「犬は人を裏切らない」は本当かを考えていたら気付いたこと

スポンサーリンク

こんにちは、弥津です。

先日、犬好きの知人が犬は人を裏切らないと言っていました。

「犬は本当に人を裏切らないのかな?」と一人考えているうちに、私はある事に気づきました!

それは、もしかしたら「相手に愛されたいという欲求」を満たすために『ひとりよがりな勘違い』しているのではないかという、人同士にでも当てはまりそうな『誤解』

そう考えた理由をお話します。

犬好きで、自宅にチワワ二匹を飼っている、私の知人Aさん。


先日、愛犬の最近の調子について尋ねると、「お二人」ともたいへんお元気な様子。

最近の様々なほのぼのとする愛犬エピソードを語ってくれました。


こんな私も以前は愛犬家でありましたが、住宅環境の要因もあって、15年以上ペットなしの生活。

Aさんのような、優しい心を失いつつありました。


そんなAさんに「ホント、Aさんってワンちゃん大好きだよね」って何気に言ったところ。

Aさんは胸を張った様子で「だって、犬って人間を裏切らないから」と答えてきました。


Aさんと愛犬たちは、とても良い関係が構築できていると想像しますが・・・でも、何でも疑い深い私は「犬だって自分勝手に裏切るはずじゃない?人も動物って意味では同じだし」と考えてしまう・・・。


そう考えた結果、裏切る犬も、裏切る人間も、元のきっかけは同じようなところにあると感じました。

スポンサーリンク

犬が裏切らないかどうかは「序列」次第?

犬は本来、群の中で序列を作って生活する動物です。

ボスが立派に存在感をかもしだしていれば、ナンバー2以下はその序列に従い、裏切りのない組織として完成されるのでしょう。


しかし、それは犬と人間に置き換えると、あなたが群の長である場合です。

あるいは、長でないにしても愛犬からあなたの方が順位が上と認識されているとき。


ぎゃくに、あなたの方が順位が下と思われている場合、愛犬はどれだけあなたの指示を聞いてくれるでしょうか?

また、自分より下だと思う人間を、本当に愛犬は裏切らないのか・・・。


私は過去に二匹の愛犬と時間を共にしてきました。

両方ともチワワが入っているミックス犬で、親戚から譲り受けました。


二匹目はとても従順で良い関係だったのですが、一匹目は私たち飼い主家族の未熟さが原因で、飼いづらい犬にしてしまいました。

犬の世界にある序列の意識が私たちにはなく、ただ可愛がっただけ。

食事は一番先に与え、散歩も近隣にあった広い公園でリード(引きひも)なしに自由奔放。


そうしているうちに、愛犬は「俺がこの集団のボスだ」と認識したのだと思います。


食事を一番先に与えないと激しく吠える、散歩の際に公園までの道のりをやたらと引っ張る、お客が来たら噛みつく勢いで襲いかかる、そして、家族全員が呼んでも来ません。


今思い起こせば、この全ての行動は、愛犬がボスとして君臨しているという証拠だったのでしょう。


「ダメな犬」というレッテルを貼っていましたが、よくよく考えると私たちの接し方が適切でなかったことが原因だったのでしょう。

犬の行動全てに「愛がある」と錯覚していないか

あなたの愛犬は、散歩であなたを引っ張りまくり、そして出会った人や犬に吠えまくったりしていませんか?

または、あなたより先を悠々と歩いていませんか?


それに室内犬の場合、家族の誰よりも先に食事を欲しがりませんか?


これらの行動が前述の通り、一般的に愛犬が人より自分のランクが高いと格付けしている時に現れると言われています。

そうとも知らず、あなたは愛犬が自分を飼い主として尊敬してくれていると錯覚していないか。


また、犬がその場にいるだけで「愛」だと誤解していないか。

「犬だから引っ張って当たり前」、「犬だから吠えて当たり前」、「犬だから時には人を無視して当たり前」ではないのです。


犬の場合は、言葉を話せないし、人間のように表情で思いを知ることができません。

それゆえに、人は愛犬が自分をどう思っていると理解しづらいもの。


もしかしたら、愛犬が自分を愛してくれていると思っていても、実際は「私の方が上のランクだ」として、あなたを軽視しているかもしれません。


そんな「下」に見ている者に対して、Aさんの言うような「犬は人を裏切らない」が適用されるのでしょうか?


飼い主の言うことを聞かずに、リーダーシップを発揮している愛犬は、基本的にあなたを容易に背くでしょう。


ようするに、常日頃から人の存在を軽く認識し、人がどうであろうがお構いなし。

自分を優先して、人を裏切ることも辞さない状態ではないかと思うのです。


しかし、その原因を作ったのは、あくまで飼い主であり、人間。

そして、不適切な接し方をしたにも関わらず、「私は愛されている」と勘違いしているのも人間なのです。

それなら「犬は人を裏切らない」は本当か

これまでのお話の内容は、人付き合いにおいても同じです。


人間同士においても、相棒だと思っていたら、実は見下されていたとかありますよね。

それに気付かずに、お山の大将になっている人もいるでしょう。


愛犬の話に戻すと、歩調を合わせてくれない犬は、あなたを散歩に引き連れている感覚なのです。

犬はあなたをランク下だと判断しているので、結局は一番大切なのは自分。


人だって、見下し大切だと思っていない相手が窮地になったとき、身を犠牲にしてまで手を差し伸べないケースが多いですよね。

自分の身を守りたいのは犬だって同じです。


あなたをボスだと認識していない場合、部下を見捨ててでも自分を守る本能が働く可能性があります。


このようなことから、全ての犬が裏切らない従順さを示してくれるかというと、そうではないと、私は考えます。

結局は、「裏切られていない」と信じたいからそう思っているだけ。


犬って人と違った「常識」で接してきますから、利用されていても人としては寄り添ってくれていると勘違いしやすいのです。


人間社会においても、歩みを共にしてくれない人は、いざと言うときに裏切るかもしれませんし・・・。


犬でも人でも「従順」なのか「裏切られているのか」は、結局のところはこちら側が「相手の常識」を正しく認識しているのかどうかによると気付いた私でした。


それでは。
以上、弥津でした。