こんにちは、社会福祉士兼業ブロガー・弥津(@yazusui)です。
このように、予定が詰まっていないと仕事やプライベートで追い込まれた気持ちになるなんて傾向、あなたにはありませんか?
でも、大丈夫です!!
この記事で分かること
- 空白恐怖症ってなに?
- 空白が怖いのはなぜ?
- 空白も『活動のひとつ』と考えよう!

自分の手帳にスケジュールが入っていないと不安でたまらない方に向けて、空白恐怖症経験者かつ克服者の私が、この疑問にお答えします。

というわけで、今回は『空白恐怖症とはなにか。そして、その克服法』について説明していきます。
『空白』は空白ではない!
考え方を少しだけ変えるだけで、恐怖症は克服できます!
思考法を変えるだけなので、誰でも簡単に実践できます。
今日から、空白を空白だと思わない「心の習慣」を身につけましょう!
空白恐怖症ってなに?
空白恐怖症とは、2018年になってから登場した「新語(大辞泉が選ぶ新語大賞)」です。
下記のような状態を言います。
【空白恐怖症】
スケジュール帳に空白が多く、予定が記入されていない状態に不安を感じること。
引用:コトバンク「空白恐怖症」
そういう気持ちになることを病気の症状になぞらえた言葉。
このように、空白恐怖症だと、自分に休息を与えられないという、とても深刻な状態に自らを追い込んでしまうのです。
スケジュールの空きが怖い!
空白恐怖症は、公私ともに見られる傾向ですが、特に、仕事の場面において症状が出やすいと言われています。
空白恐怖症に冒されていた過去の私
「自分の仕事がないときに、あたかも仕事をしているように見せるためにダミーの予定やフェイクの予定を入れるほど、自分の予定が空白な事を恐れる」
引用:「空白恐怖症」とは – 予定がないのは怖い!? by マイナビニュース
上記のように、予定がないことに恐怖を感じることから、架空の予定を入れるという傾向があるのです。
この呪縛は私も20代当時、営業の仕事をしていた頃に経験しています。
社長のワンマン経営が顕著な会社に入ってしまった私は、「18時までは帰社するな」、「隙間の時間なんてあるはずがない」という、会社の暗黙のルールに縛られていました。
しかし、新人の私は人脈もできておらず、自然に予定が埋まるはずもありません。
そうなると、社長や上司に叱責されないように、フェイクの予定を手帳に書いたりして、業務をこなした気分になる・・・

当時の職場に、自分の予定が埋まっていることをアピールする同僚がいたことも影響しています。
彼は、フットサルの練習や試合、飲み会、彼女とのデートの予定など・・・自分の今後のスケジュールを、私達他者に自慢気に聞かせる癖のあるやつでした。
そうなると、私はいつしか彼に抵抗心を覚えるようになりました。
新人当時の少ない給料を投げ売って、友人を片っ端から誘っては毎週末、飲み会や遊びの予定を入れる。
しかし、元々社交的ではない私は、友人の数が限られている・・・どんなに頑張っても、空白になる週末ができてしまうのです。
そこで、いつしか私は、プライベートまでも嘘の予定を作り、職場の同僚に公表するという、醜い意地を張るようになってしまいました。
以上のような私の経験からして、

空白恐怖症のきっかけは、たいがいの場合は「周囲からの影響」だと思います。
このふたつに共通していることは、

『他者の圧力によって、自分を見失っている』状態ということですね。
言い換えれば、「マイペース」を乱されていると言えます。
このように、自分のペースで過ごせないことで、精神的に疲弊してしまうのが『空白恐怖症』の問題点なのです。
空白恐怖症は「うつ病予備軍」
人間は本来、無理をしすぎる前に休息をとるように、脳から司令が出るように出来ています。
「これ以上は無理だ!!もう休もう」と、脳がサインを送り、眠気が出たり、活気を落としたりします。
「嫌だ、したくない」という、強い拒否的な言動や退避行動が出るのも、全て「自分の身を守る」為の反応と言えます。
仕事でもプライベートでも、リカバリータイムと言える『空白の時間(一息つける時間)』がなければなりません。
上司や友人がそれを与えてくれない場合でも

本来は上手に自分で『空白』を作るべき!

空白恐怖症に陥っている人は、他者の影響を強く受けて、自分を常に「オン」にする事を強要してしまいます。
これでは、心も体も持たず、オーバーヒートしてしまいます。
空白恐怖症は、ただの流行り物の現代人の傾向ではありません。
誰しも発症のリスクのある、うつ病のきっかけとなる深刻な状態なのです。
空白恐怖症の解消法
そのような危険な空白恐怖症を解消する方法を考えていきましょう。
前述のように、上司の圧力による恐怖心や、自分を小さく見られたくないという他者への対抗心が一因となってしまいます。
または

バイタリティー溢れる自分でいたい!!!
という理想の自分を追い求めるあまりに、自分自身を追い込んでいる・・・自分への無理過ぎる叱咤激励が原因となるケースもあるでしょう。
他者に影響を受け過ぎている自分を見直す
職場やプライベートで、他者の影響を受けてしまうのは、「自らその場に身を置いている」ことが原因と言えます。
特に職場では、常に拘束されて自分の時間は作れないように思えますよね。
しかし、そう思っているのは自分だけ。
冷静に考えてみれば、誰だって息抜きの時間を作る余裕くらいはあるのです。
空白は「インプットの時間」と考えよう
『入力(インプット)』は、何らしかの情報を脳に取り入れる事です。
一方、『出力(アウトプット)』は、蓄えている知識などを取り出し、活用することを言います。
空白恐怖症に陥ると、スケジュールぎっしりの「アウトプットの毎日」になってしまいます。
しかし、出力ばかりでは、頭の情報も精神もいつか枯渇してしまいますよね。
そこで、気分転換としてインプットの時間を持つ必要があります。

例えば、仕事の合間を見つけて、書籍を開いて新たな知識を吸収する。
プライベートで他者が気になって仕方ない時は、特に「自己啓発本」がオススメ。
自分に集中できる上に、新たな発見ができるので、とても爽快な気分になれます。
また、自宅でぼーっと、過ごすのも「インプットの準備を整える作業」と言えるので有意義です。
たとえ丸一日、何も考えずに過ごしたとしても、次の仕事や娯楽に向けての「メモリー回復作業が完了」したと思えばいい。
または自分の本当にやりたい事、出来る事をみつける為に図書館や書店にいく『取材日』と書いておくのもかっこいいですよね。
あなたを磨き、時にリフレッシュするおひとり様タイムも立派なスケジュールですよ。
【まとめ】
いかがでしたか?
今回はスケジュールの空きが怖い!「空白恐怖症」の解消法についてお話ししてきました。
「これが私のペースだ!」って胸張って行動できる境地に至りましょう。
他者や自分の理想に影響受けまくっている今の方が、カッコ悪くないですか?
【この記事の一言まとめ】
『空白』は自分磨きができる『チャンスタイム』だと考えましょう!
それでは!
以上、弥津でした。