仕事に慣れてきた時に陥る「勘違い期」を乗り切り成長する方法

勘違いしてプライドが大きくなった人
エッセイとレビュー

仕事に慣れてくると態度が横柄に。

『勘違い期』を乗り切るには何に気を付ければいい?

こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津@yazusui)です。

仕事に慣れてくる1〜2年目くらいで、誰にでも訪れる「自信過剰で横柄になりやすい勘違いの時期(=勘違い期)」。

勘違い期を抜け出すには、自分は完璧ではないと常に考える癖をつけることから!

弥津
弥津

仕事に就いてから、数回勘違い期を経験したことがある私が、注意点をお答えします。

勘違いして失敗しないように、『初心を常に忘れない』を意識しましょう。

「勘違い期」とは何か

両手を腰に当て威張る人

新人当時は毎日が緊張の連続。

何に対しても「教えてもらう立場」という姿勢で仕事に向かい合える時期です。


しかし、緊張感のある新人時代は1年〜2年も経てば終わりを告げて、いつしか初心は消えてしまうもの。

「私は仕事ができるようになった」思うと嬉しくて、自分が大きな存在になったと錯覚するように。

このような仕事慣れしてきて横柄になりやすい1〜2年目の時期を、私は『勘違い期』と呼んでいます。


勘違い期は誰にでも来るもの。

重要なのは、自覚し、初心に戻ること。


万年勘違い期では、低レベルなままキャリアを重ねてしまうことに。

「勘違い期」に陥った私の経験

ショックを表す稲妻の画像

私にも介護士として働き出した20代前半に『勘違い期』がありました。

自信過剰な勘違い介護士

新人当初は

  • 「介護士になったものの高齢者とどう接していいのか分からない」
  • 「(身体介護をするにしても)相手の体をどれくらいの強さで、そしてどこをどう触ればいいのかも分からない・・・」

しかし、そんな初々しい新人時代は1年ほどで終わり、いつしか私も先輩職員たちから

  • 「作業が早くてすごい」
  • 「君がいると仕事が早く終わるので助かる」

と、褒められるように。

そして、褒められると簡単に宙に浮いてしまう20代当時の私。

弥津
弥津

「俺は介護士として高い能力と才能を持っている」と勘違いしていきました。

自信過剰になってくると、態度は大きくなり、仕事は雑になるものです。

介護の作業スピードにこだわり、身体介護されている高齢者側の気持ちは考えなくなりました。


施設介護はスピードが全てだと勘違いし、優しさは二の次。

入浴に連れて行く際も車椅子レースでもしているかのようなスピードで廊下を疾走し、更衣時は服を脱がせるというよりは剥ぎ取る勢い、そして洗身も手荒く終える。

弥津
弥津

当時の私は、自分が「カリスマ介護士」にでもなったかのような感覚でした。

勘違い期を抜けるきっかけとなった出来事

そんな『勘違い期』を抜けるきっかけが、運良く私に訪れました。

私が担当していた高齢者の家族から、大変強いお叱りを受けたのです。

家族が面談に来ているにもかかわらず、挨拶なしに高齢者の居室に入る。

そして、家族に対しておむつ交換を始めるので居室から退出するようにと威張って指示。


すると、ご家族からこう尋ねられました。

あなた、質が悪いですね。新人職員さんか何かですか?


カリスマ介護士にでもなった感覚だった私は、その言葉を受け入れられず、あろうことか家族に言い返してしまいました。

「いいえ、私は2年やってます。これから『作業』があるので少し退席願えますか?」


ケアを『作業』と表現してしまったり、態度が横柄だったりで、家族の怒りが爆発。

あなたの上司は誰ですか?!苦情をいわせてもらいます!」

弥津
弥津

あわわ・・・何か大変なことになったぞ。

その後、施設長、師長、グループリーダーを巻き込み、会議室で家族に謝罪。

日頃威張った態度でボスズラしていたであろう私が、家族から苦情を言われている様は、他の職員からして痛快だったでしょう。


大恥をかいたことで、私の勘違いが吹っ飛びました。

関連記事悪いケアマネの見抜き方のポイント7つとその対処法2つ』(※別ウィンドウで開きます)

関連記事NGケアマネジャーの見極め方!ケアマネが持つべき視点も解説』(※別ウィンドウで開きます)

勘違い期を抜けないとどうなってしまうのか

勘違いに焦る木人形

勘違いしていた自分を顧みる機会を得た私は、2年たってようやく質のいいケアとは何かを考えだしました。

弥津
弥津

実際、このショッキングな経験がなければ私はどうなっていたのでしょうか?

もしかしたら、おっさんになった今も『自称・高齢者介護の専門家』として威張りくさりながら『カリスマ』を自負していたのかもしれない。

『勘違い期』を抜けられないと、知識・技術・考え方は全て「頭打ち」になります。

ようするに、自分が神にでもなった感覚だと研鑽を怠るようになります。

「中身が成長しないまま見た目だけベテラン」という、みっともない状態になってしまうのです。

自信過剰な「勘違い期」を乗り切り成長する方法

おじぎをして相手への敬意を示す女性

それでは、『勘違い期』を乗り越えるには何が必要なのでしょうか。

  • 自分自身を卑下してみる
  • 自分を知る為のツールを活用する

以上2点についてご説明します。

①自分自身を卑下してみる

私のように、衝撃的な出来事が訪れる前に、自分で気づいて改善できれば幸運です。

勘違い期を突破、あるいは陥らない為に必要な点は、『自分を卑下し続けること』。

私の同僚に、20年以上高齢者福祉の仕事をしていながら、他者のせいにする癖から抜け出せない人がいます。

すぐ他者のせいにして片づける為、口の利き方は横柄、支援スキルも初心者レベルのまま。

弥津
弥津

私も勘違い期に入っている時は、かなりの上から目線でした。

高齢者や同僚を「下」に見ていたのは事実。

自分を卑下するというと、ネガティブ思考一直線になりそうですが、仕事に慣れてくると誰しも自信過剰になるので、バランス的にはちょうどOK。

  • 「自分の能力は低い」
  • 「私はダメだ」

働き出して1~2年目になったら、自信が暴走しないように、これらの言葉で暗示をかけるようにしましょう。

または、同僚のケアのダメ出しをするのではなく、ダメな点はスルー。

そして、褒めるべき点をメモ用紙や手帳に記載する習慣をつけると、謙虚さが身につきます。

②自分を知る為のツールを活用する

勘違い期に陥っていた当時の私は、自分自身を「パーフェクト」だという思いに支配されていました。

自分を客観的にみることが出来ず、「パーフェクトな私」を誇示することに固執していたのです。

弥津
弥津

勘違い期を乗り切るには、自分を知ることが最も効果があります。

自分を知るツールを活用して、新しい自分に生まれ変わる機会にしましょう。

自分に集中できるようになることで、心にゆとりを持てるように。

そのためには、自己覚知に有益なツールが必要。

私がオススメする下記ツールを活用すれば、『自分軸』で生活出来るようになります。

これにより、これまであまり意識できていなかった自分の「理想の未来」や「潜在的な欲求」が見えてきます。

ジャマな『他人軸』を排除して他に影響を受けずに自分にまっすぐに生きられるようになりましょう。

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まとめ

自信過剰になって横柄な仕事ぶりになってしまうことは誰にでもあること。

出来るだけ早く勘違い期に陥っている自分に気付き、成長できるようにしていきましょう。

また、関連記事最近失敗続きなのはなぜ?失敗を繰り返す状況から抜け出す方法』(※別ウィンドウで開きます)にも勘違い期から抜け出す方法を書いていますので、参考にしてみて下さい。

それでは。
以上、弥津でした。

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