こんにちは、社会福祉士兼業ブロガー・弥津(@yazusui)です。
このように、子供同士の嫌がらせにどう対処すればいいのかお困りの方がいるのではないでしょうか?
でも、大丈夫です!!
この記事で分かること
- 嫌がらせをする子供を叱るのではなく、根本的な原因はどこにあるのかが分かる
- 嫌がらせをしてしまう子の「声にできない訴え」を理解できる
- 嫌がらせをする子供は愛情不足に苦しんでいる!周囲の大人が優しく!

どう対処したらいいのか分からず困惑している親御さん向けに、我が子が受けた嫌がらせ体験をもとに解説していきます。

というわけで、今回は『友達に嫌がらせをしていまう子供の心理』について説明していきます。
嫌がらせをしてしまう子供にも温かい目を!!
この記事では、嫌がらせをしてしまう子供への寄り添い方のポイントが理解できますよ。
嫌がらせをする子供には「理由」がある
実は・・・以前、うちの子供も塾でお友達からの嫌がらせを受けたことがありました。
私はうちの子を慰め、塾の先生にも報告しつつ、ふと思ったことが・・・。

嫌がらせをする子供の『心のケア』を施さないと根本的には解決しないのでは?
友達に嫌がらせをしたくなる子供の心理
誰だって周囲のみんなと仲良くしたいもの。
それなのに、嫌がらせをしてしまう心理にはいくつかの「苦しみ」が隠されています。
どのような苦しみがあるのか、推測してみたいと思います。
「なりたい自分になれない」苦しみ
私の場合、小学生の時は「スポーツ万能で格好いい自分になりたい」という憧れがありました。
しかし、当時の私は平均以下の運動能力と、毒親との生活・・・自分の能力を試す機会を得ることができませんでした。
そうなると、運動能力のある同級生や、親の協力を得ることのできる家庭環境に恵まれた子供への「妬み」が出てきます。

まだ幼い心では、「嫌がらせをするとバレるからやめよう」といった判断もできません。
逆に、「才能や家庭環境が恵まれているやつを潰したい」という思いが強くなるばかりです。
うちの子に嫌がらせをしているその子もそんな心境なんでしょうか?
うちの子は目立つほど優秀ではありませんが、嫌がらせをする子から見れば、「恵まれている嫌な奴」なんでしょうね。
声にできないHELPサイン
大人はストレスをためやすい反面、適度に時間やお金を使い、ストレス発散法を持つことができます。
しかし、子供はどうでしょうか。
お金もないし、一人で何かを始める自由もありませんよね。
学校や家庭、時に塾以外には行く場所がないんです。

自分の苦しい心境を親に打ち明けられる関係性があるようなら、子供はストレスを外に向ける前に家庭で処理できます。
家庭がダメな場合、家庭外で自分の苦しさをアピールしたい本能が働くもの。
当然、嫌がらせ行為自体、当然良い行動ではありません。
しかし、大半の子供が「本当の悪意」で行っているのではない。
友達に嫌がらせをしたくなる子供のへの対処方法
では、「嫌がらせ」を無理せず、改善する方法はないのでしょうか。
改善に向けてのアプローチは、親と子供の双方に向けておこなう必要がありますね。
子供だけを責めるのは絶対ダメです。
子供を責めずに、話を聞く機会を増やそう
よく子供に「相手が悲しい思いをしている事を伝えるべき」という意見を聞きますが、それを言われた子供は果たしてイメージできるでしょうか。
「相手は可哀想・・・でも、私は可哀想じゃないの?」と、自分だけ責められている感覚になるだけです。

親へのアプローチは子供以上に慎重に行う必要があります。
子供が友達に嫌がらせをしたと聞いた親は、一方的に自分の子供を責める危険性があるからです。
「ハグ」や「良い子良い子」で心をケアしよう
では、嫌がらせを発見した場合に、どのように親に伝えればいいのでしょうか。
なかには、親から優しくされた経験がなく、「優しくする方法を知らない」まま親になってしまった人もいます。

もし、それを伝えられないなら、塾や遊んでいる場であなたがその子に優しくしてあげることから始めましょう!
自分の子供を守りたいがあまりに叱りつけたくなりますが、それをしてしまうとさらにエスカレートする可能性が。
大人から優しくされたことのない子供かもしれないので、あなたが優しい大人になってあげれば、子供とも嫌がらせなしの親友になってくれるかも。
仲良くなれれば、楽しく遊んでくれたその子にあなたが「いつもありがとう」とハグや良い子良い子してあげてもいいでしょう。
【まとめ】優しさに飢えている子供には優しさで癒やそう!
いかがでしたか?
今回は友達に嫌がらせをしたくなる子供の心理を推測し、その改善法も考えてみました。
【この記事のまとめ】
嫌がらせをする子供とその親を責めることから入っては逆効果。
嫌がらせをする子供のSOSを理解し、あなたが優しい大人として接してあげれば徐々に嫌がらせが減るでしょう。
それに、自分の子供が他者に嫌がらせをしていないかにも注意しましょうね。
「うちの子に限って友達に嫌がらせなんて・・・」
その油断が、親として自分が充分なのか、そうでないのかを意識することを阻害します。
親として、自分が子供に悪影響を与えている点はないのかを常に気にしていきましょう。
自分で分からない場合は、職場や友人に自分の子育て論を話し、助言をもらうといいでしょう。
それでは。
以上、弥津でした。