こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
このように、苦情を言われる前にどうにか対策を取りたいですよね!!
「隣には気が付かれない、聞こえていない」という考えは苦情の原因になります。
注意すべき行動例が分かれば、ご近所トラブルを回避できます。
ご近所トラブルを回避したい方に向けて、トラブル被害の経験を持つ私がお答えします。
ご近所とのトラブルに発展しないようにするには、どのような行動に注意すればいいのかを考えてみましょう。
ご近所トラブルのきっかけになる行動10選
それでは私の今までの経験から、ご近所トラブルの対象になりうる注意すべき行動を10点挙げてみます。
- 夜遅くまで窓を開けている
- 車のアイドリング
- 道路で遊ぶ
- 「子供がすることだから」という考え
- 深夜の入浴
- 深夜に帰宅、外出する
- 深夜に食器を洗う
- 自宅の庭でバーベキューをする
- 外で長話をする
- 走り癖がある
日頃の生活で周囲への配慮が欠けていないか、振り返ってみましょう。
①夜遅くまで窓を開けている
窓を開けて換気、涼をとるというのは、みなさんも普通にするでしょう。
しかし、窓を開ける「時間」には気を付ける必要があります。
話し声やテレビの音、その他多くの生活音は、静まり返った「夜間」では想像以上に響きわたります。
一般的に、小さな子供が就寝しそうな20時くらいには、窓を閉めるなりの配慮をするように。
うちの隣の家族は、四六時中窓を開けている家だったので、深夜の会話、テレビ音、そしてイビキ・・・私は熟睡できなかった経験があります。
「部屋が暑いのでどうしても開けておきたい!」という人は、室内音を絶対漏らさないと心がけて。
それでも、無音は困難ですから。
「夜間は日中の何倍も音が響く」と意識し、未然に騒音トラブルを防ぎましょう。
②車のアイドリング
自家用車やバイクの暖機などの「アイドリング運転」。
乗っている本人は、うるさいと感じることはないでしょう。
家の窓を開けている場合、お隣のアイドリング運転音はうるさくて我慢できませんよね。
それに、冬場に行われる暖機運転。
車のエンジンを暖め、そして空調で車内も暖める目的で、早朝5時から20分間のアイドリングをする近隣住民。
さらには、バイクを乗る前に必ず30分間の暖機運転をする隣の住民。
窓を閉めていても、かなり聞こえてくるんですよね。
長時間なんでイライラ・・・。
アイドリング運転は、騒音と排気の問題があるので控えましょう。
③道路で遊ぶ
私が住んでいる住宅地でよく見かける光景、それは「道路で遊ぶ親子」。
キャッチボールやサッカー、バドミントン、バスケ・・・大人も一緒になって、道路でワイワイガヤガヤ。
道路で遊ぶ行為が危険というのは言うまでもないですが、関係のない周囲の人達からすれば騒音です。
静かな休日を過ごそうとしている人たちの穏やかな時間を奪ってしまいます。
それに、受験生、病気療養中の人、家で仕事をしている人といった配慮すべき事情のある方々が、近隣にはいます。
ジコチュー丸出しなので、道路で遊ぶのは常識なしと判断されてしまうでしょう。
また、他者の敷地に入り込んだり、車にボールをぶつけるなど騒音以外のトラブルになることも忘れてはなりません。
そもそも、マナーの指導をすべき大人が、一緒になって道路で遊んでいるのもどうかと思いますよね。
遊んでいい場所、悪い場所の区別くらいは、大人が子供に指導できるようになりたいもの。
道路で遊ぶのをやめないと、近隣トラブルに発展するでしょう。
ご近所トラブルにお悩みの方は、警察官OBによるトラブル予防&解決支援の会員制相談サービス『ご近所トラブル相談サービス「Pサポ」』(※別ウィンドウで開きます)がおすすめです。
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④「子供がすることだから」という考え
小さなお子さんがいるお宅は、完全に静かにするのは無理な話しですよね。
しかし、「子供が騒ぐのは当たり前。許されるのも当然」という考えでは、近隣住民から反感を持たれてしまいます。
小さな子供さんがいる場合、近隣への説明は事前に行っておきましょう。
それでも、「事前に説明したから何やっても大丈夫」ではありません。
子供がきっかけでのトラブルを最小限に抑えるために
- 子供が夜に騒がないように早く就寝させる
- 足音を響かせないように防音対策をする
- 近隣住民に迷惑をかけないように日頃から説明
できる対策をとるようにしましょう。
かりに苦情を言われても、努力はしていると主張できます。
子供がきっかけで住民トラブルが発生することは、結構あります。
子供で近隣に迷惑をかけないように、対策を施す努力を行いましょう。
関連記事『子供が悪い事をしても謝らない親たち。その理由と対応法を考える』(※別ウィンドウで開きます)
⑤深夜の入浴
アパートやマンションのような集合住宅は、「水回りの音」が他の住民に聞こえています。
戸建て住宅でも、夜間の入浴は屋外に音がダダ漏れ。
夜は日中の何倍も音が響いてしまうので、「深夜の入浴」には注意が必要。
私の親戚は、時折仕事で帰宅が遅くなり、深夜0時を過ぎて入浴することがあったとか。
ある日も遅い時間に入浴をし、部屋でくつろいでいると、誰かが玄関ベルを鳴らしました。
それは、隣に住む男性。
玄関フォンで「どうかしましたか?」と尋ねると、「変な時間に風呂に入るな!音が響いて目が覚めるだろ!」と、強い口調で苦情を言われたのだとか。
夜遅くは無音状態なので、生活音が外に響きやすいんですよね。
入浴音は集合住宅、戸建て関係なく、深夜になると辺りに大きく反響します。
深夜の入浴は避けるか、充分な配慮が必要です。
⑥深夜に帰宅、外出する
夜遅くに帰宅すると、車のドアの開け閉め音が周囲に響くのなんの。
閑静な場所は夜9時を過ぎると、無音になりますから。
早めに就寝している人を起こしてしまうことになり兼ねないので、注意しましょう。
もし、仕事で遅くなってしまう人は、扉を閉める時は必要以上に大きな音を立てないように配慮を。
夜間、屋外でする会話も異常に響きますので、控えましょう。
⑦深夜に食器を洗う
これも、深夜の水回り関連のトラブル。
ご近所トラブルのきっかけで多いのが、深夜の食器洗い・食器の片づけ時に出る音です。
食器がぶつかり合うガチャガチャ音は、深夜になると想像以上に近隣に突き刺さります。
食器のぶつかる音は、高音なので響きます。
片付けが遅い時間になりそうな時は、柔らかい素材の食器を使うといいでしょう。
⑧自宅の庭でバーベキューをする
海外だけでなく、日本でもトラブルの多い「お庭バーベキュー」。
お酒が入って大人もテンションが上がり、そして、イベントで子供のテンションもMAX。
大きな声で会話したり、笑ったり、さらには奇声をあげながら親子で遊ぶ・・・楽しいのは当人たちだけ。
私の隣の家が、よく庭でバーベキューをしているのですが、肉の焼けるニオイがうちの中まで入ってきます。
他人の家の中にまでニオイが入り込んでいることを理解して欲しいですね。
また、バーベキューがもとで、毎年火災が発生する事案が起こっています。
思いっきりバーベキューを楽しみたいのであれば、無料キャンプ施設などを探して行う方がいいでしょう。
⑨外で長話をする
ご近所のお友達と外で長話をする習慣がある人も、トラブルに注意。
楽しく会話していると、つい大きな声になってしまいます。
それに、笑い声は意外に人の耳に刺さるものです。
外だから逆に多くの人に聞こえていると思うようにしましょう。
また、携帯電話で会話をする時、家族に会話内容を聞かれたくないので、わざわざ外に出ておしゃべりする人がいますよね。
これも、会話内容がばっちり聞こえるし、うるさいので気をつけてください。
屋外での長話は、非常識と思われるので控えましょう。
関連記事『車載ハンズフリースピーカーは危険!その会話、聞かれてます!』(※別ウィンドウで開きます)
⑩走り癖がある
アパートやマンションのような床、壁が隣とくっついている集合住宅は、上の階の歩行音が大きく聞こえる時があります。
また、戸建てであってもフローリングを走る音は、近隣にかなり響きます。
子供の就寝が遅く、夜遅くになっても走り回るようなご家庭は苦情がくる可能性大。
子供さんは早く就寝させる習慣をつけましょう。
また、大人の中にも歩き方に癖がある人がいます。
スタスタと歩けず、ドスンドスンという歩き方になってしまう人は、他の住民に影響を与えているかもしれません。
床に防音マットとじゅうたんで対策をとり、さらにスリッパなどの履物で配慮するようにしましょう。
【まとめ】近隣住民との「同居意識」を持とう!
ご近所トラブルは、「生活リズムのズレ」や「他者にどう聞こえているのか自覚がない」などの理由から起こりやすいことが分かりますね。
そこで、ご近所とのトラブルを回避するために心得ておきたいポイントを考えてみたいと思います。
基本的に、ご近所から反感を持たれてしまう第一の要因は「他者の存在を感じていない」点にあると、私は感じます。
自分のしたいこと優先になってしまうと、他者にどう思われているかという思考が希薄になってしまいます。
【この記事のまとめ】
その思考にならないように、自分が住んでいるコミュニティー(班やグループ)単位で暮らしている感覚を持つようにしましょう。
「近隣住民も同居人」という意識を持つのです。
あなたの家庭でも「自分の部屋の中では何しても自由」ではありませんよね。
ご近所の他人であっても完全に空間が分離されているわけではありませんし、『空間』は共有しているのです。
住民トラブルの回避法については、関連記事『私が実行した近隣住民の迷惑行為に対する解決法7行程』(※別ウィンドウで開きます)でも解説していますのでどうぞ。
また、ご近所トラブルにすでにお悩みの方は、警察官OBによるトラブル予防&解決支援の会員制相談サービス『ご近所トラブル相談サービス「Pサポ」』(※別ウィンドウで開きます)で対処可能です。
ご近所トラブル相談サービス「Pサポ」
暮らしの視点を自分のみに置かず、隣近所まで広げて考えることで、自然にトラブル回避ができるようになるのではないでしょうか?
みなさんも、自己中心的だと思われないように、近隣住民の存在を意識していきましょう。
それでは。
以上、弥津でした。
ご近所トラブルになる前に、注意すべき行動を知っておきたい!