こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
どうすれば、ブーメランを教訓として、以後繰り返さないように出来るのでしょうか?
『ブーメラン』は、能力がないくせに傲慢になっている人に起こります。
傲慢さをなくせば、ブーメランを予防できます。
ブーメランを良い経験として活かしたい方に向けて、ブーメランで反省経験豊富な私がお答えします。
素直に反省する力を身につけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
「ブーメラン」ってなに?
【ブーメラン】
引用:numan「ブーメラン」
自分が発した批判や悪口が、自分自身に当てはまっており、発言した言葉がそのまま自分に戻ってくる現象。
投げた本人のところに戻ってくる、狩猟やスポーツに使われる棍棒の一種である”ブーメラン”の特性から、そう呼ばれるようになった。
『ブーメラン』とは本来上記の意味で用いられますが、今回私が考えるブーメランは
自分の悪しき言動がそのまま自分に「罰」のように戻ってくること。
私としては、他者につらい思いをさせたあとに、自分にもつらい出来事が起こることも『ブーメラン』だと考えます。
そんな私ですが、「ブーメラン」を食らった経験が幾度かあります。
そして、自分を戒めるきっかけになりました。
【体験談】悪い行いがブーメランのように返ってきた!
自分に自信や優越感があると、傲慢になりやすいもの。
ブーメランは「傲慢」になっている時に起こりやすいと、私は思います。
- 子供に理不尽な感情をぶつけてしまった私
- 同じ叱責が自分に返ってきた
そんな私のブーメランを起こしてしまった経験を、例としてご説明します。
①子供に理不尽な感情をぶつけてしまった私
私は陸上競技クラブに入っている子供の夜練に付き合うことがあります。
私は多少なり陸上競技の心得があるので、フォームなどの指導もするのですが・・・時折指導に熱が入りすぎます。
先日、夜練を子供と行った時のこと。
走法の指導をしたのに何度言っても出来ない我が子にイライラする私。
そして、坂ダッシュをしてもゴール手前で力を抜く子供にまたしてもイライラ。
何度も言ってるだろ!?
どうして指導通りにしない!?
速くなりたくないのか!?
・・・そして、ゴール手前で力を抜いた子供をみて
力を抜かずにゴールラインを通過しろって言ってんだろ!!
もう一本走り直せ!!
と、一人で興奮。
うちの子供は言われるままに、父から言い渡された追加走を走り切る・・・児童虐待に入るのかもしれない親の勝手な感情の暴走。
その時は「俺が正義だ」って思考でした。
子供の立場で考えてあげず、自分が名指導者になったかのような錯覚に陥り、威張っていたんですね。
我が子はさぞ怖かっただろうし、つらかっただろうし。
冷静になって考えれば、なんて最低な親なんだと・・・。
②同じ叱責が自分に返ってきた
子供を責め立てた夜練の翌日。
今度は私に『怒りのブーメラン』が返ってくることに。
仕事でケアマネジャーをしている私は、高齢者と支援契約を結ぶ事があるのですが、事件はその時起こりました。
いつものように、契約書の説明をし、サイン&押印をもらう時のこと。
すると・・・契約を結ぶ相手の高齢男性は、インク式の印鑑を持参してきました。
しかし、基本は「朱肉を使用する認め印」。
高齢男性に
これではダメですね。
朱肉を使う印鑑に変えてください。
と、冷ややかな感じで言ってしまった私。
すると、高齢男性が
男性
この印鑑のどこが悪いんだ!!
それにお前の態度は何だ!!
最初から朱肉を使う印鑑と説明していなかっただろ!!
と、大声を張り上げて激高。
あ・・・あの・・・行政がインク式はダメと求めているので・・・(あたふた)
他の介護サービス業者も同席している中、私は失態を晒してしまう結果になったのです。
私の傲慢な態度が、相手の怒りをかってしまったのです。
まさに、私に制裁がくわえられた瞬間でした。
私の態度が「不合格」であったことが確か。
その後も・・・動揺を隠せない私は、あたふたしながら相手をなだめ、説明を続けます。
しかし、怒りを抑えることはできず、・・・後日再訪問する事に。
同席してくれた介護サービス業者に、再度足を運んでもらわないといけないわ、失態をみせるわで、とにかく恥ずかしい・・・。
その後、
これは、私が昨日の夜に我が子を怒鳴り散らした悪事が、ブーメランとして返ってきたに違いない。
情けない・・・。
と気付きました。
私が子供に向けた理不尽な叱責が、ブーメランとなって戻ってきた。
これを契機に私は、子供に対して穏やかに接するように心構えを変えたのでした。
過ちを繰り返さない心得3つ
それでは、ブーメランを繰り返さないためにどのような心得を持つようにすればいいのでしょうか?
- 「これはブーメランだ」とその都度反省する習慣を
- 能力がないくせに傲慢・横柄になっているサインだと認識しよう
- 自分のダメなところを客観的に見つめよう
3点に分けて説明します。
①「これはブーメランだ」とその都度反省する習慣を!
「ブーメラン」を見逃すと、同じ失敗を繰り返してしまいます。
自分につらい出来事があったら、これはブーメランではないかと振り返ってみましょう。
自らの訪れたつらい出来事を、ブーメランだと考え、以前の自分の言動を反省してみましょう。
反省を習慣化することで、以後のブーメラン防止につながります。
「今日はアイツのせいでイヤな目にあった」と責任転嫁するのではなく、自分の悪事のブーメランではないかと反省してみることが大切だと感じました。
他人のせいにしているままでは、自分の悪しき傾向は直りませんよね。
反省癖をつけることで、自分の問題点を見逃さなくなります。
問題点が自覚できれば、その後は気をつけるようになり、ブーメランが起こりにくくなるでしょう。
②能力がないくせに傲慢・横柄になっているサインだと認識しよう!
日頃から、自分が「傲慢」になっていないかを気にかけるようにしましょう。
人を見くだす態度では、他者の怒りをかうのは当たり前。
ブーメランのきっかけは、他者が起点になっているのではなく、こちら側の問題ということ。
傲慢な態度の人をみたら、誰だってムカつきますよね。
自分の態度は傲慢・横柄だと自覚しましょう。
「私は常に態度が悪い」と思えば、自然に注意する意識が身につきます。
今までの人間関係が崩れてきている時は、あなたが傲慢になってきている可能性があります。
できれば、自分が先に気付いて、対処したいですよね。
③自分のダメなところを客観的に見つめよう
自分にどのような傾向があるかは、自分ではなかなか分からないもの。
ブーメランが起こって気付いた時には、すでに他者を傷つけてしまっている可能性があります。
過ちを犯す前に自らの考え方や言動の癖を知っておくと予防できます。
自分のダメなところを客観的に見つめる機会を作りましょう。
家族や友人に勇気を出して聞いてみるのが良いと思います。
もし、聞きづらい場合は、オンライン相談サービスを利用してみましょう。
話しているうちに癖や特徴を指摘してくれます。
自分の改善点を見つける機会になるはずです。
心のモヤモヤ・イライラが改善できるサービスを、こちらの記事で提案しています。
心をすっきりさせたい方は参考にしてみて下さい。
関連記事 『在宅で取り組める心のモヤモヤ・イライラを改善する方法まとめ』(※別ウィンドウで開きます)
自分を知って自己改革する方法
自信過剰になって横柄な態度になってしまうのは、自らを把握出来ていないからと言えます。
自分を知ることで、自己改革を促し、ブーメランを予防しましょう。
自分を知るには『自分軸』での生き方を理解すれば大丈夫です。
『自分軸』で生きれば、自分自身が理解できるので自己改革に繋がります。
自分に集中できるようになることで、心にゆとりを持てるように。
そのためには、自己覚知に有益なツールが必要。
私がオススメする下記ツールを活用すれば、『自分軸』で生活出来るようになります。
これにより、これまであまり意識できていなかった自分の「理想の未来」や「潜在的な欲求」が見えてきます。
ジャマな『他人軸』を排除して他に影響を受けずに自分にまっすぐに生きられるようになりましょう。
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【まとめ】
ブーメランを予防する心得は、『初心忘れべからず』。
【初心忘るべからず】
引用:故事ことわざ辞典「初心忘るべからず」
何事においても、始めた頃の謙虚で真剣な気持ちを持ち続けていかねばならないという戒め。
この言葉を忘れた時にブーメランがやってくるのでしょうね。
- ブーメランを受け止め、繰り返さない3つの心得
- ①「これはブーメランだ」とその都度反省する習慣を!
- ②能力がないくせに傲慢・横柄になっているサインだと認識しよう!
- ③自分のダメなところを客観的に見つめよう
「災難」は、自分の行為への戒めと思って、次に繋げるよう心得たいですね。
それでは!
以上、弥津でした。
自分の悪い行いがブーメランのように返ってきた!
ブーメランを繰り返さない為には、何に気をつけたらいい?