こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
私も兄弟とは10歳ほど違いますので、一人っ子のような感覚で長く過ごしました。
一人っ子は絡みづらいと言われますが、どうしたら上手く接することが出来るのでしょうか?
「おだてて」、「一人で判断させて」、そして経験値を積ませて成長を促せば上手くいきます。
絡みづらい一人っ子育ちさんがいて困っているという方に向けて、私が実際に対処した経験をもとにお答えします。
見捨てるだけでは被害者意識が強くなって周囲に攻撃的になるだけ。
成長させられるように『経験』をコツコツと積ませましょう。
一人っ子育ちのイメージについて
『一人っ子=甘やかされる』というイメージが思い浮かんでしまう私。
私のように毒親が相手だと、長年の『一人っ子(状態)』はまさに地獄。
私の毒親経験については、関連記事『毒親育ちの特徴と親から解放されて自分を改善する方法を解説』(※別ウィンドウで開きます)を参照ください。
その後私が小学校当時、兄弟が出来たので同志が現れた感覚がして救われた心境になりました。
そんな私の経験のかたわら・・・うちの職場にいる上司ですが、「一人っ子育ちだから癖が強い」と言われ、嫌われてしまう始末。
ヤバい。
反面教師にしなければ・・・私にも似た傾向があるかもしれないし。
私の身近にいる一人っ子育ちの方にある傾向をもとに、分析を勝手にすることにしました。
多少、私の偏見が入っていると思いますが、ご容赦ください。
一人っ子育ちの人にある良い性格3つ
まずは、一人っ子育ちの男女にある「良い性格」から。
- 兄貴肌・姉御肌
- ユーモアで周囲に癒やしを与える
- 余計な事を考えずに行動がとれる
嫌悪感を持たれる点ばかりではないことから、理解を深めましょう。
①兄貴肌・姉御肌
『家庭の中心』として育てられたことが、良い方向に出る時があります。
友人や後輩、同僚の面倒事を「俺(私)がどうにかするから!」と言い、対処に動いてくれる「兄貴肌・姉御肌」。
困っているこちら側とすれば、とても救われます。
感謝されると、「何かあったらいつでも相談していいから」と懐の深さを見せてくれることも。
一人っ子がゆえの自信満々さが頼りがいを生む、プラスの傾向と言えます。
②ユーモアで周囲に癒やしを与える
いつも陽気で明るい一人っ子育ちの人。
冗談やユーモアが好きで、落ち込んでいる周囲の空気を和ませてくれる時があります。
ただし、時折「空気が読めない」、「面白くない」として敬遠される傾向が。
ぎゃくに、空気が読めないことが上手くいき、ムードメーカーとしてグループの中心人物になります。
ユーモアあるトークをしてくれるので、癒やしなる場合があります。
③余計な事を考えずに行動がとれる
自信がある分、行動に迷いがない一人っ子育ちの人。
失敗を恐れず、躊躇することなく行動を起こせます。
自分や他者の為になると思えば、率先して行動して結果を出せる時があります。
突破口が見つからずに困っていると、ふいに解決策をみつけてきたり、解決してきたりして救世主になることが。
失敗のイメージがないので、まっすぐに突き進みます。
そのまっすぐさが大きな業績に繋がる時があります。
一人っ子育ちの人の困った性格5つ
一人っ子育ちの人は、良い面がある一方で『わがままさ』がつきまといますよね。
わがままさが強いと、以下のような困った性格が目立ってきます。
- 主役になりたがる
- 自分の言動に過剰なまでの自信
- 助けてもらえるのが当たり前だと思っている
- 自慢話や苦労話を聞かせたがる
- かまってちゃん的アピールが多い
一人っ子育ちの人にある困った性格も見ていきましょう。
①主役になりたがる
長年、家庭内で「主役」だった一人っ子育ちの男性。
大人になっても、常に自分が主役であることを求めます。
グループ内で自分より目立つ人がいたり、評価の高い人がいたりすると、自分の頑張りや能力の高さを見せつけようとします。
また、上司や先輩といった立場にあると、無駄に「自分が上の立場」だと誇示したがります。
自分が主役になれるグループを編成しようとして、派閥を作りやすい傾向が見られます。
②自分の言動に過剰なまでの自信
幼い時から自分の否をとがめられないまま大人になると、自分の言動に過剰なまでの自信を持つようになります。
それがゆえ、自分の否を簡単に認めない傾向が強くなります。
間違っていることを言っても、他者の指摘に耳を傾けようとしません。
「それはおかしい」と反発し、他者に責任転嫁することがあります。
「自分の高い価値を崩したくない」という心理が、そうさせているのかもしれません。
③助けてもらえるのが当たり前だと思っている
昔から困った時には家族が助けてくれた経験があり、大人になっても「自分が困ったら誰かが助けてもらえるが当たり前」という考え方が出来てしまっています。
上手くいかない事が起こると、「自分一人でさせられたから」と言って、援護してくれない周囲のせいかのような言い方をします。
また、自信家である為、自分からヘルプを求めることが苦手。
危機に陥っている自分を周囲が気付いてくれるのが当たり前とも思い、助け船を黙って待つ厄介な傾向も見られます。
④自慢話や苦労話を聞かせたがる
グループの中で自分の存在が薄くなることに恐怖を感じやすい、一人っ子育ちの人。
周囲の注目を集めたいという心理が働き、自慢話や苦労話を「武勇伝」的に他者に聞かせたがる面があります。
突拍子もないタイミングで、いきなり武勇伝聞かせを発動!
また、周囲が仕事に集中している時に、プライベート談話を差し込んで、注目を集めようとすることも。
孤独が怖いがゆえの行動と言えます。
⑤かまってちゃん的アピールが多い
孤独に慣れていない一人っ子育ちの人ですから、淋しさを感じたら「かまってちゃんアピール行動」を取りやすい傾向があります。
例えば
- 自分に気を向ける為に妙に不機嫌になる
- 自分の趣味や友人関係をひけらかす など
「俺(私)に、もっと絡んでくれ!」と主張します。
それでも周囲の人が絡んでくれないと、他者の都合を考えずに「何か話しかけてよ」と求めてくる人も。
一人っ子で甘やかされて育つと、社会に出ても甘やかしてくれることを求めてしまうのです。
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心をすっきりさせたい方は参考にしてみて下さい。
関連記事 『在宅で取り組める心のモヤモヤ・イライラを改善する方法まとめ』(※別ウィンドウで開きます)
一人っ子育ちの人との接し方のコツ3つ
良い性格」、「困った性格」のある一人っ子育ちの人ですが、上手く接するコツはないのでしょうか?
以下の3点を意識すれば、おおむね上手くいくでしょう。
- とにかく「褒める」
- 回りくどい言い方をせずにハッキリと説明する
- 判断を任せる
一人っ子育ちの人のクセの強さを活かしつつ、成長を促せば友好的な関係を築けます。
①とにかく「褒める」
性格に問題があると指摘しても、説得は難しいですよね。
親からどう育てられるかは、子供に選択権はないわけです。
それなら、一人っ子育ちの人の良い面を活かすのがベスト。
「とにかく褒めておだてる」のが一番。
厳しい指摘を受けると人格を否定されていると感じ、防衛本能が強く働いてしまいます。
基本は「褒める」。
褒めてばかりでは調子に乗ると心配になる場合は、褒めた後に「でも、〇〇するともっと良くなる」という言い方で注意・指摘しましょう。
人は誰でもおだてておけば、問題行動は最小限に抑えられる可能性大。
おだてて宙に浮いた状態にすれば、その人の「良い傾向」が出てきて、周囲にとって頼れる人にできるケースがあります。
②回りくどい言い方をせずにハッキリと説明する
一人っ子育ちの人は困難が来たと分かれば、家族に解決してもらう習慣が染み付いている可能性があります。
そのため、難しい話を聞き取ることが苦手な人がいます。
長い説明をされると、脳がストレスを察知し、防衛本能を働かせます。
回りくどい前置きは省略し、ズバリ確信を伝えるようにしましょう。
③判断を任せる
指示・指導を受ける経験が乏しいと、他者の教え通りに上手く行動できない場合があります。
結果が上手くいかないと、責任から逃れようとします。
責任逃れの癖を放置していても、フォローが当たり前になるだけで成長なし。
成長を促すために
一人っ子育ちの人には、判断を任せてみるように流れを持っていきましょう。
自信過剰な性格を活かせますし、経験を積み重ねることで成長を促せます。
間違った方向に進んでも、一度褒めてから指摘すれば、素直に軌道修正してくれるでしょう。
他者に影響を受けない自分軸での生き方を
クセの強い一人っ子育ちの方をどうにか変えようとしても難しいケースは多いでしょう。
そのような場合は、自分を変えるしかありません。
周りが気になって仕方ないのは、他者に影響を受けながら生活している「他人軸」で生きているから。
他人軸で生きることから『自分軸』で生きられるようにシフトすれば、他者の言動に苦しむことがなくなるでしょう。
他者の影響で自分を見失う前に、自分軸で生きる術を身につけましょう。
自分に集中できるようになることで、心にゆとりを持てるように。
そのためには、自己覚知に有益なツールが必要。
私がオススメする下記ツールを活用すれば、『自分軸』で生活出来るようになります。
これにより、これまであまり意識できていなかった自分の「理想の未来」や「潜在的な欲求」が見えてきます。
ジャマな『他人軸』を排除して他に影響を受けずに自分にまっすぐに生きられるようになりましょう。
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【まとめ】
今回は「一人っ子育ちの人の良い性格・困った性格と接し方のコツ」と題して、私なりの見解をお話しさせていただきました。
癖の強いと言われる一人っ子育ちさんですが、接し方のポイントさえ分かっていれば、良い友人・仲間になれるでしょう。
- 一人っ子育ちの人との接し方のコツ3つ
- ①とにかく「褒める」
- ②回りくどい言い方をせずにハッキリと説明する
- ③判断を任せる
また、他人に影響を受けにくいように『自分軸』で生きるように取り組んでみましょう。
常に成長を意識して生活していきたいですね。
それでは!
以上、弥津でした。
一人っ子育ちの人は、大人になってもちょっと絡みづらい傾向が・・・。
どう接したら上手くいく?