こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
無意識に多用してしまう会話中の口癖・・・相手を不快にさせていないか気になりますよね。
会話中に『癖』が出る原因は『緊張』。
注意すべき口癖を理解すれば、リラックスできて改善できます。
他者を不快にさせるような会話中の癖を直したい方に向けてお答えします。
それでは、どのような口癖が相手を不快にさせてしまうのか考えていきましょう。
口癖に気付いていないのは自分だけ?
人は相手が誰であっても、自分の意思を「伝える」ことに緊張するもの。
リラックスした状態で家族と会話していても、自分の意思を的確に伝えたいと思い、それなりに緊張しています。
そして、会話時の緊張は「口癖」として表れます。
たとえば、私の職場には、やたらと「一応」を話しのあたまに乗せて話す癖のある人がいます。
- 「一応、〇〇です」
- 「一応、そう考えています」
- 「一応、やってみます」などなど・・・。
余裕を持って働いているようで「隠せない不安」。
そして「出来るかどうか分からない事への怖さ」。
責任から逃れたい心理も裏にありそうですね。
他者に不快感を与える「注意すべきフレーズ」が口癖化していないか、セルフチェックしてみましょう。
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心をすっきりさせたい方は参考にしてみて下さい。
関連記事 『在宅で取り組める心のモヤモヤ・イライラを改善する方法まとめ』(※別ウィンドウで開きます)
会話中に注意すべきフレーズ7選
- 「一応」
- 「とりあえず」
- 「要は(要するに)」
- 「もう一度言うと」
- 「基本的に」
- 「たぶん」
- 「でも」
私が自覚している注意すべき口癖、そして知人や職場の同僚などの傾向の中から、控えるべき「口癖フレーズ」を7つご紹介します。
①「一応」
みなさんも結構言ってしまっているのではないかと思われる、会話時の口癖代表格『一応』。
無意識に、自分の意見をいう前に付けたくなりますよね。
たとえば
- 「一応、お話しさせてもらいます」
- 「一応、対応させていただきます」
いっけん丁寧な言い方に聞こえますが、どうしても頭にある『一応』が気になりますよね。
「一応」を付けて話されると、物事を軽く扱われているように感じませんか?
こちらの真剣に取り組むぞという姿勢が伝わらないので、相手も「一応」という言葉が気になって仕方ないでしょう。
「一応」という口癖には、気持ちの弱さが表れています。
結果に自信がないので、「一応」という言葉をいれて、 自らの逃げ道を作っているのです。
責任感の無さが表に出てしまうマズい口癖であることが分かります。
②「とりあえず」
「とりあえず」は、「一応」とほぼ似たような意味合いで使用されます。
「軽い気持ちでやってみます」という心理が出ています。
- 「とりあえず、取り組んでみます」
- 「とりあえず、提出します」
- 「とりあえず、準備しとくよ」
どれも責任感薄く感じます。
また、「とりあえず」が口癖の人は、思い切った行動を起こせない。
そして、未知の領域に挑戦することにも消極的。
さらには、何をするにしても「やっつけ仕事」に。
重要な仕事や役割を与えない方がいいタイプです。
③「要は(要するに)」
「要は」、「要するに」を多用する人は、自己主張の強い人です。
- 「要は、〇〇すべきだと思います」
- 「要するに、相手は〇〇を望んでいるんだと思います」
などといったように、持論を主張したい・強調したい時に、この「要は(要するに)」が登場することが多くなります。
その場の「リーダーとして君臨したい」という心理が出ています。
他者の意見より、自分の意見を押し通したいのです。
会話中に、何度も「要は!」、「要するに!」と強調されて言われると、自分の意見を抑えつけられている感覚になりますよね。
「私の意見を聞け!」という、一方的な性格がモロ見えです。
④「もう一度言うと」
「もう一度言うと」という口癖には、自分への揺るぎない自信が表れています。
また、立場が自分の方が上だと主張したい。
- 「もう一度言うと、◯◯という事ですから」
- 「前にも言いましたが、もう一度言いますと・・・」
といったように、相手を下手(したて)に見て立腹している心理を感じます。
「私の手を煩わせるな」と、叱責しているようです。
⑤「基本的に」
「基本的に」が口癖の人は、基本を重要視し、外れたことを許せない性格が表れています。
私は「基本的に」が口癖でしたが、言わないように心がけるようになってからはこの癖は消えたと思いますが・・・。
- 「基本的に、〇〇する事をおすすめします」
- 「基本的に、〇〇を選ばれる方が多いです」
といった感じに用いられます。
基本や常識に固執するあまり、遊びも認めない強情タイプ。
「自分の基本」が世の中の基本と考える、「自己思想至上主義」。
ルールは守るという良い点がある反面、自分と相性の合わない他者には言動が攻撃的になってしまいます。
⑥「たぶん」
会話中に「たぶん(多分)」を多用する人は、自分勝手な推測をしながら「自分が正しい」と勘違いしがち。
- 「たぶん、〇〇だと思っているはず」
- 「たぶん、〇〇という結果になると思うよ」
といったように、独自の推理で物事を語るのが好きです。
自分の「能力が高い」と自負している傾向が見えます。
一方で、自分が失敗を犯すことへの過度な恐怖心があります。
ときに、「たぶん、上手くいくよ」といったように、「一応」と同じ逃げの言葉として用いられます。
「推測はするけど責任は取らないよ」という心理が見えます。
⑦「でも」
「でも」を頭につけてしまう人は、自分に成功イメージを抱けない人です。
何かにつけて言い訳がましくなるタイプ。
自己肯定感が低いことが一因です。
- 「でも、〇〇だから」
- 「でも、それ上手くいかないでしょ」
「でも」をつけられると、こちらの意見を否定されているように感じますね。
「でも」には、その人のネガティブ心理が表れています。
相手からすれば、すっきりとした会話ができずにもどかしいはず。
余計な口癖をなくす秘訣は?
今回は、『自分の口癖に気付いてる?会話中に多用しがちな注意フレーズ7選』と題してお話しさせていただきました。
- 過度な緊張感を緩和する
- 劣等感を無くす取り組みをする
それでは最後に、この余計な口癖を治す方法について考えましょう。
①過度な緊張感を緩和する
余計な口癖が出てしまう原因は、ほとんどの場合が「過度な緊張感」。
参考記事『緊張し過ぎて疲れる方へ!私が実践する緊張しない方法8選』(※別ウィンドウで開きます)
緊張は自分でコントロール出来ない場合がほとんどですが、実践法が分かれば改善に向けて進んでいくでしょう。
自分に合った緊張緩和法を見つけてみて下さい。
無用な緊張感を軽減して、余計な口癖を無くしましょう。
②劣等感を無くす取り組みをする
自分に自信がない、他者に対して劣等感を持っているといった状態だと、その心理が余計な口癖として出てしまう事があります。
精神的に穏やかになれるように、自分を知る事に取り組んでみてはどうでしょうか。
自分に自信がついたり、劣等感がなくなったりすれば、焦りが軽減されて余計な口癖が減っていくでしょう。
他人を過剰に意識せずに自分を軸として生きていくように試みましょう。
自分に集中できるようになることで、心にゆとりを持てるように。
そのためには、自己覚知に有益なツールが必要。
私がオススメする下記ツールを活用すれば、『自分軸』で生活出来るようになります。
これにより、これまであまり意識できていなかった自分の「理想の未来」や「潜在的な欲求」が見えてきます。
ジャマな『他人軸』を排除して他に影響を受けずに自分にまっすぐに生きられるようになりましょう。
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まとめ
会話中に相手が気になる口癖が出てしまう方の具体的な対処策は
- 自分の性格を知ること。
- 会話中は『癖』が出ないようにリラックスすることを意識。
- 会話の前や会話中に深呼吸すると効果的。
楽しく会話しているようであっても、進んでくると他者との競争心や劣等感が出てくるもの。
競争心や劣等感を抑えることから始めれば、徐々にリラックスが身についてくるでしょう。
そして、会話中に多用しがちな注意すべきフレーズと口癖を無くせます。
それでは!
以上、弥津でした。
人と円滑に会話したい。
注意すべき余計な口癖・フレーズを知りたい。