こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
周囲の人に知性を感じさせたいけど、何に気をつけていけばいいのか分からない方、いるのではないでしょうか?
知性のない人の特徴が分かるだけでも、「非常識だ」として敬遠されるリスクを減らせます。
自分が「知性のある人になりたい!」と思う方に向けて、私が長年の対人業務経験の中から解説していきます。
どれも簡単なポイントなので、今日から私と一緒に気をつけていきましょう。
知性とは何か
まずは、「知性」の意味から見ていきましょう。
【知性】
引用:Weblio辞書
1.物事を考え、理解し、判断する能力。人間の知的能力
2.感覚によって得られた素材を整理・統一して、新しい認識を形成する精神のはたらき
上記のように、他者から見て参考となるような判断ができたり、新たな認識を作り上げられる人が「知性がある人」と言えそうです。
例を出せば、仕事をしていて「真似したい」と思えるものが多い人は、「知性のある人」ではないでしょうか。
では、逆に「知性がない人」はどんな人なのか・・・知性を得たいのであれば、こちらも知る必要がありますよね。
知性のあるなしを意識した私の経験
私が「知性のあるなしの違いを感じた経験談」を少しお話しします。
私が介護業界に入った当初、まだ20代のはじめのこと。
「自称・スーパー介護士」だった恥ずかしい私
利用者の心を読み取るよりは、入浴などの身の回りの世話を速くテキパキと行える・・・要するに、介護速度が迅速である介護士こそがスーパー介護士であると勘違いしていた時期があったんです。
しかし、私は運良く自分の間違いに気付く機会に恵まれました。
施設から一名だけ、県外研修に参加するようになり、当時まだ未婚で若造の私が強制的に行かされる事に。
自分が高レベルの介護士だと思い込んでましたからね・・・青二才ですよ。
誰にでも訪れる「勘違い期」の対処法については、関連記事『仕事に慣れてきた時に陥る自信過剰な「勘違い期」を乗り切るには(※新しいタブで開きます)』で説明しています。
他を見て初めて自分のレベルの低さを知る
私が研修に参加した施設は衝撃的でした。
とにかく、職員は穏やか・・・そして、介護職員の作業も適材適所に配置されていて、バタバタ感なし。
「スピードこそ全て」と走り屋のような考え方をもっていた私にとっては、入所している高齢者の方々の笑顔を引き出す職員の「コミュニケーション技量」と「心の余裕」に、大きな違いを感じてショックでした。
根本的に違うのは、職員の多さ・・・。
私の勤務先のように法律で定められている人数ギリギリしか採用せず、人件費を最小限にして利益だけを追い求めている運営とは違う・・・「介護を提供する側の責任」も感じました。
「人をたくさん雇うと儲けが減る」という理由で、職員を増やせない我が元職場の情けないこと。
だからうちの職場はバタバタと、スピードを追い求めないといけないんだ・・。
さらには、そこで出会った管理者の方がとても良い人で・・・。
私のようなダメ施設から来た職員からも「私もまだまだなのでそちらの施設での取り組みや貴方の介護感を教えて欲しい」と教えを乞う低姿勢・・・教えることなんて何にもないっちゅうの。
その人は常に、自信過剰にならず、自分の失敗談も惜しげもなく語ります。
しかも、私がどんな平凡な介護感や知識を語っても、すべてイイトコ取りして褒めてくれます。
威張らず自慢せず、そしてどんな相手でも尊敬して教えてもらおうとする姿勢。
知性ありすぎ!!
自分の職場に戻って知った「知性のなさ」
そして、研修を終えて。
うちの施設をよくする為に、早く研修先の取り組み内容や職員の接遇の良さを伝えないと!
と、意気揚々と上司に報告。
しかし、ダメな施設はホント、上司も含めて「人間がダメ」ですわ・・・。
報告すると、衝撃の一言が!!
うちは色々大変なんで、他の施設の真似する余裕ないから。
はぁ?!
何の為に俺を研修に行かせたんじゃい!!
研修先の管理者と私の当時の上司との違いをこれでもかと感じました・・・「知性なし」!
- 片や『他者の意見を受け入れる寛大さ』
- 片や『はなから他者の話を聞く気のない狭量さ』
言葉の選択間違っているかもしれませんが、うちの上司ってとても頭悪いなって思ったんですよ。
判断力も新たなものを作る気もないし・・・これこそ「知性の欠如」だと感じた経験です。
まぁ、ダメ介護施設への私の愚痴が時折入りましたが、「他をみて我の愚かさを知る」とはこのことだというお話でした。
心のモヤモヤ・イライラが改善できるサービスを、こちらの記事で提案しています。
心をすっきりさせたい方は参考にしてみて下さい。
関連記事 『在宅で取り組める心のモヤモヤ・イライラを改善する方法まとめ』(※別ウィンドウで開きます)
知性を感じる人とそうでない人のそれぞれの特徴について
先程までの私の経験談でも分かるように、私の思う「知性」を語る上で重要なキーワードが『他を受け入れる』。
- 知性を感じる人の特徴
- 知性を感じない人の特徴
お客さん、身内問わず、他者の意見をどう受け止めるかで、その人の「人としての器」が見えてきます。
①知性を感じる人の特徴
知性があるからこそ、自然に「余裕」が出てくるとも言えます。
では、知性について、もう少し具体的に。
知性のある人は「他者の意見を受け入れる」と同時に、「自分のダメな点をしっかりと受け入れる(自分の欠点を認める)」ことができます。
また、自省(自分の態度・行為などを反省すること)ができるという特徴もあります。
「私のがダメな点を良くしていかないと」・・・と思う事で、他者に謙虚になり、時に他者を先生に出来ます。
他者の意見を取り入れながら改善する能力のある人・・・要するに、何度も何度も同じ失敗をしない人。
自分の問題点に目をそらしたり、気付かない人は、ダメな行動を繰り返します。
他者からは「なんて物分かりの悪い人なんだ」と思われ、知性が欠如しているという評価に。
自分のマイナス面を受け入れると同時に、それを改善する為に他者のどんな意見でも吸収してプラスに転換できる人。
②知性を感じない人の特徴
また、逆に知性を感じない人はどんな特徴があるのでしょうか。
それは『落ち着きのない人』。
落ち着きのない人については、関連記事「仕事中に落ち着きのない人についての考え方と対処法」(※別ウィンドウで開きます)で取り上げています。
ため息癖があったり、体をソワソワと常に動かしたり、仕事中に大きな音をたてたり・・・大人しさがなければ、そこに知性は感じにくい。
また、人から見て「子供っぽいな」と思われるような言動はなくすように。
子供っぽい行動例を記事にしていますので、関連記事「職場で「子供っぽい」と思われる、注意すべき行動10選」(※新しいタブで開きます)も参考にしてください。
【まとめ】知性ある人になるために必要なこと
今回は「知性を感じる人とそうでない人のそれぞれの特徴について」お話ししてきました。
では、どのような事が知性には必要なのかでしょうか?
①落ち着きを身につけよう
知性に『余裕』や『落ち着き』は重要。
相手が知識の宝庫だとしても行動がガチャガチャしている人であれば、知性や本当の意味での賢さは感じにくい。
と、いうことは
【この記事のまとめ】
『知性のある人』をまとめれば、何事においても余裕を持って結果を出せる人。
みなさんも、私と一緒に「知性」のある無しとは何かについて考えてみましょう。
②己を知ることは知性習得の近道
自分の余裕のある人は、自分自身をよく理解している人とも言えます。
自分を知るためのツールを使って心身の安定した人を目指してみてはどうでしょうか。
以下のツールがおすすめですので、是非。
自分に集中できるようになることで、心にゆとりを持てるように。
そのためには、自己覚知に有益なツールが必要。
私がオススメする下記ツールを活用すれば、『自分軸』で生活出来るようになります。
これにより、これまであまり意識できていなかった自分の「理想の未来」や「潜在的な欲求」が見えてきます。
ジャマな『他人軸』を排除して他に影響を受けずに自分にまっすぐに生きられるようになりましょう。
新しい自分に生まれ変わりたい方は、是非お試しを。
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まとめ
知性のある方には、他者への攻撃性や自分の力を誇示するような身勝手さもありません。
そこには、自分を十分に理解し、自分のすべき言動を分かっているから。
自己を知ることは何においても、成果を生む意味で有意義。
他者にばかり目を向けずに自分を知ることで「余裕」を身につけましょう。
それでは。
以上、弥津でした。
知性あふれる尊敬できる人になりたい。
どうしたらいい?