被害者意識が強い人の特徴と対処法5例

被害を受けて落ち込む人
問題を解決したい

被害者意識が強い人がいて絡みづらい。

どう対処したらいい?

こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津@yazusui)です。

被害者意識の強い人は、他者に攻撃的だったり、人のせいにしたりで、少し関わりづらいですよね。

  • 『かわす』
  • 『毅然とした対応』

を状況に応じて使い分ければ、被害者意識が強い人と上手く立ち回れます。

弥津
弥津

被害者意識の強い人との関わり方に苦慮している方に向けて、対処経験のある私が説明します。

身近にいる被害者意識過剰な人と上手に接する方法が分かります。

簡単なポイントなので参考にしてみてください。

なぜ「被害者意識」が強くなるのか

被害者意識が強くて落ち込む人

自己愛が過剰な人は、ピンチを感じたり、何か自分に不利益な事が起こったりすると、「私は可哀そうな存在」として自己防衛網を張ろうとします。

他者から酷い仕打ちを受けた事で自分が辛い目に合っているとして、常に「私は被害者」という思考になるのです。

被害者意識が強いと「悲劇のヒーロー」や「悲劇のヒロイン」になりやすい。

弥津
弥津

「これ以上傷つきたくない」という思いが強すぎて、自己防衛意識が過剰になるからです。

たとえば

  • ストレス耐性が弱い
  • 親もとで甘やかされて育った
  • 自信が持てないまま大人になった

このような傾向がある人は、ちょっとした「心の痛み」に反応して、自分を守ろうとしてしまいます。

強すぎる自己防衛が、被害者意識の暴走を呼んでしまうのです。

被害者意識が強い人の6つの特徴

電話をしながらガッカリする女性

ここからは、私が過去に関わった被害者意識が強いと思われる人に見られた特徴例を挙げてみたいと思います。

  1. 気分屋
  2. 自分の能力を過信している
  3. 誰でも見破れるような嘘をつく
  4. 冗談が通用しない
  5. 正論に弱い
  6. 教えてもらう事が苦手

特徴を把握していれば、対処法もみえてきますよ。

①気分屋

被害者意識が強い人は、自己愛が強く、自信過剰。

ちなみに、自己愛については、関連記事自己愛が強すぎる人の良い点、問題点と8つの対処法』(※別ウィンドウで開きます)をご参照ください。

自分の高い価値を周囲が認めてくれていると感じられている時は、心穏やか。


普段は他者に対して友好的です。

しかし、自分にピンチが訪れると、その様子は急変。

自己擁護のために、誰かれ構わず攻撃的な言動をするようになります。

弥津
弥津

そうかと思えば、翌日には覚えていないかのように、普通の様子に戻っています。

その時その時の気分で行動する、『気分屋』の傾向がみられます。

②自分の能力を過信している

実力を過信している人

自分は能力が高いと自負しているので、行動が積極的。

ときに、グループを引っ張るリーダーとして活躍します。


しかし、「私はパーフェクトだ」と思い込んでいる人は、自分が不利な立場に陥ると、その責任を他者のせいにします。

パーフェクトな自分が失敗するはずがないと考えるので、「私は不利な状況にさせられた被害者だ」と思うように。

反省もしないので、周りの人からは「自己中心的」だと思われがち。

自分の能力を過信しているので、悪い影響は周りからやってくると勘違いしてしまいます。

③誰でも見破れるような嘘をつく

自らを完璧だと思い込み、能力の高さを誇示してしまうため、自分の失敗を隠す傾向があります。

失敗を無理やり取り繕ってしまいます。

慌ててごまかそうとするので、話しのつじつまが合わない事がしばしば。

自信過剰さが邪魔して、他者からどう見られているかの判断も出来ません。


そのため、誰でも見破れるような嘘をついてしまいます。

④冗談が通用しない

冗談が通じず怒る男性

被害者意識が強いと、ちょっとした冗談でも「批判を受けている!」と、過剰反応をしてしまいます。

被害者意識が強いと、自己防衛反応も強くなります。

「一方的な批判をされている」として、自らを悲劇のヒーロー・ヒロインだと思い込みます。

また、「高度な能力を有している自分を陥れようとしている」と認識し、反撃行動を起こしてしまいます。

⑤正論に弱い

自信過剰な人は、自己研鑽を怠ります。

そのため

『正論』で対峙されると弱い傾向があります。

あくまで、自分の独りよがりな自信なので、中身がない時があります。

自分の問題点を反省し、自己研鑽に努めることなく、「自信だけはある」という中身のない人に被害者意識の強さがみられます。


世間一般に通用する正論を考えたことがないので、投げかけられると反応できないのです。

⑥教えてもらう事が苦手

自分は高レベルだと自負しているので、人より「下」に見られることを恥と感じます。

そのため

人から教えを受けることが苦手です。

他者から正しいことを教えてもらっても素直な反応ができません。

  • 「それくらいは私も分かっている」
  • 「少し忘れていただけ」
  • 「今までする機会がなかったから」

などといった、強がったセリフが多くなります。

出来ないことを「教えてくれない周りの人が悪い」として、被害者かのような主張をしてしまいます。

被害者意識が強い人への対処法5例

男性に優しく説明する女性

以上のような特徴のみられる、被害者意識の強い人。

では、どう対処していけばいいのでしょうか?

  1. おだてて宙に浮かす
  2. 肯定してあげる
  3. 自分のやるべきことに集中する
  4. 一般論で対峙する
  5. 豊富な知識・経験を積む

このようなポイントを意識して接していけば、悪い影響を受けずに過ごせるでしょう。

①おだてて宙に浮かす

自分に揺るぎのない自信を持っているので、指摘・注意すると激しく反発されてしまいます。

相手の自信を生かすように。

社交辞令的に褒めて宙に浮かしましょう。

気に入らない人に対して、社交辞令でも褒めるのは嫌かもしれません。

しかし、すぐ自分を被害者だと思う人と真っ向から対決しても、厄介なだけ。


おだてて宙に浮かせておいた方が、大人の対応と言えるでしょう。

②肯定してあげる

サムズアップをして励ます男性

被害者意識の強い人のプライドを傷つけないように、反論はできるだけ避けましょう。

肯定してあげることが重要。

被害者意識の強い人は、教育されるのが苦手。

教育的指導を受けていると感じると、被害者モードに入ってしまい、反発してきます。

もし、どうしても正す必要がある時は

  • 「〇〇すると、もっと良くなるよ」
  • 「〇〇した方が、最高だと思う」

参考にすることで相手に利益があるような言い方にすれば、反発は少なくなります。

③自分のやるべきことに集中する

褒めたり、肯定したりと、こちらが神経質になると疲れるだけ。

こちらが疲れないための対処法としては、「自分の今するべき事に集中する」のが良いでしょう。

被害者意識の強い人は、自分の存在を誇示しようとします。

前述の「褒める」、「肯定する」を実践してしのぐことが出来ますが、長い目で対処が必要な際は、相手の空気に引き込まれないように注意しましょう。

  • 気が付かないくらいに仕事に集中
  • 趣味に没頭する
  • スケジュールを空けない

このように、スキを作らないようにすれば、被害者意識の強い人からのプレッシャーを回避できます。

④一般論で対峙する

個人の考えで説明しても、被害者意識の強い人を納得させられません。

一般論で対峙するようにすれば、鎮められます。

世間一般、あるいは大多数の意見を例として説明すれば、あなた個人から攻撃されている感覚にはなりません。

「全体の意見であれば従うしかない」と思ってくれるのを狙いましょう。


関連記事上手に言い返せない人へ!相手を嫌な気分にさせない反論の仕方』(※別ウィンドウで開きます)

⑤豊富な知識・経験を積む

被害者意識の強い人は、自分の存在を大きくみせたい欲求も強いことから、見下せる相手には攻撃的になります。

見下されないように、豊富な知識と経験を積むようにしましょう。

日頃から自己研鑽、技術向上を心がけるように。

誰もが敬意を表す程の知識・経験を持ち合わせれば、被害者意識の強い人の過剰な自信と戦う前に勝利できます。

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関連記事 『在宅で取り組める心のモヤモヤ・イライラを改善する方法まとめ』(※別ウィンドウで開きます)

他人軸から自分軸の生き方に転換しよう

世の中には100人いれば100通りの人がいます。

被害者意識の強い人を正論で改心させようとしても、難しい話。


周囲の人の影響に翻弄される生き方から、自分を軸とした生き方に転換できれば今の生活を大きく変えられるでしょう。

弥津
弥津

今までの他人軸での生き方から自分軸にシフトしましょう。

自分軸での生き方を理解できれば、自分を前向きに大きく転換できます。

自分に集中できるようになることで、心にゆとりを持てるように。

そのためには、自己覚知に有益なツールが必要。

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まとめ

糸電話で会話

今回は、私の経験から『被害者意識が強い人の特徴と対処法』を考えてみました。

被害者意識が強くなる理由は

  • 劣等感を隠そうとする気持ち
  • 自信過剰
  • 自己愛が強い

などによって『自己防衛が過敏になること』。

そして、以下の5例が対処法です。

  • 被害者意識が強い人への対処法5例
    • ①おだてて宙に浮かす
    • ②肯定してあげる
    • ③自分のやるべきことに集中する
    • ④一般論で対峙する
    • ⑤豊富な知識・経験を積む

上手く付き合えば、強い味方になってくれますが、時折発動する自己防衛反応には手を焼くのも事実。

できるだけ対決せずに、上手に付き合っていきましょう。


それでは。
以上、弥津です。

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