こんにちは。親から関心を持たれていると感じたことのない、社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
- 子供と足並みをそろえて歩かない親
- ママ友とのおしゃべりに夢中で、まったく子供をみていない親
- 子供の頑張りに気付いてあげない親
子供への関心が足りていない親になっていませんか?
子供は親を見ていないようで「自分にどれくらい関心を持ってくれているか」をしっかり見ていますよ。
子供に目をそらさずにしっかりと見ることの大切さ。
親が自分を見てくれていると思うだけで、子供は今の能力以上の力を発揮してくれます。
子供への接し方を考え直したい人に向けて、親として試行錯誤してきた弥津が解説していきます。
子供だった当時の自分を思い返してみましょう。
親から関心もたれず、悲しい気持ちになりませんでしたか?
親の関心次第で、子供の心身の成長に悪影響が出てしまいます。
私と一緒にポイントをつかんで改善を試みましょう。
身近で目にする子供に関心のない親たちの例
私が子供の授業参観に行った時のお話。
こういう場に必ずいるのが、『ママ仲間と私語に夢中で、授業に取り組んでいる姿を真剣に見せようとしている子供にまったく関心がなさそうな母親たち』。
こんな時くらい子供の頑張りに目を向けて欲しい!!・・・って、思いませんか?
「子供は親のことなんて気にしてない」と、勘違いしている親御さんがいそうな気がします。
でも、子供は確実に親の様子を観察していますよ!!
なぜ子供に無関心な親がいるのか
子供への無関心(ネグレクト)などの児童虐待といった、親と子の悲惨なトラブルが絶えません。
実際に、私の知人の中に「放任主義」という言葉を都合よく使い、遊び放題で子供との関わりを半ば放棄している親がいます。
なぜこういった親は「無関心」、あるいは「無関心を装う」のでしょうか?
言い換えれば、『親になりきれていない親』。
関連記事『子供が悪い事をしても謝らない親たち。その理由と対応法を考える』(※別ウィンドウで開きます)
自分が苦しい思いをしたくない、面倒に巻き込まれたくない・・・そんな心境になると、人は自分を守る為に「無関心」という選択肢を選びます。
子供にだけではなく、何に対しても自分を犠牲にしてまでも苦しみたくないという気持ちがあるからだと思われます。
授業参観に参加して、一見子育てにしっかりと向き合っているように見えても、そこはあくまで世間体や子供に気を使ってのこと。
人は、自分が面倒だと思う状況になると、本性が出るものです。
ママ友との会話という形で、本当は面倒だと感じている子供の授業参観から逃げているのでしょう。
本心からその場を楽しみに来ていない様子が丸見えなのです。
当然、その『無関心』な様子は子供にも伝わっています。
子供は気にしていないふりをしているだけで、親が自分の頑張る姿に関心を持ってくれているのかチェックしています。
子供への関心が薄い親を持つ子供にある傾向5例
では、親が子供に向けての「関心」を示させない生活を続けた場合、子供にどのような悪い影響が出るのでしょうか。
- 人を馬鹿にする
- 人の物に手を出してしまう
- 謝れない
- 落ち着きがない
- 人目を気にする事ができない
子供は親や大人との関わりの中で、正しい事、悪い事を学んでいきます。
親が子供に関心を持って、適切に管理・指導しないと、以下のような『過去の学びのない』悪い性格的特徴が出てくるのです。
①人を馬鹿にする
親から正論を教えてもらえないと、「自分の考えや存在こそが正しい」と勘違いしてしまいます。
自分の考えに合わない人やグループ外の人を見下すようになります。
親の監視のない状況で育っているので、他者を批判しても言い返される心配を感じません。
同じ年代の子供だけでなく、大人に対しても馬鹿にしたような態度を取るようになります。
②人の物に手を出してしまう
親に目を凝らされた経験がないので、自分の本能のままに動くことを許されていると脳が認識してしまいます。
その為、「欲しい」という欲求を抑える事ができず、目の前にある他人の物に手を出してしまいます。
これも親が良くない行為を注意しなかったことが原因です。
小さいうちは必ずといっていい程、してはいけない行動を他者に行います。
その時々で親が注意することで自然に学ぶものです。
親の無関心で学ぶ機会がない子供は「自分の行動は全て間違っていない」と思い込んでしまうのです。
③謝れない
前述した傾向のように、自分に罪悪感がないので、どんな状況であっても先に謝れません。
また、無関心な親は子供の不祥事に対して一緒に謝らない・・・。
それどころか、子供に無関心な親は「子供が勝手にした失敗」として他人事のような反応をするので、子供一人で謝罪させにいきます。
子供が正しい謝罪を知っている訳がありませんから・・・。
謝罪の意味を知らず、また同じ失敗を繰り返す子供になってしまうでしょう。
④落ち着きがない
親の関心を感じる事ができない子供は「無法状態」です。
親の目のもので何かに集中して取り組んだ経験がないので、どのような状況においても落ち着きがありません。
「落ち着く」ことを知らない子供はそのまま成長し続け、最終的には「大人になりきれない大人」として周囲に認められない社会人となってしまいます。
親と一緒に勉強や作業に取り組んだ経験が、子供の集中力を高め、自分一人で挑戦したいという意欲を植え付けるのです。
⑤人目を気にする事ができない
親の監視のない状況で自由気ままに生活を続けていると、他者からどう自分が見られていると気にする事ができなくなります。
他者から軽蔑されていると分からずに、風紀を乱すような言動を起こしてしまいます。
ぎゃくに、自分への注目を感じて優越感に浸るようになり、行動はエスカレートするでしょう。
親が子供に注目する生活ができていれば、子供は自然に「他者の目を感じる経験」を積めるのです。
しかし、その経験を親とのかかわりで積めないと、学校や職場でその意味が分からず、いつまでも本能のままに行動する人になるでしょう。
親の『関心』を感じさせる為に必要な心得7つ
では、前述のような子供にならないために、親は具体的にどのような関心の持ち方をすればいいのでしょうか。
- 子供を「下」の存在と思わないようにしよう
- 「子供を守る親の責任」を意識しよう
- 子供の前でする「おしゃべり」に得はないと考えよう
- 子供がいる時はスマホを触らないようにしよう
- 自分の親との交流を深めよう
- 子供にまつわる記録をつけよう
- 子供と遊ぼう
ポイントを7つに分けてご説明します。
①子供を「下」の存在と思わないようにしよう
親となった今は「自分が一番大切」という考えをシフトする必要があります。
しかし、親によっては「子供のために自分を犠牲に」となると更に拒否反応が増す人がいるでしょう。
「子供は自分と対等なレベルの存在」と考えるようにしましょう。
上でもなく、下でもない。
子供は自分たちと平等の「大切な仲間や相棒」。
信頼できる大切な仲間や相棒の行動って、いつも気になりませんか?
自分がその人から嫌われた時の怖さが想像できるからです。
とくに、子供から嫌われるというのは友人を無くすレベルと比べられない辛い話。
目の前にいる子供を「未熟で何も気付かない人」と思うのはやめましょう。
②「子供を守る親の責任」を意識しよう
また、親になったからには『逃れられない責任』が発生していることを意識しましょう。
親は子供に目を離すと『重い責任』が課せられる危険性があると思うくらいがちょうどいい。
子供がいるんですから、あなたはすでに『子供を守る責任』のある大人です。
「見ていなかった」、「知らなかった」で済まされるという勘違いしていた子供時代は、とうに終わっている事を自覚しましょう。
③子供の前でする「おしゃべり」に得はないと考えよう
自分の日頃のうっぷんを晴らす為に、ママ友やパパ友間でおしゃべりしたくなる心境は理解できます。
しかし、そのおしゃべりは子供への関心を消してまですべきもの?
子供は自分に関心を持たず、他人とのおしゃべりに没頭しているあなたの姿にあきれています。
そのうち、あなたに対して同様に『無関心』を示すようになり、隠れて好き勝手するようになるでしょう。
子供がそばにいる時は、子供の存在を忘れないように。
また、公共の場で子供がやりっぱなしで遊んでいるのに、放ったらかしにしておしゃべりに没頭している人、いますよね。
他の大人たちから、「無責任な親だな」と冷たい目で見られていることも意識しなければなりません。
このようなことから、子供をほったらかしにしてまでする、おしゃべりには何の得もないのです。
④子供がいる時はスマホを触らないようにしよう
スマホを見てばかりで、子供の様子をまったく見ていない親をよく街中で目にします。
そんなあなたをみて、子供は何も感じていないとお思いですか?
子供は自分に目をやらずに、スマホという無機質なものに目のトリコになっているあなたに悲しさを感じています。
また、その姿を見せ続けることで、「自分もスマホが欲しい!うちの親みたいにいつもスマホ触ってたい!」と思うようになります。
将来手にした日には『スマホ依存症の道』を突き進むでしょう。
まずは、あなたはスマホ依存から開放されなければ、子供に関心を向ける時間はできません。
『子供がそばにいる時はスマホを一切触らない』というルールを作りましょう。
⑤自分の親との交流を深めよう
子供に無関心になる理由のひとつとして、『子育ての仕方が分からない』ことが挙げられます。
自分の両親と交流の機会を増やすようにしましょう。
子育てのノウハウを持っている一番身近な人は「あなたの両親」です。
また、記憶にない幼い当時の自分の話を聞く事で、自分の子供への見方も変わるでしょう。
自分も両親に大きな迷惑をかけた事を知り、それに向き合ってくれていた親の姿を感じられれば、自分の子供への関心の強化につながります。
あなたが親からしてもらって嬉しかったことを、子供にしてあげればいい。
辛い仕打ちを受けたことを思い出したのであれば、反面教師にしてしなければいいのです。
良くも悪くも、自分の親は子供に適切な関心の持ち方を教えてくれる教科書なのです。
⑥子供にまつわる記録をつけよう
子供への関心を増させる為に、文章として記録に残すこともオススメです。
文章にすれば、視覚的に子供に対しての自分の感情を振り返ることが出来ます。
また、記録するネタがないと分かると、関わりの少なさも自覚できます。
自分の為の日記であれば、長続きしない可能性がありますからね。
子供の成長記録を、無料ブログで育児日記・子供の観察日記として書き続けるのもいいでしょう。
はてなブログのような無料な上に読者が増えやすいツールであれば、続ける意欲が湧きます。
そして、記事を書くネタを探す為に、子供への関心が強くなるでしょう。
⑦子供と遊ぼう
親が子供に関心を持っていることを伝える方法として、子供の領域で共に過ごす時間を作る事が有効です。
子供と一緒に遊ぶ時間を大切にしましょう。
子供は親が何も語らずとも、関心を感じてくれます。
おもちゃを購入する余裕がないという方は、定額レンタルなどのサービスを利用するといいでしょう。
子供の喜ぶグッズや空間の準備で、親の愛情を伝えましょう。
「子供と楽しく遊ぶ」、「子供が喜ぶ空間を作る」のに役立つサービスがあります。
活用してみましょう。
おすすめ『【キッズ・ラボラトリー】』、『【TOYBOX】』、『なかよしライブラリー』
親の心を自分軸に変えてみよう
自分軸といっても子供に対して自己中になれという意味ではありません。
親は子供を育てる、責任を持つといったプレッシャーに無意識のうちに支配されています。
プレッシャーから逃げたくなるのが人間というもの。
ようするに、親は子供から精神的に支配され、自分を見失っているとも言えます。
『自分軸』で生きる方法をみにつけ、自分の感情の根源を探ってみてはどうでしょうか。
子供に目をそらすのではなく、適度に注目しながら接する事が出来るかもしれませんよ。
自分に集中できるようになることで、心にゆとりを持てるように。
そのためには、自己覚知に有益なツールが必要。
私がオススメする下記ツールを活用すれば、『自分軸』で生活出来るようになります。
これにより、これまであまり意識できていなかった自分の「理想の未来」や「潜在的な欲求」が見えてきます。
ジャマな『他人軸』を排除して他に影響を受けずに自分にまっすぐに生きられるようになりましょう。
新しい自分に生まれ変わりたい方は、是非お試しを。
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【まとめ】
今回は子供への関心の薄い親が子供に与える影響と親が心得るべきポイントについてお話しさせていただきました。
【この記事のまとめ】
大切な事なので何度も言いますが、子供は親をみていないようでしっかりと見ながら行動をとっています。
無関心だと分かれば、落ち込む、攻撃的になる、わがまま・自分勝手になるなど良くない傾向しか出てきません。
そして最終的には、あなたに対して『無関心』になってしまいますから。
私と一緒に親として子供に関心を持つ工夫を考えていきましょうね。
それでは。
以上、弥津でした。