こんにちは、社会福祉士兼業ブロガー・弥津(@yazusui)です。
このように、こちらの声がかき消されるくらいの大音量で話す人がいると、何かとストレスですよね。
でも、大丈夫です!!
この記事で分かること
- 話し声が大きくなる理由。
- 話し声の大きな人にどう注意すれば静かにできるのか。

話し声が大きな人がいて迷惑だと感じている方に向けて、私が実際に考えた対処法をもとにお答えします。

というわけで、今回は『話し声が大きい理由とそういった人への注意の仕方』について説明していきます。
なぜ声が大きいと良くないのか、その『理由』を説明できるようになろう!
大半の場合、話し声が大きい人は無意識。
無意識な部分を指摘されても、自分の事と思って相手にしてくれません・・・それどころか、怒りをかう可能性が。
「声が大きいと問題だ」という具体例を提示してあげると治まるケースがあります。
お困りの方は、参考にしてみてください。
話し声が大きい人の6つの理由
まずは、「大きな声で話す」という行動にはどんな心理要因があるのかについて見ていきましょう。
話し声が大きくなる理由は難聴というケースがあるでしょうが、それ以外にも心理的な要因が関連しています。
それでは、この理由について6つに分けてご説明します。
会話している自分を見て欲しい(自己顕示)
大きな声で話す人は、周囲の目を自分に向けようとする心理が働いています。
声の大きさは「私の存在は大きいんだぞ!!」という、自分のデカさを示すことそのものなのです。
また、自分が常にグループの中心にいることを求めており、リーダーやボスとしての「力」を見せつける行動でもあります。
大きな声で話して自己主張することで、周囲の人達を「支配」する意味合いがあるのです。
自分の意思が伝わるのか不安

「私は説明が下手なので、相手にしっかりと伝えられるだろうか・・・」
このような相手への不安感があると、「どうにかして充分に伝えたい!」と気持ちが高ぶり、大きな声として表れます。
この場合、本人は一生懸命なだけに、自分の声が大きくなっている事に気付いていません。
私の仕事は在宅高齢者支援ですが、会話の相手が高齢者なのもあって、電話の声が自然に大きくなりがち。
最近は電話の性能がいいので普通の声で充分なのですが、どうしても「聞き取れないと困る」という心理に支配されて、つい大きな声になってしまいます。
人との交流に自信がある
怯えや不安感はそこにはなく、余裕があるが故に、周囲に気配りが欠けてしまいがち。
自己中心的で、ある意味やりたい放題とも言えます。
そんな「できる自分」を周りに見て欲しいという欲求もあって、意図的に大きな態度になっているケースもあります。
ストレスを吐き出している
この場合は、ストレス耐性が弱く、溜めることが苦手な人です。
ストレスの吐き出し方は、大きな話し声だけではなく、ため息や音をたてる、体を動かすといった行動に出てくることもあります。
これも、ストレスでパンクしないように脳が吐き出し司令を出すことが原因なので、完全に無意識です。
空気を自分色に染めたい
静かな空気だったり、真面目な空気の中にいることが苦手な人もいます。
こういった人からすれば、大人し過ぎる空気を打ち破らなければ自分の快適な環境にはなりません。

このタイプの人は公私の区別をつける事が苦手で、仕事中の真面目な場面でも不必要なジョークを言ったりして場を緩くしようとします。
周囲の人達からすれば、ただの「空気が読めない人」ですけどね。
常に明るく楽しい
場を自分のものにしたいという想像はなく、何をしても陽気なだけです。
自分の利益の為に他者を陥れるような面もなく、信頼のおけるムードメーカー。
ただ、常に陽気なので、どうしてもテンション高めで声が大きくなってしまいます。
話し声が大きい人への注意の仕方4つ
話し声が大きな人にも様々なタイプがあります。
そのタイプ毎の対処法がありますが、今回は共通する「注意の仕方」を取り上げます。
仕事やプライベートで注意する時の参考にしてみて下さい。
穏やかに話す事の効果を説明する
明確な理由の説明がないまま、「話し声がうるさい」と言っても、ただの感情論で押さえつけられているようにしか捉えてくれません。
電話や面談での大きな声は、本人にその気がなくても、聞いている側からすれば「高圧的」に感じます。
明るく楽しい雰囲気を醸し出しながらでも、印象は変わりません。
落ち着いて話すことで、相手への圧力を抑えられます。
相手も構えることがなくなり、話す内容もしっかりと頭に入ります。

また、穏やかに話すもうひとつの効果は「説得力が増す」という点。
大きな声で説明されると、どこかセカセカと騒がしい気分になります。
穏やかに論調は信頼感を与えます。
個人情報漏洩の危険性を伝える
話し声が大きな人で最近、心配なのが「個人情報の漏洩」です。
職場において職員のデスクが近い場合、隣で話している人の声が相手に聞こえている時があります。
話し声の大きな人が電話応対していると、その話している内容が応対中の他の電話に聞こえてしまいます。
また、面談中も同じ。
相談者の話している内容を大きな声で復唱するすれば、同じ事務所にいる関係のない他者にも情報を与えるようなもの。
周囲が騒がしいせいなのか尋ねる
周りが騒々しいと、どうしても声が大きくなるものです。
「私達がうるさくて電話が話しづらいとかない?」
そう切り出して、職場環境はどうなのかの意見をもらいましょう。
「〇〇さん、少し声が大きく感じるから、電話が聞き取りづらいのかと思ってね。もし、そうだったら遠慮なく言ってね」
こう言われると、人に気を使わせていることに引け目を感じて、自分の話し方に配慮してくれるようになるでしょう。
無理し過ぎていないか心配してみる
人は無理している時、パワーを振り絞ろうとするために声が大きくなってしまいます。
「だいぶ疲れてない?」と切り出し、「声が大きくなっているから、無理して話しているように感じるから」と、心配な様子で伝えましょう。
心配してくれているという優しさが、指摘のショックを和らげてくれます。
【まとめ】
いかがでしたか?
今回は話し声が大きい人の理由と注意の仕方についてご説明しました。
【この記事のまとめ】
話し声が大きくなるのにも理由があります。
なぜ声が大きいと良くないのか、その『理由』を説明してあげれば治まる可能性があります。
『うるさい』、『迷惑』といった言い方は控えましょう。
みなさんも自分なりの接し方を考えてみて下さいね。
それでは!
以上、弥津でした。