こんにちは、社会福祉士ブロガー・弥津(@yazusui)です。
このように、自分の性格を『自己中』のように言われても、何をどうすればいいのか分からない方、いるのではないでしょうか?
『自己中』というと自分の世界だけの問題のようですが、他者に期待しすぎるからこそ、自己中心的な思考になるとも言えます。
他者への期待癖を改善すれば、自己中は直ります。
社会福祉士としての相談業務の経験から、今回はこの疑問にお答えします。
多くのポイントを意識する必要はありません!!
自己中と言われたくない人は、これから説明するワンポイントを心がければOKです。
他者に期待する癖、直しませんか?
自己中を直すとしても、自分の何を直せばいいのか分からず、戸惑うでしょう。
自分の問題となる言動を拾い上げても、全て改善は難しい!!
それなら、根本的な原因に目を向ける必要があります。
自己中な人は、他者に軽蔑されてしまう言動を無意識にするもの。
かりに、その都度指摘されたとしても、その数の多さにパニックになるかもしれません。
そうなると、改善は難しいですよね。
だからこそ、自己中言動の元となっている『根本的な原因』は何なのかを見つける必要があるのです。
例えれば、雑草の葉部分をいくら枯らしても環境は変わらない。
ようするに、改善したいのであれば、『根絶やし』にしなければいけないのです。
では、自己中の『根』は何なのか?
私が考える自己中の根は、「他者に期待する癖」、言い換えれば「他者依存の癖」です。
自己中だとして評価を落とす前に、他者に期待する癖、直しませんか?
関連記事『連絡を待てない人の心理と特徴を理解して対処法を身につけよう』(※別ウィンドウで開きます)
自己中な人が他者に期待しすぎる4つの理由
では、自己中な人が他者に期待しすぎる4つの理由を紹介していきます。
- 心が傷つくことが怖いから
- 絶対的に自分が正しいと思っているから
- 誰よりも優れていると過信しているから
- ボスになりたい欲求が強いから
以下に順を追ってお話ししていきますね。
①心が傷つくことが怖いから
自己中な人は、態度が大きいので打たれ強いように見えるかもしれません。
しかし、あくまで私の経験上の評価になりますが、その逆で、結構打たれ弱いです。
打たれ弱さを脳は自覚しているので、過度なストレスがかかるリスクがあると察知すると、回避行動の指示を出します。
例えば、自分が失敗して心が傷つく危険があると察知したら、他者に譲り、リスク回避。
ときに、難しい、面倒な役割だと分かれば、自分のするべき仕事を放棄さえします。
ようするに、自分が可愛くてたまらないのです。
自分の心が傷つくのが怖くて、他者に嫌なことを丸投げ。
その身勝手な回避行動が、自己中だとされるのです。
②絶対的に自分が正しいと思っているから
絶対的に自分が正しいという思考の人も、他者のせいにする傾向が強くなります。
なぜなら、自分はどんな時も正しく、間違いなどおかさないと思い込んでいるから。
仮に、自らに否があると気づいても、常に正しい自分をキープするために、他者に責任を押し付けてしまいます。
完璧に正しい自分を保つために他者に依存していると言えます。
自己愛が強い人に見られる傾向なので、対処法は関連記事『自己愛が強すぎる人の良い点・問題点と8つの対処法』(※別ウィンドウで開きます)を参考にしてみて下さい。
③誰よりも優れていると過信しているから
自己中な人は、自信過剰なパターンが多いと感じます。
過去に私が「この人、自己中だ」と思った方のほとんどが、ナルシスト系でしたし・・・。
自己中の極みと言える私の元上司は、自分の能力は誰に負けないと自ら口にするほどの能力過信家でした。
その一方で、ひとりで挑む勇気はなく、何かにつけて「全員で取り組むべきだ」が口癖。
都合のいいところで、自分ひとりの手柄にしようとする露骨さも持ち合わせていました。
優れている自分を崩さないために、強制的に周りの人を巻き込み、どうにか成功に持っていく。
自分の能力を発揮するより、他者の力を利用して、自らの優位さを誇示しようとするのです。
関連記事『仕事に慣れてきた時に陥る自信過剰な「勘違い期」を乗り切るには』(※別ウィンドウで開きます)
④ボスになりたい欲求が強いから
グループのリーダーとして君臨することに憧れる人は、他者を支配したい欲求を常に持っています。
ボスになるために、自分の優位性をアピールしたり、マウンティングしたりします。
周りの人たちに服従を求めるため、他者への期待が強くなる傾向があります。
自分の思うように動いて欲しいと要求するのです。
それゆえに、自己中言動が止まらなくなります。
他者への依存心をなくせば自己中は改善する!!
このように、自己中な人は他者に依存的な思考が強いと捉えられます。
自己中と聞くと、自分の世界だけで言動している人のように思えますが、自分の『欲』を満たすために、他者に多くを求める人、利用する人という側面の方が強いのです。
そう考えると、自己中改善の根本的なポイントが見えてきますよね。
ようするに、精神面の自立が重要なのです。
自分の中にある、他者への期待癖を改善すれば、おのずと自己中もおさまるのではないでしょうか。
自分が好きなようにしたいがゆえに、他者への依存心が強くなっていないか。
誰ともつるまず、一人で判断、一人で行動。
公私ともにここを注意して生活すれば、自己中を発揮する場も自然と減少します。
自己中な人は寂しがり屋の側面を持っているのは、常に誰かに自分を見ていて欲しいと期待しているから。
孤独な状況に慣れることも、自己中改善のコツと言えます。
関連記事『一人の時間を増やす事が必要な理由と上手に孤独と付き合う方法』(※別ウィンドウで開きます)
【まとめ】
今回は、『自己中な人が他者に期待しすぎる4つの理由と他者依存の改善法』を紹介しました。
自分がどの程度の自己中なのか、自覚って難しいですよね。
それならはじめから、自分はかなり自分勝手だと決めつけ、無条件に上記改善のコツを意識すれば問題なし。
誰でも自分勝手な面は持ってますからね。
だからこそ、他者依存の意識を排除し、孤独を恐れず、一人で考える癖をつけるよう心がける。
私も家族や仲間を不愉快にさせないように、注意していきたいと思います。
それでは。
以上、弥津でした。