こんにちは、幼い時から親から褒めてもらった経験のない、社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
「褒められて伸びるタイプ」と自分で言う人に違和感、ありませんか?
「褒められて伸びるタイプ」と自分で思い込んでいると、成長のきっかけをつかめないままになります。
「褒められて伸びる」という言葉に逃げている人が成長できない、その理由を解説します。
「褒め」を自ら求めるのは、『ぬるま湯』につかっているようなもの。
この記事を読むと、厳しい指摘を受け入れる姿勢を周囲にみせた方が有意義だと思えるようになります。
「私は褒めて伸びるタイプ」と自ら言う人に出会った経験談
研修会の合間、私の近くに座っていた男性が一緒に参加している女性に、こう話している声が聞こえてきました。
僕は叱られると萎縮しちゃうんですよね。
どちらかというと、褒められて伸びるタイプというか・・・。
「褒められて伸びるタイプ」って、自分で言うんだぁ・・・。
私はその言葉に違和感が・・・。
ですが、自分で「私は褒められて伸びる」と言う人は本当に伸びるんでしょうか?
そして、私にこのような思いが・・・
「私は褒められて伸びるタイプです」と公言する大人は、『叱られるのが怖いからやめてください』と事前にお願いしていることと同じだと感じるんですよね。
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心をすっきりさせたい方は参考にしてみて下さい。
関連記事 『在宅で取り組める心のモヤモヤ・イライラを改善する方法まとめ』(※別ウィンドウで開きます)
「褒められて伸びるタイプ」と自分で言う人が伸びない2つの理由
私が考える、「褒められて伸びるタイプ」と自ら話す人が伸びない理由について解説します。
- 学びの機会を得られないから
- 本当に褒められて伸びるのは「自分に厳しい人」だから
私としては、この2点があると思います。
①学びの機会を得られないから
自ら「私は褒められて伸びる人です」と公言するのには、その人なりの「目的」あり。
それは
「叱られることのないように、事前に防衛線を張ること」。
先程お話したように、「私の心が傷つくのが怖いので、私の喜ぶことだけ言って下さいね」って、事前にお願いしているに他ならないと思います。
しかし、「痛みのない道」ばかり通ろうとしては成長しませんよね。
不正解や失敗といった「痛み」の中にこそ、「進化のヒント」があるのです。
自分の欠点や改善点を見つめ、それを克服した先に『成長』があります。
「悪いところ指摘されると嫌なので、うまく行ったところだけで見てて下さい」では、教育を受ける機会を失ってしまいます。
成長は「他者からの教育的指導を受けた時」がきっかけになることの方が多いと思います。
ときに、目上の人から指摘やお叱りを受けたりする事で、「新しい自分に変わらねば!」という自覚が芽生えるもの。
成長するには、今の自分が間違っていると教えてもらう必要があります。
他者の迷惑をかけていたとしても、「それでいいんだよ。君はいつも正しい」と褒められると・・・勘違いしつづける大人になってしまいます。
そこが『私を褒めてください』とアピールする人の大きな問題点。
正しい方角を示してもらい、進路を修正しながら経験を積み、成長していくのです。
逃げ癖については、関連記事『仕事やプライベートで逃げ癖が出る原因と「逃げ癖」克服法3選』(※別ウィンドウで開きます)で説明していますので、参考にしてください。
②本当に褒められて伸びるのは「自分に厳しい人」だから
国際大会で好成績をおさめるスポーツ選手やプロ選手の多くは「負けず嫌い」ですよね。
「自分に負けたくない」、「ライバルに負けたくない」という思いで自分に厳しいハードルを設定し、精進しています。
自分に甘い選手では成功はしませんよね。
スポーツ選手で大成する人の大半が自分に厳しい「完璧主義者」いう一面の持ち主といえます。
自分に厳しい人は、常に今の自分に満足していません。
自分自身に「もっとできるだろ!」、「なぜ出来ない!」といったように、自分に向けて「WHY」を投げかけています。
しかし、それによって自分で自分を追い詰めてしまうこともあります。
そのまま自分を追い詰め続けるだけでは、「自己否定」の連続で最後には自滅してしまうでしょう。
完璧を求めるがあまりに「自己否定」を繰り返す心理を開放するには、褒めて「自己肯定」に導いてあげることが有効。
「自分を叱る」を続けている人には「他者から褒めてもらう」という行動によって、「自己否定」の呪縛から解き放つことができます。
一方、自分に甘く「褒めて」と周囲におねだりする人は、「今の自分のままでいたい」という守りの姿勢が強く、進化のきっかけを掴めないのが分かります。
そういった理由で、自ら「褒められたら伸びる」と言う人は、褒めても伸びないのです。
「褒めてほしい」と甘えずにどう自己改革していけばいいのか
大人になると褒められる方が、指導を受けるより「楽」だと分かってきます。
そして、楽な方である「褒めてくれ」という感情の虜に。
褒められて伸びると自負している人は、自分の問題点に気付くことが恐れ、成長が止まっている人と言えるでしょう。
例えれば、整地された平坦な道を走っているランナーと同じ。
走るのは快適かもしれないが、脚力を充分に鍛えられませんし、走りのスキルも身に付きにくい。
逆に、アフリカ人ランナーのように、日頃からデコボコ道を走っている人は脚力も鍛えられるし、起伏への対応スキルも身に付きます。
それと同じで、心身ともに打ちのめされることを恐れてしまうと、挑戦する機会から自ら逃げることになって、実力もつかないまま。
ときには、過酷な状況に挑戦する意識を持ちましょう。
関連記事『人見知りを自称してしまう理由とその癖改善するポイント6選』(※別ウィンドウで開きます)
自己改革には自分軸で生きることが大切
他人に影響を受けていると、自分に集中できませんよね。
それでは、ストイックになりきれません。
自分に集中できるようになることで、心にゆとりを持てるように。
そのためには、自己覚知に有益なツールが必要。
私がオススメする下記ツールを活用すれば、『自分軸』で生活出来るようになります。
これにより、これまであまり意識できていなかった自分の「理想の未来」や「潜在的な欲求」が見えてきます。
ジャマな『他人軸』を排除して他に影響を受けずに自分にまっすぐに生きられるようになりましょう。
新しい自分に生まれ変わりたい方は、是非お試しを。
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【まとめ】
今回は「褒められて伸びるタイプ」と自分で言う人は褒めても大して伸びない理由について考えてきました。
- 「褒められて伸びるタイプ」と自分で言う人が伸びない2つの理由
- ①教育の機会を得られないから
- ②本当に褒められて伸びるのは「自分に厳しい人」だから
頑張っているあなたの印象を悪くさせてしまうので、「私は褒められて伸びるタイプ」という自己評価は口に出さずに心に秘めておきましょう。
それでは!
以上、弥津でした。
自分で「私は褒められて伸びるタイプ」と言う人は、本当に伸びるの?