こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
このように、他者の意見や迷信を何でも信じては、不安になる傾向が強まってしまうそうですね。
不吉さを感じたら『その根拠を調べてみよう』。
これで心が落ち着きます。
夜の爪切りを含めて何でも悪く考えてしまう方に向けて、特段気にせずに生きてきた私がお答えします。
それでは、どうすれば不吉だと感じる思考を改善できるのかを考えていきましょう。
不吉という言葉を使って、家族の危険や他者への迷惑に配慮する一種の『教育』なんですね。
不吉と感じた時の思考改善法は、関連記事『食器が割れるのにはワケがある!不吉に感じた時の思考転換法』(※別ウィンドウで開きます)をご覧ください。
【爪を切りたくない方は削りましょう】
何でも悪く想像する理由は何?
まずは、不吉な話を信じてしまう心理を探ってみましょう。
- 信じやすい性格だから
- 由来が分からないままから
- ステレオタイプ効果の影響を受けているから
①信じやすい性格だから
人は深く信じれば「おばけ」だって見えますし、その場で起こらなかった出来事であっても起こったかのような記憶が残ります。
他者から迷信を聞いた時、それを信じれば自らに振りかかる不幸を避けるために行動を控えるように出来ています。
②由来が分からないままから
とくに、代々昔から言われている不吉な話は、その理由を知っているか知らないかに関係なく信じる対象だったのです。
たしかに、夜に爪を切ると不吉だという話も、その由来は分からないがゆえに信じているという人が多いでしょう。
③ステレオタイプ効果の影響を受けているから
『ステレオタイプ効果』とは、事前に刷り込まれた情報によって人はその固定観念でしか判断できなくなることを言います。
これは、自分の持っているイメージで人を悪く見たりする『偏見』を生むものとして悪く捉えられる効果です。
今回のような不吉な迷信についても一度信じたものは正しいとして、ある種の『偏見』で見てしまいます。
ようするに、自分が感じた不吉さは固定観念によって疑うことなく、信じられてしまうのです。
夜に爪を切ると本当に不吉なの?
ここからは
を調べてみたいと思います。
なぜ『夜爪』は不吉なのかを知らずに怖がっている方が多いでしょうからね。
- 爪には霊的な力があると信じられていた
- 大昔、夜に爪を切ると怪我をする危険性があった
- 怪我をすると細菌で命を失うかもしれなかった
- 「夜爪」と「世詰め」の響きが似ている
①爪には霊的な力があると信じられていた
江戸時代、爪のような先端にあって伸びるものには霊的な力があると信じられていました。
また、夜間は今のようにあかあかとした明かりのない恐怖の世界。
暗がりは人の不安を煽りますよね。
②大昔、夜に爪を切ると怪我をする危険性があった
昔は爪であっても親からの授かりものという思想があったんですね。
この当時はロウソクの光で夜間を過ごしていましたし、現代のように「爪切り」はありませんでしたから。
ちなみに、武士は短刀、庶民はノミで爪を削りとっていたようです。
だからこそ、夜間の爪切りは怪我しやすく危ない行為だったんですね。
③怪我をすると細菌で命を失うかもしれなかった
話は続きますが、「夜間に爪切りで怪我くらいならいいじゃない?」と思う方がいるかもしれませんね。
しかし、江戸時代は今のように医療が発達していません。
そこから、『親の死に目に会えない』と言われるようになったようです。
④「夜爪」と「世詰め」の響きが似ている
また、『親の死に目に会えない』と言われる理由はもうひとつあります。
この『世詰め』とは何かというと、時代は戦国時代にさかのぼり、夜間の城の警備をする人のことを言います。
この世詰めの役割は重要で、担当している時は親が亡くなったとしても持ち場を離れられませんでした。
そのため、世詰めの日は『親の死に目に会えない』。
その『世詰め』と『夜爪』の響きが似ているため、親の死に目に会えない不吉なものとされたという説があります。
【解決法①】不吉な迷信の裏にある「理由」に目を向けよう
夜に爪を切ったからといってお化けが出たり、身内に不幸があることはないと断言したいと思います。(あったとしても、あくまで偶然です)
それは、前述の『不吉とされる理由』をみれば分かりますよね。
- 爪には霊的な力があると信じられていたから
- 昔は夜に爪切りをすると怪我をしていたから
- 怪我によって感染症を起こし、命を落とす危険性があったから
- 世詰めと夜爪の響きが似ているから
このような理由ですから、夜の爪切りが不吉とされていたのは、現代においては特段当てはまらない話だと思いませんか?
ここで分かるのは、しっかりとした根拠が分かれば「何のことはない」ということです。
根拠を調べずに、人から言われたことを信じ続けていただけ。
『不吉』な話には必ず根拠があるのですが、それを知らずにステレオタイプに信用することがそもそもの不吉さを感じる原因なのでしょう。
不吉さや不安を感じた時、ネットや書籍でそのきっかけを調べれば、意外に簡単に解決するものですよ。
【解決法②】自分に自信をもって不安を解消しよう
迷信を気にする理由は様々ありますが、自らに自信がない事もひとつです。
自分に自信がないと何をしても不安になってしまう。
何をしても動揺しない為に、自分を見つめ直しましょう。
『自分軸』での生き方を身につけて自信を持てるようになりましょう。
自分に集中できるようになることで、心にゆとりを持てるように。
そのためには、自己覚知に有益なツールが必要。
私がオススメする下記ツールを活用すれば、『自分軸』で生活出来るようになります。
これにより、これまであまり意識できていなかった自分の「理想の未来」や「潜在的な欲求」が見えてきます。
ジャマな『他人軸』を排除して他に影響を受けずに自分にまっすぐに生きられるようになりましょう。
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まとめ
今回は、夜の爪切りは本当に不吉なのかについて解説しました。
結論としてはこれ!
【この記事の一言まとめ】
不吉さを感じたら『その根拠を調べてみよう』。
意外に、信用に値する根拠がありません。
ですね。
大昔にそう言われていただけで、現代には当てはまらない考え方だったりすることが分かれば不安は簡単に取り除けますよ。
私はもともと迷信はあまり信じませんが、これで一層安心して夜の爪切りができます。
みなさんも今回のお話、参考にしてみてくださいね。
爪切りに関しては、関連記事『高齢者の足の爪切りは何科にいけばいいの?』(※別ウィンドウで開きます)も参考になるかと思いますのでどうぞ。
それでは!
以上、弥津でした。
【爪を切りたくない方は削りましょう】