こんにちは、社会福祉士兼業ブロガー・弥津(@yazusui)です。

良き仲間や友人だと思っていても、いざとなった時に助けてくれない人っていますよね・・・。
裏切られた感じたして、物凄くショックですよね?
このように、仲間の信頼度は『他者が窮地になっている時の態度』で分かるもの。
この記事で分かること
- 自分が仕事で窮地に陥った時、仲間がどんな態度をするか良く観察すべし!
- 窮地に陥っている姿を見た時に『全肯定で守ってくれる上司・同僚』は信頼できる!

日頃仲良くしてくれている人でも、面倒そうな出来事が目の前で起きていると、逃げ癖が出てしまう時が・・・。
本性は、困難な状況を目にしたときの反応で見破れます。
『裏切られたと感じた時の対処法』は以下の記事を参考にしてみてください。

というわけで、今回は『自分が仲間だと思っている人が「どれだけ信頼できるか(信頼度)」を見極めるポイント』について説明していきます。
窮地をみて、共に戦ってくれるのか、それとも逃げるのか。

他者が面倒を起こしている時に「逃げて自分を守ろうとするのか」、それとも「自分が巻き込まれる覚悟で守ってくれるのか」で信頼度がはかれます。
仲間と相思相愛ではないと分かった時の悲しさ
日頃、仲良く仕事ができていたり、共に遊んだり。
そんなあなたにとっての身近な『仲間』は、本当に信頼できる人ですか?
人間不信気味な私が、先日「相手が信用できる人なのかを識別するには、自分が窮地に陥った時の態度・対応をみれば分かる」と思った出来事がありました。
こちらは「信頼できる仲間」だと思っても、『相思相愛』ではなかったということも・・・。
結構簡単に裏切られるものですよね。
その理由は、人として仕方がない一面も・・・。
もともと動物に備わっている『自己防衛本能』です。
自分を守る意識の強い人は、他者が窮地に陥っている姿をみると自分に飛び火しないように『防衛網』をはろうとします。
たとえば、『知らんふり』、『他人事のような態度』、『対処策が思いつかないという』などのような姿です。
それにそういう私も、もしかしたら過去に仲間を失望させ、信頼を失う態度をとっていたのかもしれない・・・仕返し、あるいはブーメランなのかもしれませんね。
ちなみにブーメランに関しては以下の記事をご参照ください。
このようなことを思いながら、私が他者から信頼される人間になる為には、どのような点に注意をすればいいのかを考える契機になりました。
私の「仲間の本性」を知った悲しい経験
ここからは、「うちの職場の同僚は全員信頼できない」と分かった悲しい経験を一例としてお話しします。
先日、普段通りに仕事(ケアマネジャー業務)をしていた午後・・・一本の電話が入ります。
相手は他のケアマネ事業所に勤務するA子さんです。

私への苦情が多い高齢者とその家族に困っている。私もこれ以上対応できないので担当をおりたい。担当引き継ぎをお願いしたい。
このような内容の相談でした。
聞けば、ケアマネとして関わってきた高齢者とその家族が、自分や行政に対して苦情を訴え続けていると言います。
自分では対処できないので、他の事業所に担当引き継ぎをお願いしたいということです。
しかし、普通そのような話を聞くと、そのトラブルの原因は何なのかを確認したくなりますよね。
それが分からずに、引き受けるとかできないもの。
ですから、私はそのケアマネA子さんに尋ねました。

どうして苦情ばかり言うんでしょう? 何か誤解などのきっかけでもあったんですか?
すると、そのケアマネA子さん・・・

え? 特に原因なんて無いと思いますよ。もともとがクレーマーなんですよ。

『もともとクレーマー』!!??

原因と考えずに『もともとクレーマー』という言葉で終わらせようとするケアマネA子さんの態度にも違和感だらけ。
さらに私の違和感は、そのずさんなのは引き継ぎ方法にも・・・。

私が一緒に訪問すると相手が興奮するかもしれないので、そちらで連絡して訪問してもらえますか?
??!!!
来た!! 完全なる『丸投げ』!!!
その方の充分な情報がもらえない状態で、どう引き継げと??!!
こんな状態では、大概の人が

あんた、自分勝手すぎるだろ!!
って思いますよね。
しかし、ここからがさらに驚き。
実は本当の「もともとクレーマー」はこのケアマネA子さんだったのです・・・。
私がその方の情報をもらえない、またはしっかりと紹介や引き継ぎの為の準備をしてから相談してもらわないと、こちらとしても引き受けが難しいと答えると、ケアマネのスイッチが入りました!!

うちはそちらの事業所からの引き継ぎを以前、気持よく受けましたよね!!! なのに、なぜうちからのお願いには応えてくれないんですか!!!

コノヤローー!!! てめえは何様なんだ!!!
そう思った私は、口調こそ抑えながらも、他者に依頼する時の『常識』を熱弁ふるうことに・・・。

最終的には

もういいです!!他の事業所に頼みますから
そういって電話をガシャン!!
その電話の様子を見ていた同僚たち・・・。
明らかに『引いている感じ』が私に伝わってきます。
約30分電話・・・そのやり取りを見た同僚たちの反応は冷たいものでした。
私が自分の常識を押し付けて、相手を抑えつけようとしていると解釈したようで・・・。

弥津さんに相手への気遣いや言い方に問題はなかった??
私を責める同僚たち。
どんなに相手のケアマネA子さんの横柄さを説明しても

仲良くしてもらわないと、これから私たちが付き合いにくくなる〜
私の話しを聞いてくれる同僚は皆無・・・そして、知らん顔するリーダー。

自分のことばかり考えてる人だらけだな。こんな職場じゃ働けんわ。
相手ケアマネへの怒りに加えて、自分の味方になってくれない同僚たちにも怒りが込み上げ・・・・これ以上はこの職場で働けないかもしれないと感じた、私の苦しい経験でした。
【まとめ】仲間の信頼度が分かる「人が窮地に陥っている時の態度」
これまでのお話で、私がみなさんにお伝えしたいことは
「仲間が窮地に陥っている時に、まずは無条件に肯定してくれる人を信用しよう」
ということです。
その逆に、あなたが窮地に陥っている時に、自分の身を守ることに終始する仲間は信用しないようにしましょう。
前述のように、人には自分を危険から守る『防衛本能』が備わっています。
この本能が強すぎる人は、他者より何より「自分への不都合」を嫌います。
人のせいで自分が生きづらくなることが許せない、あるいは怖いのです。
この『防衛本能』がどう働くのかが問題(防衛本能のない人はない人で問題なのですが)。
その『防衛』が自分一人を守るものなのか、それとも他者と共有されているものなのか。
他者が間違っているものは間違っていると指摘することで、自分を守るという防衛法もあると思います。
間違いを正さないと、ゆくゆく自分もその間違いを容認する『悪しき仲間』とされる可能性がありますし、何にしても「言い返すこともできない、ちょろい奴」として見下されるかもしれません。

そのような悪しき勢力から身を守ることこそ、毅然とした『指摘』や、『主張』。
そして、その指摘の正当性を高めてくれる『仲間』の力が必要なのです。
そうかといって、誰でもできる技ではないのも確か。
敵を作ってしまうというリスクもはらんでいますから。
だからこそ、他者の窮地に対してどういう態度で臨んでいるのかに、その人の『本性』がよく表れるのです。
窮地に苦しむ仲間を見捨てて、自分の身を守る為に固執するのか。
あるいは、「仲間を守ることは、自分を守ることだ」として、防衛本能を共有できるのか。
このように、自分が苦しい状況になったときに、周りの人それぞれがどのような態度であなたに接してくれるのかを見ることで、『信頼度』が図れる。
これはあくまで個人の見解ですが、日頃は親友のようにしていても、あなたが苦しそうにしている時に逃げるようなやつは、その日を最後に友達をやめるべきだと私は思います。
今回の私のように、同僚全員が自分を守ることしか考えていないと分かった場合、その職場では常に「ひとりぼっち」だったことを意味するのかも。
とにかく、窮地の時に「一旦無条件に肯定してくれる仲間」は信頼できます。
あ、そうそう。
無条件肯定してくれる異性は、下心が隠れている場合もあるので、特にやたらと慰めて誘ってくる男性には注意しましょうね。
それでは。
以上、弥津でした。