こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
このように、不運・不幸は自分にだけ重ねるように感じるもの・・・そうなると、生きていること自体がつらく感じだしますよね。
つらい出来事は、強い心を持った人には必然的なもの。
自分だけ不幸に取り憑かれているんじゃないかと絶望している方に向けて、同じく不運続きで人生辞めたくなった経験を持つ私が、今回この悩みにお答えします。
つらいことばかりが自分に振りかかる感覚になるのは、なぜか?
その理由や心の対処法が分かれば、つらい出来事に深く悩み込むことなく、向き合えるようになれるでしょう!
「なぜいつも私だけつらい目に?」と思うのか
結論、不運・不幸はあなた一人だけに襲いかかるものではありません!
人は、イレギュラーな事が起これば、自分だけに起こった出来事ではないかと考える生き物。
しかし、苦しみと悩み多き人は、決してダメ人間だからではありません。
ロシアの思想家・小説家のドストエフスキーは以下のような言葉を残しています。
苦しみと悩みは、偉大な自覚と深い心情の持主にとって、つねに必然的なものである。
ドストエフスキー(思想家・小説家)
一般的に、苦しみと悩みは「自分とは何か」、「他者とは何か」を考え、そして、感受性の高い人の重しとなりやすい。
私は偉大な自覚と深い心情の持主ではありませんが・・・神経過敏がゆえに、自分が他者からどう見られているか、他者の言動が常識に合っているかどうか、いちいち気にして一人で苦しみ、悩む癖があります。
なので、苦しみ、悩む人が「なぜいつも私だけつらい目に」と思う事情が想像できます。
多感だからこそ、気付かなくてもいい辛いこと、苦しいことに悩みやすい。
でも、悪い事ばかりかというとそうでもない!
人は、悩みを体験した数だけ解決法が手に入るから。
また、
僕、悩みがないんだよね~。
いつも前向き思考なんで。
こういう方、うらやましく見えますよね。
しかし、悩みがない人には困難を解決する力が備わりにくいデメリットがあります。
それに、解決策の引き出しが少ないので、他者にお任せ、または丸投げでその場を乗り切ろうとする傾向が。
「自分にだけ悪い事が降りかかるのはなぜなのか」と悩んだら、『多様な解決策を経験する機会を与えてもらっている』と考えるのも一つの心の対処法です。
関連記事『つらくてこの世から消えたい!つらい状況を打開する2つの考え方』(※別ウィンドウで開きます)
自分だけ不遇だと絶望してしまう4つの理由
では、ここからは自分だけ不遇だと絶望してしまう理由を考えていきます。
- 「でも」、「だって」が口癖。
- マイナス思考が過剰につらく感じさせる。
- 「自分はダメな人間」だと思い込んでいる。
- 周りの出来事に関心がない。
絶望してしまう理由が分かれば、心の対処法の効果が強まりますよ。
自らを不遇と推断するほど、その身を不遇にするものはない。
ルキウス・アンナエウス・セネカ
自分を不遇だと考えることが、次の不遇を呼ぶとも言えそうです。
①「でも」、「だって」が口癖
言い訳の言葉「でも」、「だって」。
この言葉が口癖だと、周囲からは信頼されません。
他者から嫌悪感を持たれると、孤立へ。
孤立すると、迫る危険や失敗を知らせてもらえる機会を失います。
「自分だけつらい目に」遭ってしまうのは、事前に危機回避できていないから。
例えば、仕事で良い仲間が多い人は、失敗する前に助言をもらって軌道修正できるので、つらい事態を避けられます。
関連記事『大人になったら気をつけたい!子供っぽさが出る7つの口癖』(※別ウィンドウで開きます)
②マイナス思考が過剰につらく感じさせる
私は自分が成功できるイメージを持てない人間なので、不遇を引き寄せているのではないかと感じる時があります。
マイナス思考が過剰だと、ちょっとした不運でも深く落ち込んでしまいます。
一般的にみれば、大したことのない失敗や不運な出来事でも、「やっぱり何をしても上手くいかない運命なんだ」と考えてしまう。
それゆえに、喜ぶべき出来事を心から喜べず、悲しい出来事には深く心を傷つけ続ける・・・悪い記憶しか残らないのです。
③「自分はダメな人間」だと思い込んでいる
自信がないと言動が中途半端になって、目の前にことに集中できず、失敗しやすくなります。
「自分はダメ人間」と悪い自己評価をしていると、世の中で自分だけ不幸という感覚に陥ります。
褒めれば伸びるが、叱り続ければ委縮する。
自分で自分をダメだと叱り、一人で勝手に委縮させている状態です。
④周りの出来事に関心がない
「なぜいつも私だけつらい目に」と絶望する人は、意外に周りの出来事に関心がない場合があります。
自分が知らないだけで、周りの人たちはもっと苦悩している。
周りの出来事を知らないあまり、自分だけ不遇なのではと勘違いしています。
苦しみ、悩みを持たずに人生を送れる人は、どれだけいるのか。
口に出さないだけ、あるいは自分の耳に入らないだけで、周りの人たちも多くの困難を乗り越えようとしています。
関連記事『自分の幸福追求できてますか?他人の不幸を望まなくする方法』(※別ウィンドウで開きます)
つらいこと続きで絶望した時の心の対処法5例
それなら、「つらいこと続きで絶望した時の心の対処法は何?」という話しですよね。
私なりに考えてみましたので、以下5つに分けて説明します。
- 不運な出来事を他者に愚痴ってみる。
- 強い野心を持つ。
- つらい出来事の対処計画をたてる。
- さっさとやめて次の方法に向かう。
- 新たな目標を公言して前向き思考に転換する。
万策尽きたと思うな。自ら断崖絶壁の淵に立て。その時はじめて新たなる風は必ず吹く。
松下幸之助
とにかく、「自分だけ不遇で終わる」という発想は無くすこと。
そして、断崖絶壁の淵に立った時に感じる、新たなる風を力に変えようという話です!
①不運な出来事を他者に愚痴ってみる
自分が不遇だと絶望しても、一人でどん底に落ちていくことに身を任せてはいけません。
浮上するコツは必ずあるもの。
自分にはとことん運がないと嘆きたい時は、他者に愚痴ってOK。
自分では思いもしなかった解決法を提案してくれるかもしれません。
前述のように、周りの人たちは多くの困難に遭遇し、克服した経験を持っています。
最初から「自分だけ不運」と思わずに、悩みを打ち明け、他者の力を借りてみましょう。
ただし、愚痴ばかり言って、他者の助言を聞かない態度はNGですよ。
②強い野心を持つ
「なぜいつも私だけつらい目に」と絶望しやすい人は、ネガティブ思考で野心に薄い傾向があると感じます。
大きな目標をかかげて、野心をむき出しにするくらいがちょうどいいでしょう。
私の場合、ブログで「月一万円でも収入が増えればいいか」と考えていますが、本当なら「月50万、いや100万稼ぐぞ」くらいの野心を持って取り組んだ方が、もっと人生を熱く生きれるのかな・・・なんて思ったりしてます。
野心というとダーティーなイメージがあるかもしれませんが、他者に迷惑をかけず、人の役に立つ取り組みなら、どんどん熱くなるべきでしょうね。
③つらい出来事の対処計画をたてる
私の経験上、「自分はダメ人間だ」と思ってしまうと、つらい出来事に立ち向かわないようになってしまいます。
「ダメ人間だから、困難には打ち勝てない」と考え、最初から諦めてしまうのです。
つらい出来事に遭遇したら、絶望する前に対処計画をたてる習慣をつけましょう。
ノートや手帳に、自分が遭遇しているつらい出来事を記載します。
そして、何がきっかけだったのか・・・どうすれば、克服できるのかを考えて文章化します。
思いつかない時は、ネットの知恵袋や自己啓発本を参考にするといいでしょう。
可視化するだけですが、それで結構冷静になれるので、ぜひ試してみください。
④さっさとやめて次の方法に向かう
考えこむ人に「考えるな」というのは、まさに愚問ですが。
つらい不遇な出来事の解決策が自分の力でみつけられない時、そのまま考え込んでいては停滞しっぱなし。
世の中は、あなたが停滞していることをよそに、先に進んでいきます。
時間や人の感情の波においていかれないように、悩んでも克服できそうになければ、一旦放置して自分が次にすべき事に取り組みましょう。
その時分からなくても、先に進むと後で色々な事に気付くもの。
困難な状況の解決法はその時にはなく、あなたが経験を積んだ先に存在していることがあります。
⑤新たな目標を公言して前向き思考に転換する
「自分だけ運がない」と思い込んでいる人は、自分自身に甘えてしまう傾向があります。
悲観的になる思考を強制的に転換するため、『他者の目』を利用しましょう。
多少高めの目標を身近な人、出来れば家族以外の他者に公言し、自分の逃げ道を絶ちましょう。
他者に目標を公言することで、自分の中にある甘えを抑える効果があります。
目標に一直線になれば、少しくらいの不運が起きても深く落ち込むことはなくなります。
【まとめ】周りに関心を持って情報を収集してみよう!
今回は、『なぜ私だけ?つらいこと続きで絶望した時の心の対処法5例』を紹介しました。
「自分だけ不幸」だと思い込んでしまう理由が分かれば、対処法への取り組み意識が強まります。
不遇な状況を作るのも、感じるのも『自分』。
自分が活発な思考、または活発な行動をとっているのか。
思考と行動が停滞していると、成果は見込めませんよね。
つらい状況を『自分の不遇さ』といった運のせいにせず、自己改革していきましょう。
考え方次第ですから、流れに乗れば誰でも容易に変われると思いますよ。
それでは。
以上、弥津でした。