こんにちは。社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
今回は、上手な反論の仕方についてお話しします。
仕事やプライベートで、相手の意見に賛同できないけど、真っ向から否定意見は言えない・・・そんな場面に出会うことってありますよね。
でも・・・
- 「反対意見を上手に伝えたい」
- 「無駄に非難していると誤解を与えたくない」
関係性は崩したくないが、伝えるべきところは上手に伝えたい時、どうすればいいのかを説明します。
バーチャルとリアルの区別なき非難癖で人間関係悪化
SNSメディアの普及で、誰でも気軽に自分の意見を発信できるようになった昨今。
自己主張が気軽に出来るようになれば、他者批判をしてしまうリスクが高まるというもの。
SNSでの誹謗や中傷によって、特定の人や多くの人達を苦しめる事案が問題になっています。
これは、自らの正義が暴走しやすい人、あるいは勢いのある非難側に安易に乗っかる人たちによって起こされる重大な問題行為。
他者非難で自分が大きくなったように錯覚し、その快感の虜になってしまう人がいるのでは?
SNSでの過剰な自己主張は、自らの非難癖を作る一因になりかねませんよね。
SNSで出来た非難癖は、いつしかリアルな世界でも出現するように。
バーチャルな世界で発言に自信をつけると、リアル世界でも他者批判をストレートに行うようになります。
相手の心が傷つくかどうかを考えることなく、ストレートな反論で人間関係を悪化させる可能性が。
SNSで非難癖が出来上がった人は、リアルな人との交流でも、上手な反論が出来ず、トラブルを起こすリスクが高くなるでしょう。
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心をすっきりさせたい方は参考にしてみて下さい。
関連記事 『在宅で取り組める心のモヤモヤ・イライラを改善する方法まとめ』(※別ウィンドウで開きます)
上手に反論できなかった、以前の私
そんな私にも、他者の言動の問題点をストレートに指摘する癖があります。
在宅高齢者支援を本業としている私は、高齢者や家族には『人格や主張は全て受け入れる』ことを念頭に接しているつもりですが、あまりに理不尽な主張をする方には毅然とした態度で臨む時があります。
振り返ってみると、自分の正義を相手に押し付けているだけかと。
いつも反省しては、またしてしまうの繰り返し。
関係性悪くなるだけなので、考え直さないと。
結局は、私の自己主張なんでしょうね。
もっと上手に応対できるはずなのに、私の他者非難癖がそれを許さなかったのではないかと考えます。
ダメだと思うものに鉄槌を食らわせられた自分に満足を感じます。
私も他者非難に快感を感じる一人なのでしょう。
上手な反論が出来なかった私。
でも、その後はどうすれば自分の非難癖をなくし、相手を嫌な気分にさせない反論が出来るのかを考えるきっかけになりました。
関連記事『被害者意識が強い人の特徴と対処法5例』(※別ウィンドウで開きます)
相手を嫌な気分にさせない反論の仕方5つ
それでは、言い返したい時にどうすれば『上手に反論』出来るのかを考えてみましょう。
- 自分の意見も聞いて欲しいと断りをいれる
- 相手の意見を認める姿勢を見せる
- 切り口を変えた意見として伝える
- あくまで自分の持論として話す
- 自分のことを初心者だと思う
この5つのポイントを意識すれば、こちらの率直な意見を受け入れてもらえるでしょう。
①自分の意見も聞いて欲しいと断りをいれる
人は自分の話しをしている時、心は『無防備』になります。
たとえば、キャッチボールをしている時、投球動作に入っているのにボールが飛んでくると上手く取れませんよね。
ようするに、会話もキャッチボールと同じで、話している際に相手の話しが飛んでくると不快になるのです。
ちなみに、会話のキャッチボールについては、関連記事『会話のキャッチボールができない人が持つ2つの特徴とは(※別ウィンドウで開きます)』で説明しています。
ここで大切なのが、しっかりとこちらがボールを投げる(話を始める)ことを「告げる」、「断りを入れる」こと。
- 「ひとつ、(私の意見を)話していいですか?」
- 「少し、私の方からも」
これらの言葉を入れることで、そのあとの反論の攻撃性が緩和されます。
それは、相手があなたの意見を受け取れる体勢が整っているからです。
②相手の意見を認めてみる姿勢を見せる
人の意見を受け入れないと、それだけで相手は非難されていると感じます。
会話の際に大切なのは、相手の意見を認める姿勢。
- 「おっしゃる通りです」
- 「そういう考え方もありますね」
このフレーズを入れるだけで、相手はあなたが自分の意見を肯定してくれたと感じます。
心が開かれれば、あなたの反論にも穏やかに聞く姿勢が出来上がるでしょう。
③切り口を変えた意見として伝える
前もって「視点を変えての意見だ」と伝えておけば、反論の攻撃性は緩和されます。
相手も新たな意見を聞けると思い、興味を持ってくれるでしょう。
たとえば
- 「今までのお話、切り口を変えてみますと」
- 「少し、違う側面からお話しすると」
反論を反論だと思わせず、新たな視点での意見として話せば、素直に聞き入れてくれる可能性が高まります。
④あくまで自分の持論として話す
正論で説明しても、相手は意見の押し付けと感じ、反発します。
あくまで自分だけの意見だと前置きをしつつ、話しをすれば押し付け感は軽減します。
- 「あくまで、私の持論ですが」
- 「これは私の考え方に過ぎませんが」
- 「私の思う最善策をお話ししたまでですが」
「自分が勝手にそう考えているだけ」と付け加えておけば、相手は正論をぶつけられている感じはなくなります。
ただの一意見として受け止められるので、反論だと思わせずに、こちらの意見を伝えられます。
関連記事『わざと人を待たせる心理とは?待たされたらその場を去る勇気を!』(※別ウィンドウで開きます)
⑤自分のことを初心者だと思う
自分が知識に長けていると思っていると、無意識に指示・指導的な言い方をしてしまいます。
実際は、「相手の方が経験豊富で知識豊かだった」ということはよくあります。
そうなると、相手の方が知ったかぶりして話しているあなたへの嫌悪感を強く持つように。
- 「知識がない中でこのようなことをいうのは失礼ですが」
- 「もし間違っていれば、教えてもらいたいのですが」
自分が初心者だと自覚している様子、または謙虚な姿勢を見せれば、それだけで相手は友好的になってくれます。
こちらが腰を低くすれば、相手は圧力を感じなくなり、温厚に接してくれるでしょう。
こちらの意見を受け入れる心の環境を整えられます。
また、会話中に相手を怒らせない話し方について、関連記事『人を怒らせてしまう話し方は?他者と円滑に会話するポイント4選』(※別ウィンドウで開きます)でも説明していますので、参考にしてみてください。
他者の事が気になって仕方ない方は自分軸で生きてみよう
自分に自信がなく、仕事や家庭などの普段の生活に楽しみを見出だせない方は、他人主体の人生を送っている事が原因かもしれません。
自分が過剰に他者からの影響を受けず、自分らしく生きていく方法さえ身につければ、誰に対しても適切に接する事が出来るようになるでしょう。
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【まとめ】
今回は「上手に言い返せない人へ!相手を嫌な気分にさせない反論の仕方」と題してお話しさせていただきました。
私はこれらのポイントを意識するようになってから、円滑に会話が出来るようになったと感じます。
会話に自信がつき、余裕が持てるようになりました。
- 相手を嫌な気分にさせない反論の仕方5つ
- ①自分の意見も聞いて欲しいと断りをいれる
- ②相手の意見を認めてみる姿勢を見せる
- ③切り口を変えた意見として伝える
- ④あくまで自分の持論として話す
- ⑤自分のことを初心者だと思う
みなさんも私と共に、上手な反論・主張が出来るようになりましょう。
それでは。
以上、弥津でした。
言い返したいけど上手く言い返せない。
上手な反論の仕方を知りたい。