こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
心の不調を感じながらも心療内科受診には抵抗がある方、多いのではないでしょうか?
自律神経失調症の苦しさは、心療内科受診で改善します。
しかし、治療は長期戦覚悟で。
不定愁訴に悩まされている方に向けて、私の心療内科での治療経過を解説します。
心療内科に受診したいけど、実際に気分不良は治るのかに不安がある方に、参考になる記事かと思います。
ようやく心療内科受診にこぎつけた私
苦しい不定愁訴に悩み続け、一念発起して心療内科に電話したものの、「予約は2週間先です」、「20日先です」、さらには「2ヶ月先です」と言われて、受診に至らなかった私。
そんな私を救ってくれた「予約必要なし」の心療内科。
受診までの流れ【受診編】はこちら。
関連記事『心と体の不調が治らないので心療内科に行ってみた①【受診編】』(※別ウィンドウで開きます)
私の自律神経失調症の具体的な症状は以下の通り。
- 頭全体が重い
- 心臓が時々バクバクする(大きな動悸)
- 無意識に歯を食いしばってしまう
- イライラして集中できない
- 首から肩にかけて激しいコリ
- 息苦しい
- 吐き気
- 深夜2〜3時に体がむず痒くて目が覚めてしまう
ちなみに、心療内科受診前に試した市販薬のレビューはこちらです。
結論を言うと、市販薬では強い気分不良は治せませんでした。
関連記事『自律神経失調症に市販薬「パンセダン」は効くのかを検証①』(※別ウィンドウで開きます)
関連記事『自律神経失調症に市販薬「パンセダン」は効くのかを検証②』(※別ウィンドウで開きます)
関連記事『自律神経の不調からくる拮抗状態にコリホグスはどれだけ効くのか①』(※別ウィンドウで開きます)
関連記事『自律神経の不調からくる拮抗状態にコリホグスはどれだけ効くのか②』(※別ウィンドウで開きます)
どこの心療内科も予約は当分先。
そんな中で奇跡的にみつけた「予約制なしの心療内科」。
受診した後の治療が肝心。
どのような薬が処方されて、私の症状は実際に治ったのか、詳しく説明します。
バセドウ病ではなくて一安心
激しい動悸がどうもこうも治まらない私でしたので、バセドウ病の検査をすることになりました。
結果は、バセドウ病ではなかったです。
下の画像は、検査結果なのですが、◯をつけている箇所が正常範囲内でしたので、バセドウ病ではないとのこと。
一安心・・・。
でも、中性脂肪がバリバリ高いです。
血液検査をするとは思わず、待ち時間が長くなる事を見越して菓子パンを食べて行ったのが原因かもしれません。
そして、私の気分不良を改善するために、内服薬が処方されました。
心療内科の服薬内容と治療の経過
- 処方されたお薬の内容について
- 最初の二週間
- 服薬内容の見直し
私に処方されたお薬は以下の2種類。
①処方されたお薬の内容について
- 「デパス(一般名:エチゾラム錠)」
- 「トリアゾラム(「ハルシオン」の後発薬)」
デパスとは
『デパス』は抗不安薬。
ストレスで脳の働きが拮抗しっぱなしの状態から戻れなくなったのを改善してくれるお薬。
【デパス】
ベンゾジアゼピン系抗不安薬
脳の興奮などを抑えることで不安、緊張、不眠などを改善する薬
『ベンゾジアゼピン』は、GABAA受容体における神経伝達物質のγ-アミノ酪酸(GABA)の作用を強めることで、鎮静、催眠、抗不安、陶酔、抗けいれん、筋弛緩に導く効果がある成分です。
気になる副作用は「眠気、ふらつき、けん怠感、脱力感、発疹、じん麻疹、かゆみ、紅斑」など。
心身がコチコチの私には、効果が期待できそう。
緊張が解きほぐされて体が楽になってくれるでしょう。
トリアゾラムとは
また、『トリアゾラム』について。
トリアゾラムは、睡眠薬として名の知れた「ハルシオン」の後発薬(ジェネリック)。
【トリアゾラム】
ベンゾジアゼピン系睡眠薬
脳の活動を抑えることで眠りやすくし、睡眠障害などを改善する薬
こちらも『ベンゾジアゼピン系』。
副作用は「眠気、ふらつき、めまい、頭痛・頭重、発疹、かゆみ、倦怠感」です・・・睡眠薬なのに、副作用に「眠気」ってなんなんでしょ?
それはいいとして、とにかく服用したら外出や車の運転は厳禁です。
②最初の二週間
デパス0.5mgと、トリアゾラム0.25mgを二週間分から開始となりました。
デパスは朝と昼の一日2回。トリアゾラムは就寝前。
私の場合、デパス0.5mgを飲んでも眠気はたいしてありませんでした。
普通に出勤できましたし、仕事中も眠気で集中できないこともなし。
その一方で、トリアゾラムは凄すぎ。
入浴後にトリアゾラムを服用したところ、めまいを感じました。
「これはやばい」と思い、床につこうとしたのですがフラフラ。
家族に体を支えられて寝床に移動する始末。
医者からもらう睡眠薬はなかなか強烈。
服用したら外出は絶対NGですね。
【一回目の処方】
デパス0.5mg + トリアゾラム0.25mg(14日分)
《デパス0.5mgの効き目》
- 肩こりは飲みだして2日目には改善の実感あり
- イライラ感も軽減し、徐々に仕事が落ち着いてできるように
- 数日飲んだ程度では、歯の食いしばりや吐き気、激しい動悸はさほど改善せず
- 眠気などの気になる副作用は感じなかったが、たいして効いていない印象
《トリアゾラム0.25mgの効き目》
- 服用しだして1〜3日は、一気に襲う強烈な眠気とふらつきに悩まされる
- 睡眠導入は抜群だったが、睡眠が持続せず中途覚醒する事たびたび
- 激しい動悸は治まらず、熟睡できたと思える夜はほとんどなし
最初の二週間は、「治った」と思える状態までは至れませんでした。
今の私には、この処方では弱いのか。
③服薬内容の見直し
二週間分の薬が終了したので、再受診。
薬を増やしてみましょうか。
次は、デパス1mgに増量。
そして、トリアゾラム0.25mgに加えて、青い薬(ハルシオン?)を半錠追加。
さらに二週間、服薬で様子をみることに。
運転や仕事に影響するほどではなかったですが、デパス1mgとなると体のだるさを少し感じるように。
それに、トリアゾラム+青い薬は、すでに14日間トリアゾラム0.25mgを飲み続けていたせいか、フラフラ状態になる事はありませんでした。
ようやく気持よく入眠して、朝方早めに目が覚められるように。
【二回目の処方】
デパス1mg + トリアゾラム0.25mgと青い薬(たぶんハルシオン半錠)(14日分)
《デパス1mgの効き目》
- 息苦しさや胸の締めつけ感、激しい動悸が一週間もしたら落ち着きました
- 歯の食いしばり感も明らかに軽減
- でも、1mgになると副作用の「眠気」を感じるように
《トリアゾラム0.25mg+青い薬の効き目》
- トリアゾラムに慣れも出てきたのか、急激な寝落ちはなくなる
- 中途覚醒や夜間のムズムズ脚症候群は治まる
- 睡眠薬の量が増えたせいか、翌朝に眠気が残る
- 通勤時の車の運転には注意が必要
薬を強くしてもらったら、つらい症状が改善してきました。
強い倦怠感やイライラ感は確実に治まりました。
薬の量が増えて強くなったので、「眠気」という副作用には悩まされましたが、苦しい自律神経失調症の症状は明らかに軽減。
普段通りの生活ができるまでに・・・よかったぁ。
私の場合は、受診から症状改善の実感までに一ヶ月かかりました。
ただ、根本的な原因(ストレス)を取り除く工夫をしないと、今後も再発する可能性があるのかなと思います。
服薬治療と同時に、ストレス源の除去にも取り組みましょう。
心のモヤモヤ・イライラが改善できるサービスを、こちらの記事で提案しています。
心をすっきりさせたい方は参考にしてみて下さい。
関連記事 『在宅で取り組める心のモヤモヤ・イライラを改善する方法まとめ』(※別ウィンドウで開きます)
心と体のバランスを崩ししたら、気兼ねせずに心療内科に相談するのがいいと思った私でした。
早期治療が重要です。
お酒好きと心療内科の相性の悪さ
最後に、心療内科に受診したら「お酒はやめよう」というお話を補足。
デパスやトリアゾラム(ハルシオン)はお酒と一緒に飲んだら大変危険な薬です。
眠気が猛烈になることもそうですが、「薬に依存しやすくなる」のだとか。
飲酒が習慣化している方は、「心療内科での治療が始まった際にお酒をやめられるのか」が重要。
私は、睡眠薬を帰宅後早い時間に飲むことで「飲酒する時間を自分に与えない」という対処法をとっていました。
治療を確実なものにするためには、お酒をやめる心構えは必要ですね。
自分軸に変えてメンタル改善を試みよう
他者からの影響を強く受け過ぎているとメンタルを崩してしまいます。
医師への受診やお薬に抵抗のある方は、自己改革をしてみましょう。
他人から影響を受けてしまう『他人軸』ではなく、『自分軸』で生きてみる方法を身につけて自らを変えてみてはどうでしょうか。
自分に集中できるようになることで、心にゆとりを持てるように。
そのためには、自己覚知に有益なツールが必要。
私がオススメする下記ツールを活用すれば、『自分軸』で生活出来るようになります。
これにより、これまであまり意識できていなかった自分の「理想の未来」や「潜在的な欲求」が見えてきます。
ジャマな『他人軸』を排除して他に影響を受けずに自分にまっすぐに生きられるようになりましょう。
新しい自分に生まれ変わりたい方は、是非お試しを。
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それでは!
以上、弥津でした。
不定愁訴で苦しい毎日を改善させたい。
心療内科の受診は具体的にどのような感じ?