こんにちは、社会福祉士兼業ブロガー・弥津(@yazusui)です。
このように、親子関係の悪化にお悩みの方、多いのではないでしょうか?
でも、大丈夫です!!
この記事で分かること
- 親子関係の悪化原因は「親」にあり!
- 親子関係が悪化する原因は?
- 崩れた親子関係を改善する方法。

親子関係の悪化に困惑する親御さんに向けて、同じく子どもとの不仲で苦しみ、解決に至った経験を持つ私が、この悩みにお答えします。

というわけで、今回は親子関係を修復・改善する方法について説明していきます。
親子の関係修復・改善は、親からアプローチが必須!
親としては自分の言動を正当化したいところでしょうが、それでは子どもとの関係悪化は改善できません。
方法を理解して、崩れた関係を徐々にもとに戻していきましょう。
親子関係の悪化原因は「親」にあり!


結論、親子の関係悪化の原因は『親』!
改善・修復する責任も『親』にあります。
一般的に、親の方が経験豊かで正論を語れるように思われますよね。
その一方で、子どもの方が未熟で、間違った言動で周りを困らせるイメージがありませんか?
しかし、親の価値観は、自分の歩んできた道のみで作られたもの。
子どもの自由な発想や行動を制限する悪しき原因になりかねない一面もあるのです。
それゆえに、子どもの自由な言動を許容できない事や価値観の押し付けが、親子関係悪化の原因となりやすい。
ですから、親子不仲のきっかけや責任は、『親にある』ケースがほとんどだと私は考えます。
実際に私の場合も、失敗を許さない私の厳しさが子どもとの距離を空け、長期間お互いに口を利かない事態を作ってしまいました。
私は、自分の責任だと自覚するまで多少の時間を要しました・・・。
しかし、親が自責を認めれば子どもは素直に許してくれることも分かりましたし、自分の問題点や改善法を知る機会にもなりました。
とにかく、親子関係修復・改善は『親が自分の責任だと認める』ことからスタートなのです。
親子関係が悪化する原因は?

では、修復・改善法をお話しする前に、親の問題点を理解するため、親子関係が悪化する原因を考えていきましょう。
- 親の心が成長していないから。
- 親の理想を押し付けてきたから。
- 子を褒める機会が少なかったから。
- だらしない親に子の不満がたまっているから。
- 共依存の関係に陥っているから。
以下5つの原因について、具体的にお話ししていきますね。
①親の心が成長していないから
親は、無意識に「子どもは未熟だ」という目で見がちです。
しかし、親の持つ知識や価値観は、時代遅れである可能性が・・・。
親の心や価値観が成長していないことで、子どもとのギャップが生じ、親子の衝突につながるケースがあります。
親の方が甘えた感覚を持ちながら、子どもに厳しいことを言ったところで、説得力なし。
自分の不成長を棚に上げて、子どもを一方的に下に見る傾向がないか、注意したいですね。
②親の理想を押し付けてきたから
私のように、「こうした方が成功する!」、「失敗を許すと成長しない」という個人的な価値観を持っていると、子どもに強く接してしまいがちに。
親の理想を押し付ければ、子どもは萎縮するだけ。
親を尊敬するどころか、人格を認めてもらえない『敵』として反抗するようになるでしょう。
親子関係が悪化する原因で、一番多いのはこのパターンではないでしょうか?
子どもは、すでに自分の価値観を持っていることを、親としては理解すべきですね。
③子を褒める機会が少なかったから
「厳しさこそ、成長の糧だ」と勘違いしている親になっていませんか?
厳しさばかりで、褒める機会が少ないと、子どもは親に敵対意識を持つようになります。
「褒めると調子の乗って失敗する」と考える癖は私にもありますが、子どもの時は調子の乗って失敗する経験が重要。
褒める機会が少なかったのではないかと、振り返りたいものです。
④だらしない親に子の不満がたまっているから
子どもが常に親を頼り、尊敬しているかと言えばそうではありません。
子どもは、親の姿を常に観察しており、自分なりに評価しています。
子どもが親の助言や指導を反抗する場合、親のだらしなさに不満がたまっている可能性があります。
実際に私も、酒浸りの親の指示・指導には全面的に反抗していましたから。
親は自分の日頃の様子が尊敬されるに値するかを、振り返る必要がありますね。
⑤共依存の関係に陥っているから
親の子どもへの『強制』、そして、子どもの親への『反抗』。
これは、反発しているのかというと、その逆であったりします。
お互いの存在に依存していると、過剰な期待を寄せ、自分の思い通りに行動させようとします。
共依存は、親子関係を悪化させます。
私も社会福祉士として、多くの共依存関係の親子の相談対応してきました。
どれも、簡単には解けない・・・「行き着くところまで行く」という悲しい状況が現実。
崩れた親子関係を改善する方法

それでは、ここからどうすれば、親子関係を修復・改善出来るのかをお話ししていきます。
以下の7点がポイントです。
- 親が自分の不適切さを認める。
- 他の家族に熱い愛情を語る。
- 困っている時はさりげなくフォローする。
- プレゼントを渡す。
- 自らにある依存心を取り払う。
- カウンセリングで自分を見つめ直す。
- 日頃のイライラを除去する。
①親が自分の不適切さを認める
まずは、親が自分の『不適切さ』を認めることから!
先程のお話しのように、親子関係悪化の原因は『親』。
修復・改善を子どもに任せていたのでは一生かかっても良くなりません。
心の整理に時間がかかってもいいので

やっぱり、俺(私)が悪かったな・・・。
と、親が自分の否を認めて、心を平らにすることから始めましょう。
②他の家族に熱い愛情を語る
自分の心が整理できたら、子どもへの愛情を他の家族に語るのも有効的です。
子どもの直接、熱く語る人が多いでしょうが・・・まだ完全に熱が冷めていないうちが自分を正当化する言い方をしてしまいがちです。
そうなると、関係修復のはずが逆効果に。
ワンクッション、家族に子どもへの謝罪・愛情を語り、お互いが理解できるきっかけと作ってもらうといいでしょう。
家族でありながら第三者である、家族であれば、あなたの一方的なわがままも適度に中和して、子どもに伝えてくれるでしょう。
③困っている時はさりげなくフォローする
親子関係が悪くなっても、無視はいけません。
子どもをわざと困らせて、親の有り難みを分からせる・・・ということをしても、それが理解できるのは子どもが大人になってから。
それ以前に、親への反抗心で関係不全が治せない事態になりかねません。
子どもの興味、活動には常に目を凝らし、困っていそうな時は、さりげなくフォローをしましょう。
私の場合、陸上競技をしている子どもの状況は妻に聞き取り、新しいシューズが必要そうな時は援助していました。
子どもは、その時のさりげない援助にはありがたさを感じていたとのことでした。
④プレゼントを渡す
プレゼントを渡すと言っても、物を渡して機嫌を取るという意味ではありません。
子どもが努力で成果を上げたタイミングで、祝いの品を手渡すということです。
子どもは親が自分の努力をしっかりと見てくれ、そして評価してくれたと感じます。
関係性が悪い中でも、親の愛情を伝えられます。
私は、子どもが部活で好成績を出した際に、ささやかなプレゼントを手渡ししました。
疎遠になっていた心が、近づくきっかけになりました。
⑤自らにある依存心を取り払う
親は、無意識に子どもに強い期待を寄せ、依存している可能性があります。
その依存は、子どもの反抗を呼び、そして、子どもの親への依存に結びつきます。
親は子どもに過度な押し付けをするのではなく、子どもの夢を実現させるために、裏方として出来ることに集中しましょう。
ときには、親は自分の趣味にも興じ、自立した時間を作る必要があります。
⑥カウンセリングで自分を見つめ直す
自分の心をコントロール出来ないと、子どもへの過剰な助言・指示をおかしてしまいます。
己を知ることは、子どもとの関係修復・改善に有効です。
カウンセリングを受ければ、自らの傾向や改善点を理解でき、子どもへの適切な接し方を知る機会となるでしょう。
カウンセリングというと、敷居が高く感じますが、最近はオンラインでも可能です。
愚痴を聞いてもらうだけでも、自分探しになりますので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
⑦日頃のイライラを除去する
子どもに反抗されてしまう原因は、親の日頃のイライラが原因な時があります。
私もヒステリーな母親に、愛情を感じませんでしたから。
親は子どもの為に、イライラを家庭に持ち込まないように配慮しましょう。
最近は、CBDオイルのような安全なリラックスサプリがあります。
自分に合ったリラックス法で、穏やかに子どもと接することが出来るようになりましょう。
【まとめ】親が自分の責任だと認めないと始まらない!

今回は、『親子関係の悪化原因は親にあり!崩れた関係を修復・改善する方法』を紹介しました。
- 親子関係が悪化する原因は?
- ①親の心が成長していないから
- ②親の理想を押し付けてきたから
- ③子を褒める機会が少なかったから
- ④だらしない親に子の不満がたまっているから
- ⑤共依存の関係に陥っているから
- 崩れた親子関係を改善する方法
- ①親が自分の不適切さを認める
- ②他の家族に熱い愛情を語る
- ③困っている時はさりげなくフォローする
- ④プレゼントを渡す
- ⑤自らにある依存心を取り払う
- ⑥カウンセリングで自分を見つめ直す
- ⑦日頃のイライラを除去する
親子の関係性の悪さは、「自分の問題だ」と親が自覚できれば、案外簡単に解決します。
長期化する原因は、子どもではなく、親側にある何かが問題なのです。
親子は長い人生の中で、一度や二度は衝突するもの。
そこを克服した時に、強固な関係性が出来ると前向きに考えましょう。
雨振って、地固まる。
親子の不仲でお困りの方は、ぜひポイントを実践してみてください。
それでは。
以上、弥津でした。