こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
このように、周りに左右されてストレスに苦しむ方、多いのではないでしょうか?
その場の『空気』に逆らわず、『利用』する意識を持てば、無用なストレスを感じることがなくなります。
ミドル世代に入ってから、ストレスに苦しんだ長い経験を持つ私が、今回はストレスフリーになる為の臨機応変思考を伝授します。
今回は多くのポイントはありません。
たった1つです!!
自分がどうして臨機応変な思考になれないのか、その原因を考えましょう。
そうすれば、誰でも簡単に臨機応変な心を身につけてストレスフリーになれますよ。
臨機応変に自分を変えれば30代からでもストレスフリーになれる!
結論、『空気を支配』しようとせずに、『利用』する意識を持てば、ストレスが大幅に減少します!!
それは、人は年齢を重ねると『カタくなる』ならです。
頭も体も、狭い世界の中で生きているとカチカチになってしまいます。
その柔軟性の無さが、周囲との違いに適応できず、ストレスとなる原因。
・・・ということは、柔軟性を身に付ければ、ストレスを大幅に軽減できる可能性があるということ。
柔軟性とは、臨機応変さ。
臨機応変に自分を変えればストレスフリーになれるのです。
関連記事『ストレスフリーになりたい!心の疲れで悩む私が考える有効な対処法』(※別ウィンドウで開きます)
臨機応変とはどういう事か
では、『臨機応変』とは、どのようなことを言うのか。
若い世代には徐々に知らない人が増えているかもしれませんが、『ブルース・リー(中国武術家・截拳道を創始、俳優)』の言葉に、このような名言があります。
頭をを空にするんだ。
形なきものになるんだ。
形をなくすんだ。
水のように。
水はコップに注げば、カップの形となり、ボトルに注げば、ボトルの形となり、ティーポットに注げば、ティーポットの形となる。
水は流動性があり、威力もある。
友よ、水になりなさい。
一説によれば、これはブルース・リーが愛読していた宮本武蔵の『五輪書』の引用ではないかと言われています。
しかし、この際そういう事はどうでもいいです。
この言葉には、まさに『臨機応変』になるには、どのようにすればいいのかの答えがあるように思います。
ようするに。
その場にあった形(態度・思考)に変化する。
そして、ときには勢いを持って勝負を仕掛ける。
流動性のある人というと、「長い物に巻かれ続ける、八方美人なやつになれ」という、良くないイメージで捉えるかもしれませんね。
しかし、そうではなく、自分で自分の首を絞めている物から解き放たれるというイメージです。
自分の主義・主張に束縛されない人間になる。
水のように流動性を持った人になるという事は、自分をがんじがらめにしている『自分なりの正論』を捨てるということです。
- 「〇〇するべきだ!」
- 「〇〇しないのはおかしい!」
- 「自分の考えが一番正しいはずだ!」
自分の正論に支配されてしまうと、このようなストレスに襲われる頻度が増えてしまいます。
頭コチコチで、その場にあった形に変化できないと、周りを論破したくなったり、リーダーとして動かしたくなったりしますよね。
一人で緊張、そしてイライラしまくって、ストレス溜めているだけ・・・自滅ということ。
ようするに、その場がコップの形なのに、あなたが長方形の物を無理やり押しこもうとしているのと同じなのです。
なぜ自分が臨機応変になれないのか【5つの理由】
どうして、その場その場で自分を変えることができないのでしょうか?
私が考える、臨機応変になることへの壁は以下の5点。
- 真面目な話が好き
- 限られた人間関係で満足
- 自己評価しない
- 白黒はっきりさせたい
- 経験を生かせない
自分にこのような傾向がないか、振り返ってみましょう。
①真面目な話が好き
いつも真面目な話ばかりだと、周りの会話を見下すような傾向が出てきます。
そして、自分の正義にがんじがらめになって柔軟性を失います。
知識過多になると、他者を論破したくなりやすくなるもの。
論破のクセがついてしまうと、真面目な話が病みつきになり、気軽な話題を楽しむ余裕がなくなることも。
結果として、思考に臨機応変さがなくなってしまいます。
関連記事『真面目な話題の時にふざける癖のある人の心理と4つの対応策』(※別ウィンドウで開きます)
②限られた人間関係で満足
目の前の人によって臨機応変に言動できるようになるには、できるだけ多くの人とのコミュニケーション機会を持つ必要があります。
限られた人間関係で満足していると、見慣れた反応・聞きなれた返事しか経験できず、こちら側の行動もバリエーションが少なくなります。
自分の知らない世界で活躍する人の意見を聞くと、目から鱗ってことありますよね。
『井の中の蛙』、『裸の王様』のような状態だと、自分を変える必要性を感じなくなります。
それゆえに、臨機応変が身に付かないのです。
③自己評価しない
自分を顧みる習慣がない人は、『自分を変える』経験に乏しくなってしまいます。
自己評価する習慣が身に付かないと、自分を変化させる方法が分からないままに。
「今の自分で問題なし」という考えが固まってしまい、臨機応変になる必要性を感じなくなります。
反省しない人は、進化しない人であることと同じです。
④白黒はっきりさせたい
物事何でも『決着をつけないと気がおさまらない』という人も、頭が固くなってしまいがちに。
白黒はっきりさせないと気が済まない人は、中途半端が嫌い。
自分の納得するところに至るまで、他者を振り回す傾向があります。
毎回、白黒はっきりできるかというとそうではありませんよね。
ぎゃくに、中途半端に次回に持ち越し・・・なんてことの方が多いのではないでしょうか。
「今日はこれくらいにしておこうか」を認める臨機応変さがないので、他者に避けられてしまいます。
⑤経験を生かせない
臨機応変な柔軟思考が出来ない理由のひとつに、経験をうまく生かせないことが挙げられます。
多くの経験を積んでも状況に応じて記憶を引き出せないと、その場にあった行動を起こせません。
あるいは、経験したのに自分の事として捉えていないと、記憶に残らない・・・結局、同じことを繰り返す、なんてことも。
臨機応変に自分の形を変えられる人は、多くの行動パターンを持っている人とも言えます。
臨機応変を身につける2つのコツ
以上のような傾向のある方は、思考や行動がパターン化してしまいます。
そうなると、数少ないパターンで発言・行動を起こすしかなくなり、臨機応変な対応が難しくなります。
では、上記の『なぜ自分が臨機応変になれないのか』の例で分かることは何か。
一言でいえば、『自己中心的な傾向が強い』。
自己中心度の高い人は、自分の正義を貫くことに終始し、他者の意見・その場の流れを無視する傾向が強くなります。
臨機応変な思考になることを邪魔しているものは、自己中心意識だと思います。
そこで分かるのは・・・。
臨機応変な思考を習得して、ストレスフリーになる為に重要なのことは
- ①『他者を認める意識を強める』こと。
- ②『その場の力を活用する』こと。
そう言われても、「人や場の空気に合わせるなんて、それだけでストレス!!」と思う方がいるかと思います。
それは、根本的に『逆らおうとしているから』なんですよね。
逆風に立ち向かうのは、物凄いパワーが必要。
その一方で、追い風に乗ればスイスイ進める上に、心身の消耗も少なくすみます。
そして、水のように形を変えることができれば、どのような容器が現れてもすっぽり収まって快適。
人やその場に合わせることは、『フィットする』ことなので、そもそも快適なのです。
合わせてストレスを感じる場合、それは合わせているのではなく、自分の正義を崩せずに逆らっているだけなのです。
他者を尊重して、その場の流れ(力)を活用。
そして、自分がフィットする意識を持てば、ストレスフリーに近づけそうですね。
【まとめ】
今回は、『30代から臨機応変に自分を変えてストレスフリーになれる2つのコツ』を紹介しました。
上記、注意点と改善のコツを意識すれば、誰でもストレスから解放されるかと思います。
臨機応変になれないのも、ストレスを感じる状況を作っているのも自分。
カチカチに固まっている自分を、解きほぐすようにしましょう。
そして、『合わせる』、『流れに乗る』、『形を変える』ことは、ストレスどころか・・・本来、快適だということを理解しましょう。
私と共に、変幻自在のなれるように心がけていきましょう!
それでは。
以上、弥津でした。