こんにちは、自分をHSPだと思う社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
このように、神経過敏に苦しんでいる方、多いのではないでしょうか?
HSPの生きづらさだけに目を向けてはいけない。
有効に活かせることもあります。
『HSP』ではないかと思われる神経過敏さにお悩みのみなさまに向けて、同じく神経過敏で病んだ経験のある私がお答えします。
近所の子供の声や低周波音・・・音声に神経過敏な私。
そんな折、『HSP』という言葉を知りました。
ひょっとしたら私は『HSP』なのかもしれない。
でも・・・。
HSPは、必ず何かに活かせるはずだ!!
改善するため、どう思考を転換すればいいのか考えていきましょう。
私と一緒に「HSPでも考え方次第で上手くいく」ことを学べますよ。
HSPって何?
HSPとは 「Highly Sensitive Person」 の略で、直訳すれば『非常に敏感な人』となります。
HSPの特徴について調べてみました。
以下の説明をご覧ください。
HSPとはHighly Sensitive Personの略で、生まれつき刺激に敏感で、周りからの刺激を過度に受け取ってしまう人のことを指します。
引用:Take it easy for HSP
HSPの人は日頃からささいなことに疲れやすかったり、人の感情に巻き込まれて苦しい思いをしたり、頼まれごとに対して断れずに自分のことを責めやすいといった特徴があります。
このように、HSPの特徴として3つが挙げられています。
私は3つとも当てはまっちゃいますね・・・。
それならそうと、まずはそのような傾向がある自分を「自覚する」ことから。
自分がHSPではないかと認める勇気を。
そして、HSPで過度に苦しまないようになる為のポイントを知ることです。
マジやばい?私のHSP傾向
私には、近隣住民の「配慮の無さ」が許せなくてたまらない傾向があります。
例えば、
- 夜遅くまで窓開けっ放しでテレビや会話などの音を外に流す隣の住民
- うちの自宅前において大きな歓声を上げて路上バドミントンをしている向かいの家の家族
- 夜遅くまで奇声を上げながら庭でバーベキューをしている裏の家族
- 庭で大声あげて騒ぎ遊ぶ子供
- さらにはエコキュートの室外機から出てくる低周波音(これはうちに設置したものです)
騒音に関しては、ご近所には直接声をかけて「配慮するように」とお願いした事があります。
私が自分こそ常識者であり、他者に迷惑かけていると気付かないこの人達の方が「悪」だと信じていました。
でも、冷静に考えると・・・私以外の人なら「この程度の事」なのかもしれませんよね。
私が、かなり「敏感」なのは確か。
いえ、もしかして『異常』なのかも・・・。
治す必要がある?
HSPはその人の持つ『気質』。
先程挙げたような、問題となる傾向もありますが、決して悪いことばかりではありません。
環境や他者の気持ちの変化に気付きやすいといった良い面もありますし、人より他者に感情の変化やアピールサインを察知しやすい傾向だってあります。
HSPを活かす事も可能そうですね!!
まずは、正しくHSPを理解していきましょう。
神経過敏でも「武器」になる!
HSPという言葉はアメリカの心理学者のエレイン・N・アーロン博士が考案し、1996年に自著で発表されたことからが始まりです。
HSPは、敏感が故に他者の言動が気になってしまい、時に他者との協働などが難しくなってしまう特性があります。
その為、職場や家庭で自ら疲れやすさや生きづらさを感じる事が多くなります。
周囲から「繊細で神経質」「内気」など・・・ネガティブな印象で捉えられがち。
しかし、5人に1人程度はHSPの傾向が見られるとも、アーロン博士は述べています。
なぜ、多くの人がHSP気質になってしまうのか。
その原因が気になりませんか?
原因のひとつとして、「ダメ親から与えられた悪影響」が考えられます。
運良く毒親の元に生まれなくても、生きていれば多くの困難に立ち向かわないといけませんよね。
また、大人になってからでも、厳しい環境に身を置き続けることで、徐々にHSPになってしまう場合もあります。
それでも、HSPの特性を活かせる場や方法が必ずあります。
その敏感さがゆえに他者への配慮が出来たり、良い判断導けたり出来たりするんですから。
HSPの特徴のプラス面に目を向ければ、自分が様々なものと戦ってきた歴史の中で得た「特殊な能力」と思うくらいでちょうど良いのではないかと思うのです。
ダメな特性と考えず、敏感さが武器となると考えましょう。
心のモヤモヤ・イライラが改善できるサービスを、こちらの記事で提案しています。
心をすっきりさせたい方は参考にしてみて下さい。
関連記事 『在宅で取り組める心のモヤモヤ・イライラを改善する方法まとめ』(※別ウィンドウで開きます)
HSPの能力を活かすポイント8つ
では、どうしたらHSPを活かせるようになるのでしょうか。
HSPを自分で認め、ポジティブ思考に変換できるのかにかかっています。
- 自分のHSP傾向を全て理解する
- HSPで良かった経験を挙げてみる
- 趣味や仕事に活用する
- 書籍を読んで理解を深める
- 「自信を持て」と自分に言い聞かせる続ける
- 感情を文字に起こし、自分へのアドバイスを追記する
- 心の疲れをとる工夫をする
- 自己発見ワークをする
そのポイントを7つに分けて説明します。
①自分のHSP傾向を全て理解する
まずは、前述の通り「自分はHSPかもしれない」と思う、その傾向を理解することからしてみましょう。
私の場合、先程もお話したように、家にいる時に近隣から聞こえる会話の声、子供の遊んでいる時の声・・・全てが騒音に感じてしまう傾向があります。
そんな私ですから、神経が張りつめている事が多く、日頃から不定愁訴に悩まされています。
しかし、自分のHSP的な傾向を理解することで
自分のイライラの原因を他者のせいにしなくなりました。
自分をコントロールできるようになる為にも、「私はHSPじゃない!」と目をそらさず、「私はHSPなんだ」と認めるところからスタートです。
②HSPで良かった経験を挙げてみる
敏感がゆえに後々クヨクヨし続けることが多い、HSPの人。
改善するには、自らの力で「自己肯定」させられるようにシフトできる体質に変化させたいところ。
敏感な自分で「得した経験」を挙げてみるといいでしょう。
たとえば私の場合。
自分を肯定する意味で『敏感で得した経験』をあげてみたいと思います。
- 多くの側面の情報を読み取れる
- 慎重で考えぬかれた行動がとれる
- 人への気配りができる
- 想像力豊か
このように、恥ずかしがらずに「自分を褒めてみる」のが、HSPと仲良く付き合うコツでしょうね。
たしかに、こうやって可視化してみると、まんざら今の自分も悪くないという気分になってきました。
豊かな感性を上手に駆使するための「セルフコントロール能力」を身につけましょう。
HSPを肯定し、それで良かった点を自覚できれば、HSPの特性を必要に応じて駆使できる、セルフコントロール能力が備わります。
③趣味や仕事に活用する
HSPのように感受性が強い人は、『芸術肌』。
その感性の強さを生かして、芸術的なものに取り組んでみるのも良いでしょう。
私のおススメは「写真」。
敏感な感性を活かして、被写体にこだわってみましょう。
さらに調べてみると、「感受性の強い人に向いている職業」を挙げている記事に出会いましたので、ご紹介します。
【感受性が強い人が就くべき職業】
●画家・音楽家・デザイナーなどの芸術分野
●小説家などの作家
●カウンセラー、占い師など、他人の悩みに関する職業
●職人、研究者、技術者など、仕事自体に日常から没頭できる職業
引用:スピリチュアルコネクト
「他人の悩みに関する職業」って、私の今の仕事(ケアマネジャー)に当てはまりますね。
自分には向いていない仕事のように思っていたけど・・・合ってるのかな。
④書籍を読んで理解を深める
書籍に、改善のヒントをもらうこともオススメです。
アーロン博士の著書を読んでみましょう。
私は図書館で運良くみつけ、読ませてもらいました。
購入して、その本に書かれている言葉を振り返りながら自分のものにしてもいいですね。
とくに「敏感すぎる私の活かし方」が私的にはGoodでした。
⑤「自信を持て」と自分に言い聞かせる続ける
自信を持てるようにする為には『自己暗示』を続けること。
HSPでも得した点を思い出し、「良いところもあるんだ、自信を持て」と毎日のように自分に呼び掛けましょう。
- 「私は出来る」
- 「今のままで大丈夫」
- 「必ず生かせる」
このような自己肯定の言葉を何度も口ずさむように。
自分に暗示の言葉を投げかける事で、しっかりと自己肯定意識が刻み込まれます。
⑥感情を文字に起こし、自分へのアドバイスを追記する
日記をつけるなどして、その時の感情を文字に起こしてみるのもいいでしょう。
日記として毎日書かずとも、自分の感情を吐き出したい時だけでもOKです。
文字にすることで自分の感情を客観的に確認できます。
書き続けていく事で、自分の思考の癖が分かってきます。
後日読み返して、自分へのアドバイスを追記するようにしましょう。
これを繰り返せば、敏感さを活かし、かつ冷静さも身につけられるようになるでしょう。
⑦心の疲れをとる工夫をする
ケアマネのような対人援助の仕事をしていると、よく「人とお話しするのが好きなんでしょうね」って言われます。
しかし、
色々と気になり過ぎて、いつも心はヘトヘト。
と、いうのが本音。
疲れた心には、それを癒やす空間・アイテムが必要。
毎日、心の疲れをとる工夫をする実践しましょう。
たとえば
- 自分の部屋を落ち着く空間に作り上げる
- カフェ、図書館通いを趣味にする
- 落ち着いた音楽を聴く
- 瞑想を習慣にする
- 定期的にカウンセリングを受けるなど
余計なことを頭に入れず、HSPから距離を置く時間があれば、自分を大切に思えてきます。
また、関連記事「ストレスフリーになりたい!心の疲れで悩む私が考える有効な対処法」(※新しいタブで開きます)もストレス解消について書いていますので、参考にしてください。
⑧自己発見ワークをする
心の袋小路に入ってしまっている方は、自分自身に目を向ける余裕がないケースがあります。
自己発見は神経過敏を改善するのに役立ちます。
そもそも自分に没頭できないから「他者に過敏に」なっているのかも。
自分が「何者なのか」が分かれば、自分に集中できるようになり、状況が改善できるでしょう。
自分を知る15の質問であれば、「自分探し」に大いに役立ちます。
以下のリンクから自己改革への扉を開いてみましょう。
神経過敏な原因を把握し、改善に導く道調べが見つかるでしょう。
【まとめ】
自分がHSPかもしれないと思っても、『病気』のように考える必要はありません。
【この記事のまとめ】
過敏さは武器になる!
特別な才能を持っていると思い、自分を肯定しよう。
何事も無理をせず、自分を追い込まない。
余裕を生み出す心構えも重要ですね。
それでは!
以上、弥津でした。
神経が過敏すぎて毎日疲れがひどい・・・どうすれば改善できる?