こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
尊敬できるいい上司に恵まれればいいのですが・・・そうではないケースの方が多いかもしれませんね。
上司だけにメリットがあるような一方的な命令・指導には従う必要なし!

上司の指示に不満に感じている方に向けて、同じ経験を持つ私がお答えします。
この記事で、上司の『従うべき指示』と『従わなくていい指示』について学べます。
無能な上司の言うことに従うイライラ

自分が社長・会長にならない限りは、必ず『上司』が存在するという事実。
そして、尊敬できる上司に出会えるとは限りません。
さらには、尊敬に値しない人なのに昇進し、あなたの上司に・・・なんてことも。

ときには、無能な上司の理不尽・意味不明な指示に従うべきなのか・・・悩むことが多くなるでしょう。
私も、以前は子供っぽい言動の多い上司に対して、イライラする毎日を送っておりました。
仕事で実績を上げられない上司に偉そうに指示されても、拒否反応が強まるだけ。

そこで、上司の命令や指示について・・・どれだけ従うべきなのかを調べる事にしました。
関連記事『仕事を辞めたくても辞められない時にとるべき行動6選』(※別ウィンドウで開きます)
業務命令と指示の違い

まず、上司が部下に行うもので思いつく、『業務命令』と『指示』について見ていきましょう。
『業務命令』とは、以下のようなことを言います。
使用者が業務を遂行するために従業員へ行う命令。
一般的に、業務命令を従業員に行うのは、「部長」、「課長」、「係長」などの役職者が多いでしょう。
業務命令の種類については、次の章でお話ししますが、基本的に業務命令は従わないといけないものです。
では、『指示』とは、どのようなことを言うのでしょうか。
仕事のやり方などを示し、スキルアップに役立つ助言・指導を行うこと。
指示に関しては、業務命令と違って従うものではないことが分かります。

と、いうことは「スキルアップ」にならないような個人的な指示には従わなくていいということ?
上司の指示には絶対従わないといけないの?

業務命令と指示の違いが分かったところで、どの範囲であれば従わないといけないのかについて、より具体的にみていきたいところです。
- 上司の指示に従うべきケースは?
- 上司の指示に従わなくていいケースは?

法律で定められている義務命令には従わないといけないでしょうね。
①上司の命令・指示に従うべきケースは?
業務命令に従わないといけない理由については、『労働契約法』で説明できます。
労働契約法の第6条には「労働者および使用者の合意の下で、労働契約が成立する」とされています。

労働契約を結んだ段階で、従業員は業務命令に従うことに合意したものと見なされます。
従う必要がある『業務命令の種類』については以下の通り。
- 配置転換
- 出向(転籍・転勤)
- 出張
- 残業
業務命令で真っ先に思いつくワードは『配置転換』、『転勤』ですよね。

配置転換と転勤を命じられた時、イヤだとダダをこねて拒否しつづけるとまずそうですね。
残業も業務命令として労働者に課せられることに何ら問題はないようです。
残業に関しては時間に制限が設けられているので、今では無茶な残業は減ってきている・・・と思いたいですが。
ようするに、上記の業務命令については、労働契約が結ばれている限り、従わなくてはいけません。
会社からの業務命令を個人的な感情や理由で断ると、『業務命令違反』として処分される可能性があるので注意しましょう。
②上司の命令・指示に従わなくていいケースは?

労働者は使用者に対して、求められた労働を提供しなければなりません。
そして、前の章でお話した『業務命令』には従うのが基本。

それを踏まえると、業務上合理性のない命令・指示であれば従わなくてもいいケースがありそうです。
たとえば、上司の個人的な思想に基づいた指示です。
根性論を持ち出して部下を無理に動かすような指示をしたり、パワハラ認定を受けそうな一方的な内容の指示をしたりすることです。

ようするに、仕事のスキルアップに関係なさそうな指示であれば、従う必要はないと言えそうですね!
建設業などの危険が伴う仕事であれば、なおさら無茶な指示に従ってはいけません。
それでも押し付けてくるようなら、『命令・指示の濫用(らんよう)』です。
権力で自分の主張を押し通そうとする行為は『パワハラ』と考えていいでしょう。
指示の内容が
- 仕事に関係があるのか
- 自分の成長に役立つのか
この2点を思いだし、関係なさそうなら「指示通りに動く義務はない」と上司と説明してもいいでしょう。
関連記事『わざと残業代を稼いでいると疑われた!残業を正当化する方法は?』(※別ウィンドウで開きます)
自分の身を守るために就業規則を確認しよう

そして、労働者が意識するものとして、『就業規則』の存在も忘れてはいけませんよね。
必ず、働く前に就業規則をみせてもらい、内容を確認するようにしましょう。
まさか「就業規則がない」なんて会社はないでしょうが、内容が会社側の利益になるものばかりでないかのチェックはするべきです。
就業規則は、『労働基準法』を基本に作らなければならないことになっています。

就業規則を読むと会社の「体質」が見えてきます。
以下のサイトで、使用者(経営者)が心得るべき労務管理が確認できます。
労働者がみても大変役立つ情報が書かれていますので、自分を守る意味でも把握しておきましょう。
上司の悪影響を受けない為に必要な自分軸での生き方
上司などの他者に影響を受け続ける生き方では、精神的に疲弊していくだけ。
他人を軸にした生き方をしているからこそ、仕事に対しても前向きになれないのではないでしょうか。

生き方を『自分軸』に変えたら、上司を意識せずに仕事に取り組めるでしょう。
自分を軸に生きられるようになってブレないあなたを作り上げましょう。
自分に集中できるようになることで、心にゆとりを持てるように。
そのためには、自己覚知に有益なツールが必要。
私がオススメする下記ツールを活用すれば、『自分軸』で生活出来るようになります。
これにより、これまであまり意識できていなかった自分の「理想の未来」や「潜在的な欲求」が見えてきます。
ジャマな『他人軸』を排除して他に影響を受けずに自分にまっすぐに生きられるようになりましょう。
新しい自分に生まれ変わりたい方は、是非お試しを。

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【まとめ】業務命令には従う必要があるが、スキルアップに関係のない指示には従わなくてOK

労働者としては、上司の命令や指示に従うのは『基本』ではあります。
会社の風紀や規律を整えるのに必要だからです。
問題なのは
- 労働基準法などに定められている「正当」なものなのか
- 業務を円滑に遂行するために役立つ必要な命令・指示なのか
上司から根拠が分からない命令・指示を受けた際には、「その意図」の説明を求めましょう。
上司の利益の為や感情論であれば、その指示には従う必要はないと私は考えます。
【この記事のまとめ】
業務命令には従いましょう。
指示については、仕事のスキルアップになる内容かどうかで、従うべきか従わないべきかの判断ができる。
しかし、こちらの主張も一方的な「わがまま」にならないように注意を。
無茶な命令・指示には従う必要がない根拠を示して回避しましょう。
関連記事『尊敬されるリーダーシップを身につける為に必要なポイント6選』(※別ウィンドウで開きます)
それでは!
以上、弥津でした。
上司の自分勝手な判断や押し付けがひどくて耐えられない!
そもそも上司の指示には従う必要があるの?