」と主張している行動です。

また、その行動には「不安感」も隠れています。


ここでは、アピール行動には、どのようなネガティブ心理があるのかを見ていこうかと思います。

「アピール」は精神的孤立を表している

うちの職場にいるヨガ女子の行動には、疲れている様子を見せることで「頑張っている姿を全員に気付いてもらいたい」といった心理があると推測できます。


アピール行動をしてしまう人は、「ひとりぼっち」な心境に苦しんでいるのでしょう。

その苦労を「誰も気付いてくれない」と感じ、孤独に襲われているとも言えます。

周囲の人に向けて「仕事が大変なのはあなた達だけではないのよ」といった、自分の頑張りを認めよという主張。

さらには、「私、具合が悪そうでしょ? それだけ頑張ってるのよ」という、気遣いを求める主張が見えてきます。


このような、頑張りを認めて欲しいアピールは、私にも経験があります。


私は職場を変えたことで、ストレスが重くのしかかったのか、自律神経失調症になりました。

自律神経失調症は、見た目だけでは誰も気付きません。


苦しい状況に誰も気付いてくれない上司と同僚・・・。

当時はまだ新人だったこともあり、自分からは体調の悪さを相談できないままでした。

そこで私が無意識にとった行動とは・・・。

勤務中、みんながいる時にわざと、医師から処方された『抑肝散』というイライラを落ち着かせる漢方薬を飲んでる姿を見せたり、ため息を連発するなどしていました。


私は「俺はきつい状態なんだよ。こっちから言わなくても気付いてくれよ」というアピール心に支配されていました。


職場のメンバーにも慣れず、そして「気にもかけてくれてない?」という不安やら不満やらで。

私も当時は「孤立状態」だったんですよね。


このように、私もグループ内で『孤立』したことで、助けを求めるアピール行動を無意識にとってしまった経験があるのです。

自分が承認されていない?という不安

「承認欲求」は誰しも持っているものです。


私も過去記事で、『承認欲求』についてお話したことがあります。
よければ、下記の記事も合わせてお読みください。

『承認欲求』というのは、自分の存在を認めて欲しい、「承認して欲しい」という欲求のこと


この承認欲求ですが、グループの中にいる時、特に強く出てしまいます。

自分を価値有る存在として、仲間に認めてもらいたいという心理です。


人によっては、他者に馬鹿にされたくないという思いから、「スポーツやっている」アピールや、「楽器やってる」アピールなど、世間がかっこいいと思うジャンルに取り組んでいる自分を見せつけようとします。

または、新たに始めた趣味も「挑戦している自分を人にみせたい」という、かっこつけたい欲求が出がちです。


自分の特別さをアピールすることで、グループ内でも「誰にも負けない価値ある存在」だと認めさせようとしているのです。

その他、アピール行動の原因は「自分が小さくみられているという不満から『自分自身の尊厳を取り戻したい』と強く求めている状態だから」とも言い表せます。


うちの同僚のヨガアピールは「あなた達が知らない趣味を私は持っているのよ」という、自分の優位性を見せつける行動であるとも思われます。


しっかりと働いて疲れている自分、そして、趣味も持っている自分・・・決して、周囲の人より劣っているわけでもない!!

そんな自分を「ちゃんと認めてよ」という、傷んだ心の『SOS』サインを感じますね。


「アピール行動が出る人は、精神的に追いつめられている証拠」。

その人が心身の危機に陥っている事態である点を理解してあげないといけませんね。

アピール行動への対処法を考える

アピール行動を起こしてしまう心理が分かったとはいえ、他者にとってはどう絡んでいいのか分からない、「不快な行動」であることは事実でしょう。


アピール行動は、時にあまりにしつこく、他者を疲弊させる場合や、心を傷つける場合があります。

自分の身を守る意味でも、アピール行動を目にした際は対処しなければなりません。


まずは、アピール行動をとってしまう人との「対話」で解決のヒントを探していく事が大切でしょう。


相手のアピールの原因は、SOSを受け止めなければ「分かり合う」ことは難しいです。


分かり合う為に、こちらからあちらの要求通りに心配や賞賛を伝える声掛けを行ってみましょう。

会話をしているうちに、その人の溜め込んでいる『訴え』や『主張』が吐き出されるはずです。

私のように「絡みづらいな」でスルーせずに、「どうしたの? 疲れているんじゃない?」と、心配する声をかけてあげるのです。


「私に関心を持ってくれる人がいる」と思うことで、孤独感が解消され、無用なアピール行動が減ってくるでしょう。


相手のどんな感情が飛び出すか分からないので、聞く側も怖いでしょうが、ここは勇気を出して。

仮に、相手の主張が一方的で解決が難しい場合でも、感情を吐き出せるだけで、相手はスッキリするものです。


アピールさんは、会話後の爽快感を得られれば、それ以上は求めなくなります。


あなたが苦悩を共有してくれる意思を示すことで、常に本音を伝えてくれる打ち解けた関係性に発展するかもしれません。


まずは、相手のアピールと受け止めて、対話する。

みなさんも、他者のアピールの裏にある「悲しい心理」に関心をもってあげましょうね。



今回も最後まで記事に目を通して頂き、ありがとうございます。

それでは!
以上、弥津でした。

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