正義感を押し付ける理由と自分の正義で心を消耗させない方法6選

生きづらさの原因は正義感
自分を探求したい

ついつい正義感を発揮して他者と険悪なムードになってしまう・・・その原因と改善法を知りたい!

こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津@yazusui)です。

そして、無駄な正義感で、自らの心を消耗させない考え方を知りたくてもどうしたらいいか分からない・・・。


このように、人を助けるはずの『正義感』で、なぜか『生きづらさ』を感じている方がいるのではないでしょうか?

自分の正当性を主張するための正義感はNG。

無駄な正義感を発揮してしまう理由は、必ず自分の中にあります。

弥津
弥津

正義の主張をして他者を抑えつけることばかりしていた私が、その自責の念を込めて、今回はこの疑問解決法を考えます。

自己主張で他者を傷つけていないか・・・。

そして、なぜ他者に無駄な正義感を出してしまうのか・・・その理由と改善法を理解して、穏やかな自分を取り戻しましょう。

生きづらさの原因は正義感!

壁を目の前にして生きづらさを感じる
弥津
弥津

結論、『正義感』は自分の首を絞めるだけ!

生きづらさの原因になります!

では、「なぜ正義感が強いと生きづらくなるのか」について考えていきましょう。


私自身、正義感が強いことが美徳だと錯覚していた過去があります。

でも、それは自分を追い詰めることになるし、仲間を失うきっかけにもなる・・・そう知った時にはすでに手遅れでした。

正義感とは、「自分を肯定することを、他者に強く求めること」だと思う私。

ようするに、自己主張の押し付けなんですよね。

「これが最も正しい考え方だ、従え」

正義感が強いあまりに、正論を主張しようとするのは、上記の言葉で他者を制圧しようとしている事と変わりない。

これでは、周りの人は避けたくなりますよね。

正義感はときとして、人を救うもの。

しかし、ときに弱者をも攻撃してしまう危険なものでもある。

正義感の問題点は、その『攻撃性』です。

自分が良かれと思って言動を起こしても、攻撃だと取られかねないのです。

弥津
弥津

その攻撃性に周囲が嫌悪感をもってしまう結果に・・・。

他者から信頼を得るどころか、避けられてしまうのです。

攻撃的な人には、誰だって関わりたくないですよね。

「周りの人と仲良くできない」、「いつも孤独だ」と感じる人は、正義感を示す自分に陶酔していないか振り返ってみましょう。


結局は、「生きづらさの原因は、自分の(無駄な)正義感」ということなのです。

正義感を押し付けてしまう5つの理由

押し付けられて驚く人

それでも、人はなぜ自分の正義感を押し付けてしまうのでしょうか?

ここでは、その理由を考えてみましょう。


私が思う理由は以下の5つ。

  1. 優越感にひたれるから
  2. 自分が得をするから
  3. HSPの傾向があるから
  4. 嫉妬心が強いから
  5. 自己防衛意識が過剰だから

以下に順を追ってお話ししていきますね。

①優越感にひたれるから

正義感を発揮して正論を伝えると、論破したようで優越感にひたれますよね。

実際は、正論ではなくて、わがまま論なんでしょうけどね・・・。

自己主張をして、それが通ると満足感を得られます。

その満足感が病みつきとなり、自分の正義感を出すことがやめられなくなるのです。

周りが共感していなくても、おかましなし。

自分が大きな存在になれたという優越感があれば、満足。


その感情によって、正義感の押し付けをしてしまうのです。

②自分が得をするから

正義感を発揮すると、良くも悪くも目立ちますよね。

状況によっては、発言する勇気が認められて、評価が上がることも。

正義感を発揮して得をした経験をしてしまうと、『正義感発揮、最高!!』という意識がついてしまいます。

人は自分が認められると嬉しいですからね。

それゆえに、正義感を見せて評価されたとなれば、やめられなくなるのです。

③HSPの傾向があるから

HSP(Highly Sensitive Person=非常に敏感な気質持った人)の傾向があると、様々な事柄に反応してしまうため、正義感にがんじがらめになりやすい。

私もHSPの傾向大ですが、周りの人が気にしないような事に気付いてしまって、「あの人は非常識だ!」と一人で感情的になることがあります。

細かい事に気付いてしまうあまり、その行為に対して善悪の判断をしてしまいがちに。

良し悪しの判断は、基本は自分の経験則から行いますよね。

ようするに、自らの中にある正義で善悪判断するのです。


周りの人の言動に敏感すぎると、正義感を無意識に発揮してしまう結果に。

HSPについては、関連記事神経過敏でHSPかもしれない人が能力を活かす為のポイント7つ』(※別ウィンドウで開きます)で解説しています。

④嫉妬心が強いから

嫉妬心が強い人も、正義感を押し付けてしまう結果に・・・。

他者を羨ましいと思ったり、妬んだりすると、相手の行いを悪だと訴えたくなりますよね。

自分の主張こそが正義だと、認めさせようとします。

嫉妬しやすい人は、自分勝手な正義で意見をいってしまいやすいので、注意が必要です。

⑤自己防衛意識が過剰だから

人は誰しも自己防衛意識を持って生活しています。

自分を守る為の意識なので、無意識に反応が出たりします。

自分が非難されていると錯覚したり、自分の価値が落ちると感じると、正当性を主張するため、他者に攻撃的になってしまいます。

自分の正当性を主張するわけですから、それは正義だと思って発言します。

反対意見を言われても、自己防衛意識はおさまらず、攻撃的な態度がエスカレートする傾向があります。


自己防衛が強い方については、関連記事負けるが勝ちを実践すると人生が豊かになるワケと負け方のポイント』(※別ウィンドウで開きます)も参考になるので、合わせてご覧ください。

自分の正義で心を消耗させない方法6選

ノートに書かれたpointの文字と赤鉛筆

自分の正義を主張すると他者の優位に立てそうですが・・・実際はそうではありませんよね。

一方的な人だと取られる可能性が高いので、敬遠されてしまうリスクも。

弥津
弥津

それに、正義を主張したあとって疲れませんか?

正義感を燃やして生きていると、無駄に心を消耗してしまう結果に・・・。

それでは、ここからは『自分の正義で心を消耗させない考え方』についてお話しします。

  1. 他人は変えられない!
  2. 相性が合わない人とは住み分けを!
  3. 周りを見ずに自分に集中を!
  4. ルーティンを作ろう!
  5. 自分に合ったリラックス法を探そう!
  6. スマホ依存から脱出しよう!

この6つを意識すると、無駄な正義感で心が疲弊することを防げますよ。

①他人は変えられない!

いくら正義感を燃やして主張しても、他人の考え方や態度を変えることって簡単ではないですよね。


そもそも変えられないものに対して争ったところで、良い成果は出ない。

攻撃的だと非難されたり、自分勝手だとして評価を落としたりで・・・こちらにマイナスなことばかり。

「他人は変えられない」と考え、無駄な正義感で対決しないようにしましょう。

みなさんも、他者に言動を正されても、素直に聞けない時ってありますよね。

長年、「私はこれでいいんだ!」と思ってやってきたことを訂正されても、その場では認められないもの。


『正義』は人がいるだけ存在すると考えるようにしましょう。

②相性が合わない人とは住み分けを!

みなさんは、周りの人全員と仲良く出来ていますか?

少しくらいは苦手な人、相性が合わない人がいますよね。


そのような人と無理に仲良くなろうとしても、お互いにストレス!

ここで大切なことは、『住み分け』です。

相性が合わない人がいると、その人に対してこちら側の正しさを主張しがちに・・・。

その主張がトラブルを呼ぶので、合わない人とは『住み分け』の意識を持つようにしましょう。

無理に仲良くなろうとせずに、意見が合わないことを念頭に、適度な距離感を持って接するように。

「この人と私とは、いる場所が違うんだ」と自分に言いきかせるようにすれば、自らの正義感で疲れずに済むでしょう。

③周りを見ずに自分に集中を!

正義感の押し付けをしてしまう人は、根本的に『他者にばかり目が向いている状態』。

ようするに、自分に集中できていないのです。

周囲の言動に気を奪われず、自分のすべきことに集中するように心掛けましょう。

仕事の集中力だけでなく、プライベートでも趣味の時間を大切にするなど、とにかく『自分がしなくてはならない事』、『興味があってやりたい事』に没頭できるように。

自分に目を向ければ、他者がどうあろうと気にならなくなります。


周囲の動きが気になるようなら、集中力が欠けているのかもしれませんね。

④ルーティンを作ろう!

正義感を見せようとする時は、前述のように自分への集中が足りないことが原因と思われます。

そうかといって、「すぐに自分に集中なんて出来ない!その方法が分からない!!」という方がいるでしょう。

心が乱れないように、ルーティンを決めるといいでしょう。

たとえば、朝起きてから行う行動を決める。

朝の体操や散歩、あるいはコーヒーをドリップして飲むとか。


職場で集中できない人は、通勤前にネットラジオで自己研鑽できる情報を聞く、毎朝デスクを拭き上げる、ストレッチをしてから仕事に入るなどなど。

自分に集中する時間を作り、それを習慣化するだけでOK。


注意散漫な傾向がおさまり、自分に集中できるようになるでしょう。

⑤自分に合ったリラックス法を探そう!

自分が正しいと主張してしまう傾向は、日頃のストレスからきている場合があります。

他者に対してイライラするからこそ、「あなたは間違っている!私の考え方こそ正義だ!!」と言いたくなるのです。

リラックス法をみつけ、ストレスを溜め込まないようにしましょう。

ストレス過剰になると、人を許すことが出来なくなりますよね。

人に寛容になるために、生活習慣の見直しやリラックスに役立つグッズを試してみると効果的です。

心のモヤモヤ・イライラが改善できるサービスを、こちらの記事で提案しています。

心をすっきりさせたい方は参考にしてみて下さい。

関連記事 『在宅で取り組める心のモヤモヤ・イライラを改善する方法まとめ』(※別ウィンドウで開きます)

⑥スマホ依存から脱出しよう!

正義感の押し付けという他者への攻撃性は、メンタルが上手にコントロール出来ないことからも起こります。

その一因に、『スマホ』が挙げられると私は思います。

スマホの使用時間を減らして、メンタルを整えましょう。

スマホを過剰に使用していると、脳は多くの情報と、その刺激でオーバーワークになります。

そして、睡眠にも影響します。


それによって、脳は常に興奮から抜け出せず、イライラがおさまらない状態に。

これでは、他者への攻撃性は抑えられませんよね。


スマホ依存は心を蝕み、自分の言動をもコントロール不能にするリスクがあると理解しておきましょう。

【まとめ】正義感の押し付けは「無駄」!

まとめと書かれたカード

今回は、『生きづらさの原因は正義感!自分の正義で心を消耗させない考え方』を紹介しました。

記事の要約
  • 自分の正義で心を消耗させない方法6選
    • ①他人は変えられない!
    • ②相性が合わない人とは住み分けを!
    • ③周りを見ずに自分に集中を!
    • ④ルーティンを作ろう!
    • ⑤自分に合ったリラックス法を探そう!
    • ⑥スマホ依存から脱出しよう!

誰でも「自分の意見が一番正しい!」と思うもの。

しかし、その正義感は人を傷つけ、そして自分の評価を大きく落とす危険性をはらんでいます。

人を助けるための正義感であればOKですが、自分の正当性を主張するための正義感であれば控えるべきでしょう。

正義感に支配されて、攻撃的な言動をしてしまう自らの中にある原因を理解し、本来の自分を取り戻しましょう。

他者を責めるのではなく、自分に何が起きているのかを振り返るように。


そして、無駄な正義感で人を苦しめず、そして自分の首を締めないように注意を!!

私と一緒に気をつけていきましょう。


それでは。
以上、弥津でした。

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