こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
このように、公私において真面目な場面でふざけられてイライラしたことってありませんか?
ふざけ癖のある人の「ふざける理由」を把握すれば、対処が出来るようになります。
対人業務を長年行ってきた私がその経験の中から対処法を解説します。
ふざけてしまう心理を知るだけなので、すごく簡単に対処法を身につけられます。
「TPO」出来ていますか?
ふざける傾向がある人は、俗にいう『TPO』ができない人かもしれません。
TPOとは、以下のような意味です。
TPO(ティーピーオー)
引用:Wikipedia
Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合・Opportunityと使われることもある)の頭文字をとって、「時と場所、場合に応じた方法・態度・服装等の使い分け」を意味する和製英語。
この概念の発案者は「VAN」ブランドの創始者・石津謙介である。
TPOができない人は「空気が読めない人」とも言い換えられます。
真面目な時にふざける人にならないように、まずが自分にその傾向がないかを、私と共に顧みてみましょう。
自覚を促すだけでもその場に合った言動ができるようになれます。
私のふざけられてムカついた経験
まじめな話をしているのにふざけられると、一気に嫌いになることだってありますよね。
地域包括支援センター職員として在宅高齢者を支援する仕事をしている私。
上司のおふざけに、ほとほと疲れる日々でした。
例えば、私が真剣に相談しても・・・
急いで有料老人ホームに入る必要がある高齢者さんがいるのですが、どこか空き部屋があるところ知らないですか?
上司
部屋なら、「鳴門部屋(相撲部屋)」に頼んでみたら?
とか・・・愛想笑いもできず、極度にシラケる私。
また、私が対応に苦慮している高齢者について報告した時も・・・
気難しい高齢者さんって、その根底には「俺の話を聞いて欲しい」という強い思いがあると思うんですよね。
だから、まずはよく話を聞いてあげるところから始めないと。
と私が真面目に分析すると・・・。
上司
俺の話を聞け〜! (クレージーケンバンド?)
と、突然歌い出す・・・(一回ぶん殴ってもいいですか?)。
さらに、数人の職員で事例検討をしていると・・・・いきなり突然割って入ってきて。
上司
お前ら、「真面目か」(タカアンドトシ)!
って、ひとこと・・・(サムすぎて息が止まりそうです)。
彼のTPOの無さは異常とさえ思いますが、それには原因となる心理的要因があるようなんです。
ふざけたくなる心理5つ
うちの上司のようにアラフィフにもなって、どうして「おふざけ」がやめられないのか。
その原因となる心理をよみ解きます。
- 常に人を馬鹿にしている・見下している
- 話している相手に甘えたくて仕方ない
- 自分が常に面白い人と思われたいという自己顕示欲
- マウンティングをしたい
- 耐えがたい空気を好みの空気に変えたい
周囲を苦笑に包むような、空気の読めないおふざけ癖が自分にないかを確認したいですね。
①常に人を馬鹿にしている・見下している
過保護に育てられると、自信過剰な大人になってしまう場合があります。
自信過剰がゆえに、他者を馬鹿にしてしまう癖がついてしまいます。
ふざけ癖がある人は、相手を見下しながら
上司
私は、人としての存在価値が高い!
と、自信満々。
その一方で、自らの高い存在価値をキープできない状況になると危機を感じます。
他者を見下すことで自分の価値を維持しようとします。
②話している相手に甘えたくて仕方ない
幼い当時、好きな人にチョッカイを出したり、好きなのに酷いこと言ったりする子、いましたよね。
やたらとふざけてくる場合、その人はあなたに「好意」を持っている可能性があります。
異性であれば、恋愛対象として見られているかもしれません。
一方で、同性であれば、あなたと遊びたくてたまらないのでしょう。
絡みたいばかりなので、真面目な空気かどうかの判断は出来ません。
③自分が常に面白い人と思われたいという自己顕示欲
真面目な空気を打ち破るおふざけが出来る「異端児」を格好いいと思っています。
どのような空気であろうが、気軽でいれる自分に惚れ込んでいます。
常に「面白い人だ」と思われたい、目立ちたがり屋。
ヒーロー・ヒロインになりたいと思い、自己顕示欲が強く行動に表れてしまいます。
④ マウンティングをしたい
自分の場を支配したいという気持ちが強い、おふざけ癖のある人。
いつも自分がボスでありたいと望み、無理やりにでもグループを支配しようとします。
場の空気を自分好みにして、全員を「子分」にしようとします。
ふざけて空気を牛耳ることで、その場の人たちに『マウンティング』をとっているのです。
関連記事『人はなぜマウンティングをするのか?原因と対処法を考えてみた』
⑤耐えがたい空気を好みの空気に変えたい
ふざける癖がある人は、神妙な空気が苦手。
周りが真面目だとストレスを感じます。
自らふざけて、自分にとってストレスの溜まる真面目な空気を変えようとします。
無意識の行為なので、本人は自分の言動を問題視していません。
ふざける癖のある人への5つの対応策
それでは、ふざける人にはどう対応したらいいのか説明していきます。
- 冷ややかな表情で受け流す
- 相手の発言を復唱する
- 発言を追及する
- 忙しいふりをする
- 今の状況を説明する
①冷ややかな表情で受け流す
おふざけ癖のある人は、自分の言動に対する周りの反応を気にしています。
おふざけを喜んでいる姿をみたいのです。
しかし、反応してしまうと喜ぶのは、おふざけ癖のある人の方。
調子の乗らせないように反応は控えめに。
冷ややかな表情で受け流しましょう。
放置されているようで恥ずかしくなり、おふざけ言動がおさまる可能性があります。
②相手の発言を復唱する
おふざけ癖のある人の恥ずかしい言動を、ブーメランのようにぶつけ返すのも有効です。
相手の発言を復唱して、質の低い言動を自覚させましょう。
こちらが動揺・困惑している様子をみせるだけで、優越感にひたります。
言い返すのではなく、あくまで相手の言葉を投げ返しましょう。
③発言を追及する
おふざけ発言の意味が分からないふりをして、発言・行動の真意を追求してみましょう。
ただ笑って欲しいだけなのに
今のどういう意味ですか?
と、真面目に説明を求められると、恥ずかしくて逃げだしたくなります。
人前で発言を追及すると一層効果が増します。
④忙しいふりをする
暇そうなふざけ癖のある人には、忙しいふりで対処しましょう。
仕事や勉強の手を休めず、かまう暇がないことを伝えましょう。
周りが忙しそうな中、一人だけ置いて行かれている感覚になると、ふざけ言動がおさまる場合があります。
また、アピール行動の多い人もふざけ癖がある方がいますので、関連記事『職場で仲良しアピールする人の心境とその対処法』も参考に、対処法を見つけてみてください。
⑤今の状況を説明する
ただ単純に、途中からその場に現れ、今どのような状況なのか分からないからふざけているのかもしれません。
状況を分かっていないがゆえに真面目になれないかもしれないので、今の状況を教えてあげましょう。
このパターンであれば悪意はないので、説明すれば納得してくれるでしょう。
自分軸で生きてうざい他者を跳ね除けよう
他者の言動が気になって仕方ないのは、自分主体で生きて行けていないとも言えます。
うざい他者を跳ね除けるには、自分を軸とした『自分軸』の概念を身につける事が有効です。
自己中とは違う、『自分軸』の概念をマスターしてうざい他者の言動に屈しないようにしましょう。
自分に集中できるようになることで、心にゆとりを持てるように。
そのためには、自己覚知に有益なツールが必要。
私がオススメする下記ツールを活用すれば、『自分軸』で生活出来るようになります。
これにより、これまであまり意識できていなかった自分の「理想の未来」や「潜在的な欲求」が見えてきます。
ジャマな『他人軸』を排除して他に影響を受けずに自分にまっすぐに生きられるようになりましょう。
新しい自分に生まれ変わりたい方は、是非お試しを。
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疲れた心を回復させよう
ふざける癖のある人の言動に敏感になると、精神的に疲れます。
自己中心的な人に影響を受けて、疲弊しないように
疲れた心を回復させましょう。
心のモヤモヤ・イライラが改善できるサービスを、こちらの記事で提案しています。
心をすっきりさせたい方は参考にしてみて下さい。
関連記事 『在宅で取り組める心のモヤモヤ・イライラを改善する方法まとめ』(※別ウィンドウで開きます)
【まとめ】
今回は真面目な話題の時にふざける癖のある人の心理と治す心得について考えてみました。
- ふざける癖のある人への5つの対応策
- 冷ややかな表情で受け流す
- 相手の発言を復唱する
- 発言を追及する
- 忙しいふりをする
- 今の状況を説明する
自分にふざけ癖がないか、これを機会にセルフチェックを。
私と一緒に注意していきましょう。
それでは!
以上、弥津でした。
真面目な場面なのにふざける癖がある人がいて不愉快。
どうしたら対応したらいい?