こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
このように、初対面の人が苦手で、人見知りを自称することでコミュニケーションを避ける癖がある人っていますよね。
『人見知り自称の癖』を改善したくても、何を心がければいいのか分からない・・・。
自分や他者に対する興味、ようするに『人への興味』を深めれば、改善は可能!
人見知り癖を改善したいのに出来ない方に向けて、少年期からの過度な人見知りを脱した経験を持つ私が、今回この悩みにお答えます。
人見知りを自ら名乗って、人を避けようとする癖を改善するポイントを6点お話しします。
人見知り癖の改善を試みたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
人への興味を強めれば「人見知り自称の癖」は治せる!
結論、「人への興味」を強めれば、人見知りを自称してコミュニケーションを避ける癖を改善できます!
突然ですが、あなたには
僕(私)、人見知りなんで・・・会話していて楽しくないかもしれませんけど、ごめんなさい。
と、会話する前から『人見知りを自称』する癖、ありませんか?
人への警戒心や苦手意識が強いと、先に「人見知りを自称」して自分に対するハードルを下げておきたい心理が働いてしまいます。
しかし、自分で自分を「人見知り」と形容することに違和感を持つ人は多いようです。
なぜなら、苦手なことを克服しようとせず、ただ甘えているように見えるから。
私は社会福祉士として「人と関わる仕事」を長年していますが・・・実のところ、昔はかなりの人見知り。
プライベートでは、初対面の人とはお酒の力がないと円滑に話せませんでした。
私の場合、過去における『人間に対するトラウマ』が原因ではないかと推測しています。
関連記事『毒親育ちの特徴と親から解放されて自分を改善する方法を解説』(※別ウィンドウで開きます)
その他に理由・原因はありますが、ようするに、総合的に言えば『人間への拒否反応』。
人間への興味を消すことで、自分が傷つく事態を予防しようとしているのです。
しかし、そう分かったのであれば、改善法を見つけたようなもの。
「人見知りを自称し、人を避ける癖」を治そうと思うのであれば、『人への興味を強めればいい』のです。
他者に向かって「私は人見知り」だと自称してしまう5つの理由
ですが、改善法をお話しする前に、「自分を人見知りだと思い込む理由」を知っておきましょう。
自分の中にある人見知りのワケを理解すれば、改善に向けての心の準備ができるようになります。
- 自己肯定感が少ないから。
- 対人関係でトラウマを抱えているから。
- ストレス耐性が弱いから。
- 緊張して失敗した経験が多いから。
- 家庭で大切に育てられ過ぎたから。
以下4点について、順を追ってお話ししていきますね。
①自己肯定感が少ないから
自分の存在を肯定できない人は、他者から「自分」を知られることを恐れます。
なぜなら、自信がないので、面談の際に「ダメな自分を見られたくない」とネガティブにしか考えられないから。
そのため、「私は人見知り」だと公言することで、自分への関心を弱めようとするのです。
他者が出来るだけ自分を観察しないように、事前に防衛網を張ろうとします。
②対人関係でトラウマを抱えているから
これは、私自身に当てはまる理由なのですが、過去に対人関係でトラウマを抱えている人は、人見知りになりやすいようです。
まさに、動物的本能のようなもの。
過去の恐怖体験が脳にインプットされれば、それを避けようとするのは『本能』。
親や友人、先生、同僚、上司・・・初対面のイヤな印象そのままに、その後もつらい思いをさせられた人が多ければ多いほど、「初対面は気をつけろ」と脳が司令を出すように。
対人関係のトラウマは心の傷が深いため、克服は容易でありません。
③ストレス耐性が弱いから
ストレスを溜める器の大きさは、個人差あり。
それによって、ストレス耐性の強さも変わってきます。
ストレス耐性が弱いと脳が理解していると、ストレスな状況をとにかく回避しようとします。
初対面は誰でもプレッシャー(ストレス)を感じるもの。ストレス耐性が弱いと少しのプレッシャーでも容量オーバーの危機を感じ、逃げようとするのです。
これも、自分の命を守る自己防衛本能がベースにあるので、セルフコントロールが難しいのです。
④緊張して失敗した経験が多いから
緊張は抑えたくても抑えられないですよね。
適度な緊張は高いパフォーマンスを生む要因になりますが、緊張しすぎるのは失敗につながってしまいます。
緊張しすぎて失敗が多い人は、最初から失敗を恐れて苦手な事を避けてしまいます。
初対面の人との会話は、誰しも程度の大小はあるでしょうが、緊張しますから。
初顔合わせで「失礼な事を言ってしまうかも?」、または「上手く話せないと恥ずかしい」といった不安が強いと、『人見知り』をいうワードを事前に伝えて失敗しやすい状況を作ろうとします。
⑤家庭で大切に育てられ過ぎたから
家庭で過度に大切に育てられると、他者と嫌な思いをしてまで交流する必要がないと考えてしまいます。
人見知りで他者と仲良くなれなくても、家族のもとに戻れば幸せだから。
家族への依存が強いので、それ以外の他者を重要視していないとも言えます。
『人見知り』だと自称して、最初から他者を寄せ付けません。
人見知りを自称してしまう癖を改善するポイント6選
それでは、どうすれば「自称人見知りの癖」を改善できるのでしょうか?
自分や他者に対する興味、ようするに『人への興味』を深めれば、改善は可能です。
以下6点のポイントを解説していきます。
- 自分の長所に興味を持つ。
- 良い友人との付き合いを深める。
- 出会った人の良い印象だけを記録する。
- 勇気を出して自己主張する。
- カウンセリングで人見知り克服のコツを掴む。
- メンタルサプリで心を平穏に保つ。
①自分の長所に興味を持つ
まずは、自分への興味を深めましょう。
自信がないと、他者の前に立つことすら恐怖を感じてしまいます。
恥ずかしがらずに、自分の長所をノートや手帳に挙げてみましょう。
コミュニケーションに関する長所だけではなく、家庭や仕事、趣味に関すること、何の分野でもOK。
自分で「自分の良さ」が分かれば、自信がついて人見知りが緩和されてきます。
②良い友人との付き合いを深める
人見知りを自称して他者を避けてしまうのは、良い人間関係を経験していない可能性があります。
人への好印象を深める必要があります。
関係性の良い友人と、さらに交流の機会を増やし、「人慣れ」のきっかけとしましょう。
私の場合、自分が他者を楽しませる自信がなかったので、遊びに誘われるのを待つタイプでした。
そうではなく、最近疎遠になっている友人をこちらから誘ってみるようにしましょう。
③出会った人の良い印象だけを記録する
人への恐怖心や関心が薄い原因は、「人の良い点を探せないから」。
出会った人の良い印象を、可視化しましょう。
この場合、悪い印象は除外。
会った際に感じの良かった人の「良い印象」を手帳などに書き出し、人に対する不安感を緩和していきましょう。
④勇気を出して自己主張する
自信がない人は自己主張できない、そして、自信がないから人見知りのままに・・・。
それなら、自己主張できるようになればOK。
ブログやテレビ・ラジオ投稿、SNSでの役立つ情報発信など、他者に自分をアピールしてみましょう。
自己主張しないと、他者からの反応を感じる機会を得られません。
自己主張で他者の反応を感じ、人に慣れていくようにしましょう。
⑤カウンセリングで人見知り克服のコツを掴む
以上の4点でうまく人見知りをコントロールできない人は、プロに相談する方法があります。
カウンセリングを受けて、自分自身を知る機会を作りましょう。
カウンセリングは、人生相談とは違い、傾聴や質問を行いながら「自分自身を理解する手助け」をしてくれるサービスです。
自分を見つめる機会となり、人見知り克服のコツを掴めるでしょう。
来所面談が難しい方は、オンラインやメッセージでの相談がおすすめです。
⑥メンタルサプリで心を平穏に保つ
人を避けてしまう一因は、日頃のストレスも関連していると思われます。
人との交流に余裕が持てるように、メンタルを安定させましょう。
日頃からイライラしていると、人を避けてしまいたくなりますよね。
リラックス法を自分で見つけられない場合は、メンタルサプリを試してみるといいでしょう。
心のモヤモヤ・イライラが改善できるサービスを、こちらの記事で提案しています。
心をすっきりさせたい方は参考にしてみて下さい。
関連記事 『在宅で取り組める心のモヤモヤ・イライラを改善する方法まとめ』(※別ウィンドウで開きます)
【まとめ】「初対面の人でも怖くない」という経験を積もう!
今回は、『人見知りを自称してしまう理由とその癖改善するポイント6選』と題してお話ししました。
人を避ければ、人への苦手意識が強まります。
その逆で、人への興味を強めれば、人見知りと言って他者を避ける癖が改善できます。
今回紹介したポイントを意識して、人見知りを克服した新しい自分に生まれ変わりましょう。
人見知りだと自称してコミュニケーションから逃げてしまう癖は、他者から嫌われてしまう原因になり兼ねないので、早めに対処を。
それでは。
以上、弥津でした。