こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
子供が悪い事をしているのに素知らぬ顔でやり過ごそうとする親を見ると、イライラしますよね。
悪い事をしている子供に直接、説明を試みましょう。
親子ともに理解してくれなさそうな時は、「無駄」と判断して退避を!
子供が何をしても謝らない親にイライラがおさまらない方に向けて、対処法を考えましたので説明していきます。
無理に親を責め立てると、あとでその子供に危害が加わる可能性が・・・。
親に公開説教をしたら逆効果。
親を変えることが難しいと割り切り、子供さんが反省を促せるように説明しましょう。
子供が悪い事をしても謝らない親たち
小さな子供は物事の良し悪し区別がつかないものですよね。
そこで重要になってくるのが、「親に良し悪しの区別を付ける能力があるのか」。
放任主義は、時に子供の能力を大きく伸ばす秘訣になると言われています。
放任で子供の能力を伸ばすことについては、関連記事『親が子供に優しく接する為に必要な「放任」の仕方5選』(※別ウィンドウで開きます)で説明していますので、こちらも参考にしてください。
しかし、放任といっても「親が知らぬ顔すること」とは違いますよね。
- 「子供に任せている」
- 「子供は自由が一番」
他者に迷惑をかけている時は、放任は『親の責任放棄』になってしまいます。
以前から公共施設で、子供の迷惑行為に無関心な親をよく目にしていたんですよね。
謝らない親に出会った私の体験談
ここでは、「謝らない親」に出会った私の経験談を。
子供が加入しているスポーツ少年団の大会に参加した時のことでした。
目立つものを小馬鹿にする子供
うちの子供は、大会会場に塾の宿題を持参する習慣があります。
私はキャンプ用の小さなテーブルと簡易ザブトンを持ち込んで、子供が勉強しやすい環境を作っていたところ・・・。
隣のスペースに陣取っていた他団体の子供数人が。
「おいおい、あれ見ろよ。こんなところで勉強してるぜ」と、馬鹿した様子で我が子をみていました。
私は子供の近くで見守っていたのですが、馬鹿にする子供らは私の存在に気付いていません。
うちの子供の勉強グッズが気になるようで、馬鹿にした笑いをしながら何らやコソコソと仲間同士で話しをしています。
そして、うちの子供が試合出場で席を外すと・・・・その子供らは、我が子のバッグに近寄り、文房具や勉強グッズを物色しだしたのです!!
子供にだけ謝らせる親
私はその子供の腕を掴み、「君、俺の子供の物に何で触ってるんだ!!」と強めの口調で尋ねました。
私に腕を掴まれた子とその仲間は、さすがに動揺して硬直。
子供らに「悪い行動は必ず見られていることを忘れないように」と指導をしたあと、その子と共に親のもとに。
そこで、驚くべき親の反応を目の当たりに。
20代後半と思われるお母さんで、ママさん同士でおしゃべりに一生懸命・・・そして、私の報告を聞くと、子供に向かって「謝りなさい!」と繰り返し叱責。
私に対しては、親としての「すみません」の一言はまったくなし。
そして最後まで謝罪はないまま、その後もママさん同士のおしゃべりに夢中になる親。
親としての責任が理解できていないんでしょうね。
なんとも悲しくなった出来事でした。
子供が悪い事をしても謝らない5つの理由
子供の悪い行いに対して、どうして親としての謝罪の言葉が出ないのか・・・その心理が気になりました。
親なのに謝れない、その理由について考えます。
- 自分が親になっている事に気づいていない
- 子供を「他人」として認識している
- 人前で恥をかくことを避けたい
- 無感情でその場をしのぐ癖がある
- 自分を能力の高い人間だと勘違いしている
自分にその傾向がないかを考えながらご覧ください。
①自分が親になっている事に気づいていない
自分が「親」になったという自覚の薄い人がいます。
子供に、自分のペースを崩されることを嫌います。
子供がトラブルを起こすと、「私に迷惑をかけないでくれる!?」という考え方になります。
親もとで育てられている感覚が抜けきれておらず、家族の責任を自分が負う意識が養われていないからです。
「守られている側」から「守る側」に変わっていることに気付いていません。
自分が『親』になっていると、まだ充分に気付けていないと言えます。
②子供を「他人」として認識している
親の中には、子供と自分を共同体と考えきれない人がいます。
子供であっても、自分とは関係のない「他人」として扱ってしまいます。
人は、本来は一番最初に自分を守るように出来ています。
一方で、親としての自覚が芽生えると、子供を守ることを優先にするように。
しかし、自分至上主義のままだと、子供を守るべき存在と認識できず。
自分を大切にし過ぎるあまりに、子供を守る意識が薄い人と言えます。
③人前で恥をかくことを避けたい
自己顕示欲が強い人は、自分の恥を嫌います。
自己顕示欲の強い人への対処法は、関連記事『自己顕示欲が強い人の特徴的な行動とその3つの対応法』(※別ウィンドウで開きます)で説明していますので、参考にしてください。
自分の恥を嫌う理由は、「パーフェクトでありたい」という強い欲求を持っているから。
- 昔から自分の否を認めなくてもやってこれた
- 甘えても許してもらえた
といった「反省経験」の少ない人が陥りやすい傾向です。
この傾向は、親になっても変わりません。
他者の目の前で謝罪するのが、とにかく苦手です。
④無感情でその場をしのぐ癖がある
面倒なことから逃げ続けてきた人は、困難な状況になった時、無感情でその場をしのぐ癖が出来てしまいます。
子供がトラブルを起こしても、「へぇ〜」といった反応で他人事。
「現実逃避」
無感情になることで、心を他の場所に避難させている感じです。
- トラブルは私とは関係のない別の場所で起こった
- うちの家族ではない人の話
といった反応で、責任を逃れようとします。
⑤自分を能力の高い人間だと勘違いしている
子供の言動に責任と感じない親のもうひとつの傾向として、「自分は誰よりも高い位置にいる存在だと勘違いしている」という点が考えられます。
子供の行動は、「下の世界での出来事」。
子供が他人に迷惑をかけても、「下の者同士で起こしたトラブルは君たちで解決してくれ」と思いがちに。
自分の子供を見下しているので、トラブルを起こしたら自己責任を求めます。
他人のトラブルは自分にはまったく関係ないという考え方です。
子供が悪い事をしても謝らない親たちへの対応法3つ
子供が悪い事をしても謝れない親に出会った時、どのような対応をすればいいのでしょうか?
以下3点が対応法として考えられます。
- 相手の子供の安全を守る
- 相手の子供に善悪の教育をする
- 相手が「親になりきれていない」親だと考える
①相手の子供の安全を守る
親への指摘・苦情は、適度さを意識して行うようにしましょう。
親によってはプライドが傷つけられたとして、トラブルを作った自分の子供に理不尽なまでの叱責を加えるパターンがあります。
まずは、自分の子供と相手の子供を守る。
ダメな親はいくら教育しても無駄。
ダメ親が子供に牙をむかないように、相手親には事実を報告する程度でおさめましょう。
そして、口調もヒートアップしないように。
相手の親は自分には否がないと思っているので、一方的に責められている「被害者感覚」です。
物分りの悪そうな親には、対決姿勢を見せないようにしましょう。
子供や自分が損をするだけです。
②相手の子供に善悪の教育をする
のびしろのない親より、相手の子供に正しい事を教える方が得策です。
相手の子供に、周りの人がイヤな思いをしていると教えてあげましょう。
それに、「悪い行動は、誰かが必ず見ている」ということ伝えましょう。
子供によっては、親以外の大人から怒られた衝撃を学びのきっかけにしてくれることがあります。
でも、親も子も同じであれば、無駄になることも。
その場合は、無理強いせずに退避。
退避できない状況であれば、その場を管理している責任者に相談するといいでしょう。
③相手が「親になりきれていない」親だと考える
子供が悪い事をしているのに謝らない親に、正しい親論理を適用してもイライラするだけ。
自らのメンタルを穏やかにするため、考え方を変えてみましょう。
そこにいるのは「親」ではなく、相手の子供の「兄弟」や「姉妹」だと考えるように。
ダメなものはダメと諦めるのが、損を最小限に抑えられるので得と言えます。
反面教師にする良い例に出会えたと思い、親としての自覚を強めるきっかけにするといいでしょう。
親として成長する為に必要な事とは
自己中心的で子供の事を自分の事として置き換えられない親は、まだ自分が大人になった自覚がないと言えます。
ようするに、子供当時の無責任でも許される時期から成長していないのです。
子供をしっかりと守り、共に謝罪が出来る親になるには、自分自身を知ることが必要。
自分に目を背けるからこそ、自分の未成長に気付かない・・・なので、自分を知る勇気は欲しいところ。
自分が子供を守り、成長させるという「軸」が出来れば、誰でも責任ある親になれるのではないでしょうか。
自分に集中できるようになることで、心にゆとりを持てるように。
そのためには、自己覚知に有益なツールが必要。
私がオススメする下記ツールを活用すれば、『自分軸』で生活出来るようになります。
これにより、これまであまり意識できていなかった自分の「理想の未来」や「潜在的な欲求」が見えてきます。
ジャマな『他人軸』を排除して他に影響を受けずに自分にまっすぐに生きられるようになりましょう。
新しい自分に生まれ変わりたい方は、是非お試しを。
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【まとめ】
今回は「子供が悪い事をしても謝らない親たち。その理由と対応法を考える」と題して説明しました。
相手によっては、大トラブルに発展する可能性があります。
怒りにまかせてアタックするのではなく、上手に対処しましょう。
- 子供が悪い事をしても謝らない親たちへの対応法3つ
- ①相手の子供の安全を守る
- ②相手の子供に善悪の教育をする
- ③相手が「親になりきれていない」親だと考える
それでもイライラがおさまらず、ストレスが溜まるようならこちらの記事を参考にして解消を試みて下さい。
関連記事『ストレスフリーになりたい!心の疲れで悩む私が考える有効な対処法』(※別ウィンドウで開きます)
それでは。
以上、弥津でした。
子供が悪い事をしても謝らない親が多い!
対処法を知りたい。