こんにちは、社会福祉士兼業ブロガー・弥津(@yazusui)です。
このように、自分としては『普通に話しているつもり』でも、相手をイライラさせる口癖を発している可能性が。
でも、大丈夫です!!
この記事で分かること
- 会話中に連発してしまいがちな注意すべきフレーズ例。
- 自分の『癖』を知り、リラックスして話すことを心がけよう!

他者を不快にさせるような会話中の癖を治したい方に向けて、私が長年仕事で感じてきた気になる電話の『癖』をもとにお答えします。

というわけで、今回は『ビジネスやプライベートで、つい多用してしまう注意すべき口癖』について説明していきます。
会話中に『癖』が出る原因は、緊張感。
リラックスして話すように心がけよう!

この記事は、あなたの『他者が気になっているかもしれない、会話中の口癖』を治すきっかけ作りに役立ちます。
それではどのような口癖が相手を不快にさせてしまうのか考えていきましょう。
口癖に気付いていないのは自分だけ
人は会話中、どのような人が相手であっても多少なり「緊張」しているもの。
家族や親友であっても、内容によっては同じことです。
仮に、親との会話でも、相手の喜怒哀楽の変化が気になるでしょうし。
ましてや、家族以外の他人となれば、緊張感がないはずはありません。
誰とでも落ち着いて話せると自負している人でも、自らの「緊張」に気付いていないだけです。

私の職場には、やたらと「一応」を会話の中に差し込む癖のある人がいます。
「一応、〇〇です」、「一応、そう考えています」、「一応、やってみます」などなど・・・。
余裕綽々で仕事に臨んでいるように見えて、そこには隠せない「不安」、そして「自信の無さ」が、口癖によって露呈されているという事実。
あなたの口癖に気付いていないのは、あなただけ。
他者に心理を見抜かれる、あるいは不快感を与える「注意すべきフレーズ」を自分が多用していないか、セルフチェックが必要です。
会話中に多用しがちな注意すべきフレーズ7選
私が自覚している会話中の口癖、そして知人や職場の同僚などの会話傾向の中から、多用しがちで控えるべき口癖フレーズを7つご紹介します。
「一応」
私の知人例のように、何かを言う時の頭に付けたくなります。
「一応、お話しさせてもらいます」、「一応、対応させていただきます」・・・このように、いっけん丁寧な口調で話しているようでも、どうしても頭にある『一応』が気になりますよね。

「一応」って言われると、自分のことを軽く扱われているように感じませんか?
真剣に取り組むぞという姿勢がまったく伝わらないので、相手もこの「一応」という言葉が気になって仕方ありません。
また、「一応」という口癖には、あなたの気の弱さが表れています。
結果に自信がないので、一応という言葉をいれて「失敗の補償」をしているのです。
この点からも、責任感の無さが表に出てしまうマズい口癖であることが分かりますね。
「とりあえず」
「とりあえず、取り組んでみます」、「とりあえず、提出します」、「とりあえず、準備しとくよ」・・・どれも責任感は薄い。
また、この口癖がある人は、思い切った行動を起こせません。
そして、未知の領域に挑戦することにも消極的。
何をするにしても「やっつけ仕事」。
重要な仕事や役割を与えない方が無難なタイプです。
「要は(要するに)」
「要は、〇〇すべきだと思います」、「要するに、相手は〇〇を望んでいるんだと思います」などといったように、頑固とした持論を主張したい時に、この「要は(要するに)」が登場することが多いのです。

「要は(要するに)」を多用する人は、自己主張が強いがゆえに、その場の「リーダーとして君臨したい」という心理が隠されています。
他者の意見より、自分の意見を押し通したいのです。
会話中に、何度も「要は!」、「要するに!」と強調されて言われると、自分の意見を抑えつけられている感覚になりますよね。
「君の意見よりは私の意見の方が正しい!」と、声高に訴えたい心境がモロ見えです。
「もう一度言うと」
「もう一度言うと、◯◯という事ですから」といったように、どこか相手をしたてに見て、「分からないならもう一回言うよ」と立腹している心理を感じますね。
相手は「二度も言わせるなよ」と、叱責されているようです。
何度、説明を求められようが気持よく行うのが、社会人としての基本です。
もし自分が、余計な一言である「もう一度言うと」を付けたくなる人である場合、誰に対しても威張っている性格が丸見えだと心得ましょう。
「基本的に」
私はこの「基本的に」が口癖でしたが、言わないように心がけるようになってからはこの癖は消えたと思いますが・・・。
使い方は、「基本的に、〇〇する事をおすすめします」、「基本的に、〇〇を選ばれる方が多いです」といった感じです。
この「基本的に」という言葉の示す意味・・・実は、その言葉の通りだったりします。
基本を重要視し、そこから外れたことを許せない性格が表れていると言います。

しかし、基本や常識に固執するあまり、遊びも認めない強情タイプ。
自分の考える基本が世の中の基本と考える、「自己思想至上主義」のような傾向があります。
ルールは守るという良い点がある反面、自分と相性の合わない他者には、言動が攻撃的になってしまいます。
「たぶん」
「たぶん、〇〇だと思っているはず」、「たぶん、〇〇という結果になると思うよ」といったように、独自の推理で物事を語るのが好きです。
そこには、自分の能力が高いと自負している傾向が見えます。
しかし、能力の高い自分が失敗を犯すことへの恐怖心があります。
ときに、「たぶん、上手くいくよ」といったように、「一応」と同じような逃げの言葉として用いられることがあります。
「推測はするけど責任は取らないよ」という心理を、相手に伝える便利な言葉が「たぶん」なのです。
「でも」
自己肯定感が低いことが一因です。

会話中に「でも、〇〇だから」と言われると、自分の意見を否定されているように感じますね。
しかし、「でも」が口癖の当の本人には、他者への否定感はありません。
この場合の「でも」には、「でも、上手くいかないでしょ?」、「でも、失敗するよ、きっと」といったネガティブさが表れているのです。
どちらにしても、話している相手からすれば、すっきりとした会話ができずにもどかしいはず。
「でも」を連発してしまう人は、他者に不快感を与えないように、まずは自分のネガティブさに気付くことから始めましょう。
会話中の注意すべきフレーズを無くす秘訣
いかがでしたか?
今回は、会話中に多用しがちな注意すべきフレーズと口癖を無くす秘訣と題してお話しさせていただきました。
それでは最後に、この余計な口癖を治す方法について考えましょう。

余計な口癖が出てしまう原因は、ほとんどの場合が「過度な緊張感」です。
自分に自信がないとか、自己主張したいとかいった心理に、支配されていると言えます。
そこには、ピンと張り詰めた心理という共通する点があります。
それを、無用な緊張感を克服することが、余計な口癖を無くす方法なのです。
【この記事のまとめ】
まずは、自分の性格・タイプを知ること。
そして、会話中は『癖』が出ないようにリラックスすることを意識。
会話の前や会話中に深呼吸すると効果的。
楽しく会話しているようであっても、進んでくると他者との競争心や劣等感が出てくるものです。
そんな自分を抑えることから始めれば、徐々にリラックスが身についてくるでしょう。
他者から会話しやすい人と思われるように、気をつけていきましょうね。
それでは!
以上、弥津でした。