こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
このように、うざいアピール行動に、自分のペースを乱されていませんか?
アピール行動には、「対話の機会を作る」ことで対処できます。

同僚や友人に妙なアピール行動をしてくる人がいて困っている方に向けて、対処法をお答えします。
それでは、ウザいアピール行動にどう対処していけばいいのかを考えていきましょう。
何もしないと我慢する日々が続くだけなので、実践して現状改善を。
うざいアピール行動をしてしまう心理

ここでは、うざいアピール行動をする人の心理や行動例をみていきます。
アピール行動は「私をみて!」という承認欲求心理の表れ。
- どうでもいい武勇伝を聞かせたがる。
- 異性や目上の人と仲良しなところを見せたがる(仲良しアピール)。
- 自分が疲れているところを周りにわざとらしく見せる。
- 人が褒められているのを見ると、自分の方がさらに優れていると主張してくる(マウンティング)。
『仲良しアピール』に関してはこちらの記事が参考になります。
関連記事『職場で仲良しアピールする人の心境とその対処法』(※別ウィンドウで開きます)
また、自分の方が優れていると主張する『マウンティング』についてはこちらで説明しています。
関連記事『人はなぜマウンティングをするのか?原因と対処法を考えてみた』(※別ウィンドウで開きます)
『アピール』というのは「自分の存在が薄くなっている・・・」と不安を感じているからこそ起こる行動。
「もしかして、仲間はずれになってる?」という危機感にいつも怯えている心理が見えます。
うざいアピール行動をしてしまう心理は、「のけものになってしまうのではないか」という不安なのでしょう。
【実例】アピール行動をするうちの職場の同僚

うちの職場には、職員全員が事務所にそろっている時にだけ、「これを見ろ!!」とばかりに独特な行動をとる職員がいます。
仕事中に突然、デスクについた状態のまま「目を閉じて自分の世界に入りながら、ヨガを行う同僚(男性です)」。
「あ〜、疲れで肩と腰が痛い」と独り言を周りの職員に聞かせたあと、目を閉じてヨガ的なポーズを取り、上半身のストレッチを開始します。
長い時は15分くらい、目を閉じたまま自分の世界に入り込みます。
そんで、やってる最中は業務電話が鳴ってても出ません・・・。
そして、終わると「あ〜、すっきりした」とか、「毎日疲れるわぁ」とか吐いて・・・同僚たちと目が合うのを待ちます。
その目は「最近疲れてるね、何かあったの?大丈夫?」と声をかけて欲しいかのように。
人前で独特な行動みせて「恥ずかしくないの?」って私は思うんですけどね・・・。
その後、私は気づきました。

他者からみて絡みづらいアピール行動は、「周囲の人への『こころのSOSのサイン』なのかもしれない」と。
自己アピールしてしなくてはいけないくらい追い込まれた心境を考えてみましょう。
うざいアピール行動が出てきたら理解してあげたい相手の心境2つ

『アピール』は周囲の人に「私を認めて欲しい」と主張している行動。
うざいアピール行動をする人は、以下2つの『追い込まれ感』に襲われている状況なのかもしれません。
- 精神的に孤立している
- 「自分が認められていない?」という不安がある
①精神的に孤立している
うちの職場にいるヨガ男性の行動には、疲れている様子を見せることで「頑張っている姿を全員に気付いてもらいたい」といった心理があると想像できます。
アピール行動をしてしまう彼は、日頃から「ひとりぼっち」な心境に苦しんでいるのでしょう。
その苦労を「誰も気付いてくれない」と感じ、孤独に襲われているとも言えます。
周囲の人に向けて、「自分の頑張りを認めよ」という主張。

俺、具合が悪そうでしょ?
俺だってみんなと同じくらい頑張ってるんよ!
と、承認を求める姿が見えてきます。

そんな私も、苦しい状況を理解してもらいたくてアピール行動をとり続けた時期がありました。
私は職場を変えたことで、ストレスが重くのしかかったのか、自律神経失調症になりました。
自律神経失調症は、見た目だけでは誰も気付きません。
苦しい状況に誰も気付いてくれない上司と同僚・・・。
当時はまだ新人だったこともあり、自分からは体調の悪さを相談できないまま。
そこで私が無意識にとった行動・・・。
勤務中、みんながいる時にわざと、医師から処方された『抑肝散』というイライラを落ち着かせる漢方薬を飲んでる姿を見せたり、ため息を連発するなどしていました。

今思えば、私は「俺はきつい状態なんだよ。こっちから言わなくても気付いてくれよ」というアピール心に支配されていたのだと。
私は当時、「孤立状態」だったんでしょうね。
②「自分が認められていない?」という不安がある
『承認欲求』は誰しも持っているものです。
『承認欲求』については、関連記事『承認欲求のない人は得なのか?特徴や心理が分かれば誰でも変われる』(※別ウィンドウで開きます)で説明していますのでご覧ください。
『承認欲求』というのは、自分の存在を認めて欲しい、「承認して欲しい」という欲求のこと。
この承認欲求ですが、グループの中にいる時、特に強く出てしまいます。
人によっては、他者に馬鹿にされたくないという思いから
- 「スポーツやっている」アピール
- 「楽器やってる」アピール
- 「友人が多い」アピール
など、かっこいい自分を見せつけようとします。
自分の特別さをアピールすることで、グループ内でも「誰にも負けない価値ある存在」だと認めさせようとしているのです。
アピール行動の原因は「自分が小さくみられているという不満から『自分の尊厳を取り戻したい』と強く求めている状態だから」とも言い表せます。
うちの同僚のヨガアピールは「あなた達が知らない趣味を俺は持っている」という、自分の優位性を見せつける行動であるとも考えます。
ここでも「俺をちゃんと認めてくれよ」という、傷んだ心の『SOS』サインを感じますね。
アピール行動は、精神的に追いつめられている証拠なのでしょう。
うざいアピール行動への対処法を考える

アピール行動を起こしてしまう心理・心境が分かったとはいえ、「不快な行動」であることは事実でしょう。
時にあまりにしつこく、他者を疲弊させたり、心を傷つける場合があります。
- 自らの心を落ち着かせよう
- 対話の機会を作ろう
自分の身を守る意味でも、アピール行動を目にした際は対処を。
①自らの心を落ち着かせよう
アピール行動に心を惑わされないように、日頃から心を落ち着かせる取り組みをしておきましょう。
心のモヤモヤ・イライラが改善できるサービスを、こちらの記事で提案しています。
心をすっきりさせたい方は参考にしてみて下さい。
関連記事 『在宅で取り組める心のモヤモヤ・イライラを改善する方法まとめ』(※別ウィンドウで開きます)
また、おすすめ「【ドクター・ポジティブイ】」のようなメンタルサプリの力を借りるのもいいでしょう。
②対話の機会を作ろう
まずは、アピール行動をとってしまう人との「対話」の機会を作ること
対話の中で、アピール行動を生んでいる心理・心境をみつけましょう。
相手のアピールの原因は、SOSを受け止めなければ「分かり合う」ことは難しい。
会話をしているうちに、その人の溜め込んでいる『訴え』や『主張』が吐き出されるはずです。
また、分かり合う為に、心配や賞賛を伝える声掛けをしてみましょう。
私のように「絡みづらいな」でスルーせずに、「どうしたの? 疲れているんじゃない?」と、心配する声をかけてあげるのです。
「私に関心を持ってくれる人がいる」と思うことで、孤独感が解消され、無用なアピール行動が減ってくるでしょう。
アピールさんは、会話後の爽快感を得られれば、いったんそれ以上は求めなくなります。
③自分軸で生きるようにする

うざいアピールに気を取られてしまうのは、『他人軸』で生きているからかも。
他の影響を受けないように『自分軸』で生きるようにシフトしてみましょう。
自分に集中できるようになることで、心にゆとりを持てるように。
そのためには、自己覚知に有益なツールが必要。
私がオススメする下記ツールを活用すれば、『自分軸』で生活出来るようになります。
これにより、これまであまり意識できていなかった自分の「理想の未来」や「潜在的な欲求」が見えてきます。
ジャマな『他人軸』を排除して他に影響を受けずに自分にまっすぐに生きられるようになりましょう。
新しい自分に生まれ変わりたい方は、是非お試しを。

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【まとめ】

あなたが苦悩を共有してくれる意思を示すことで、常に本音を伝えてくれる『打ち解けた関係性』に発展するかもしれません。
理解者ができれば、アピール行動は無用になる可能性があります。
- うざいアピール行動が出てきたら理解してあげたい相手の心境2つ
- ①精神的に孤立している
- ②「自分が認められていない?」という不安がある
- うざいアピール行動への対処法を考える
- ①自らの心を落ち着かせよう
- ②対話の機会を作ろう
みなさんも、他者のアピールをただの問題行動だと捉えずに、その裏にある『理由』に関心をもってあげましょう。
それでは!
以上、弥津でした。
自己主張・アピール行動の多い人が身近にいるのでウザイ。
どうしたらいい?