こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
このように、30代を過ぎてくると、年下、仲間からどう見られているか不安になる方、いるのではないでしょうか?
ポイントはひとつだけで簡単です。
年下から尊敬されたいなら、『自分の中にある常識を信用しないこと』。
自分の常識を疑う癖を身につけましょう。
尊敬される『先輩』になるには何が必要なのでしょうか?
私が公私における多くの対人経験をもとに、今回はこの疑問にお答えします。
年齢を重ねるごとに凝り固まる思考を柔軟に。
自分自身を疑うだけなので、誰でも出来て簡単です。
自分の常識を疑えば仲間が増える!!
結論、自分の常識を疑う癖をつければ、他者の信頼を得ることができます!!
私もそうですが、『自分の中にある正義』を押し通そうとするがあまり、他者に攻撃的な物言いになってしまうこと、ありますよね。
論破できた時は自己満足に浸れますが、その一方で周囲からは「融通がきかない人」や「怖い人」といったマイナス評価をもらいかねません。
ようするに、自分の常識で物言うことは、他者からの評価を落とす可能性が高まるということ。
実際に、みなさんの身近にいる人で、自分の意見ばかり言うタイプの人、好きですか?
こちらの意見を採用してくれる、懐の深い人に好感を持ちますよね。
それゆえに、自分の常識を疑ってかかるくらいの人の方が仲間に恵まれるのです。
なぜ嫌われる高齢者になるのかを考えよう
では、私の仕事での経験をもとに、自分の常識に囚われて嫌われてしまう例をお話しします。
私の若者への偏見かもしれませんが、面倒臭い存在だと考える人が多いのではないでしょうか。
では、なぜそのような悪いイメージを高齢者が持たれるようになったのか?
その原因は何か?
そこには、高齢者の思考をガンジガラメにしやすい、『マイ常識の蓄積』があると思うのです。
私が社会福祉士として高齢者と接して、気付いたことがあります。
それは、「私はこう生きてきた」という、経験がゆえの自分なりの常識についての主張が強過ぎること。
私は高齢者対応のプロではありますが、そういった『経験至上』のような自己主張には違和感を持ちます。
経験はたしかに尊い。
しかし、それを持ち出して自分を大きく見せようとすることは違うと思うのです。
若い世代からみて具体性のない『経験を持ち出しての自己アピール』なんて、カラッポでしかないのでは?
これは、当然のことです。
実際に、その方が頑張った姿を見ていないのですから。
俗に言う『マウンティング』と同じ。
関連記事『人はなぜマウンティングをするのか?原因と対処法を考えてみた』(※別ウィンドウで開きます)
この嫌われる高齢者の特徴が分かれば、反面教師にすればOKということですよね。
年下から尊敬されるために、排除しないといけないポイントが、この『経験を持ち出しての自己アピール』なのです。
自分の中にある常識の疑い方4選
自分の中にある常識を疑えば、年下から尊敬される・・・その理由と要点は分かりましたね。
では、具体的にどうすれば常識を疑う習慣が身につくのか。
その方法を4点紹介します。
- 全ての他者を尊敬する
- 権力や地位に固執しない
- 新しい事に挑戦する
- 日記をつける
以下、順を追って解説していきますね。
①全ての他者を尊敬する
自分の常識を主張できる状況って、どんな時でしょう?
たぶん、自分より『下』だと見下している人ばかりいる時ですよね?
その見下し思考のままでは、どの場にいても自分の常識で論破癖が発揮されてしまいます。
そこで、ぜひ心掛けてもらいたいのが、『全ての人を尊敬する意識』を持つこと。
目の前にいる人たちは、全てにおいてあなたに劣っていますか?
たとえ、子供相手であってもあなたより勝れているところがあると思います・・・私やあなたが知らないだけかも。
後輩だろうが、高齢者だろうが、子供だろうが・・・自分より勝っているところを一つは持っている尊敬できる存在だと気付きましょう。
他者への尊敬の念を持てれば、自分の常識を主張する強さが緩和されます。
関連記事『他者に向かって「生理的に無理」と言う性格の悪い人への対処法』(※別ウィンドウで開きます)
②権力や地位に固執しない
権力や地位への意識の強い人は、そこに至る前から他者を見下す傾向が出てきます。
野心を持つ自分が大きくなったように感じ、人より優れているように錯覚しやすいから。
自画自賛の癖が身に付き、自分の考えが全て正しいと思い込んでしまいます。
同じような野心だらけの部下には尊敬されるかしれませんが、一般向けする思考・態度ではありませんよね。
権力・地位を得ようとすることに固執する姿勢は、見苦しいと思われるかも。
人の上に立ちたいと思うより、共に歩む姿勢を持つようにしましょう。
③新しい事に挑戦する
自分の常識で頭が固まってしまう人は、新しい事への挑戦意識が足りなくなってしまいます。
- 今の自分に満足して何もしない人
- 常に新しいことに挑戦しようとする人
あなたはどちらに好印象を持ちますか?
新しい事への挑戦を忘れると、頭のアップデート・バージョンアップが出来ないまま。
そのうち頭の中が、自分の勝手な常識に支配されてしまいます。
自分の中にある常識を打ち破るきっかけを、自分の力で創り出すのは難しい。
外部から新しい情報、経験を授かる習慣は、思考を柔軟にします。
その柔軟さは人柄にも表われ、自然に信頼を得られるでしょう。
④日記をつける
意識レベルの話だけでは、なかなか身につかない!・・・そんなご意見もあるかと思います。
それなら『自分の考え方を可視化』してみませんか?
アナログかもしれませんが、日記帳をつけて、自分の心の中を文章で把握してみてはどうでしょうか。
私の実感ですが、スマホに文字入力に記録するより、ペンでノートに書いて記録した文章の方が抜群に理解できるんですよね。
日記をつける習慣が出来れば、『自らの思考の癖』の把握が可能に。
そうなると、自分の考えに疑問持てるようになります。
自分を疑えば、余計な常識から開放されて、後輩など他者の考えを認める余裕が生まれます。
年下からの信頼を得るでしょう。
【まとめ】
今回は、『仲間を増やしたい人必見!自分の中にある常識の疑い方4選』を紹介しました。
セルフ常識の主張は、信頼を失うだけ。
年下から尊敬される先輩でいたければ、30代過ぎたら自分の常識を疑いましょう。
年下からの尊敬される先輩になるには、まずは自分の常識を捨てるくらいの心構えが必要。
何かにつけて論破したくなるのは、敗北への不安感が主な理由?
論破は他者攻撃であって、こちらの好感を犠牲にしているということ。
それで、何の得があるでしょうか?
自己常識を口に出すことはマイナスでしかない!
年下からの尊敬されたければ、自分の常識を強く主張する癖は改める。
自己主張すれば、他者が逃げると意識しておくくらいが丁度いいでしょう。
出来るだけ常識主張は控えめに。
私と一緒に意識していきましょう!
それでは。
以上、弥津でした。